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北斗晶さんも脱毛‥抗がん剤での脱毛に備えた、医療用ウィッグの選び方

抗がん剤治療による副作用のひとつに脱毛があります。特に頭髪は、周囲からも判るため患者さんにとっては心理的にも辛いもの。経験談を交えながら、医療用ウィッグについてやその選び方をまとめました。

更新日: 2015年11月24日

cheburさん

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すべての方に起こるわけではなく、程度も治療の組み合わせや患者さんのからだの状況によってさまざまです。
残念ながら現在のところ、がんの治療によって起こる脱毛を防ぐ有効な方法はありません。治療前に自分が受ける治療と、それに伴って起こる予想される脱毛の程度を確認し、心身共に自分にできる準備をすることが大切です。

抗がん剤による化学療法は、何らかの原因によって毛をつくる作用を妨げます。

「脱毛」というと髪の毛がすぐにイメージされるますが、抗がん剤の治療は全身治療ですので、髪の毛だけでなく、全身の体毛に影響がでます。

使用する抗がん剤の種類によって、髪の毛が抜けるものや、眉毛やまつげ、アンダーヘアー、産毛などが抜けるものがあります。

多くの場合、抗がん剤による脱毛は一時的なものですが、個人差、治療の組み合わせにより異なります。

私は乳がんの治療で、FECとドセタキセル、2種類の抗がん剤を受けました。FECは頭髪。ドセタキセルは体毛が抜けましたが、抗がん剤治療を終えて1ヵ月程から生え始め、最初に脱毛した一年後にはもうベリーショート位になりました。

脱毛は治療開始後2〜3週間で始まる

通常、治療開始後2〜3週間後で髪が抜け始めます。脱毛の程度は人それぞれですが、たいていの人は治療が終わると1~2ヶ月で再生がはじまり、うぶ毛のような毛が生え始めます。3~6ヶ月(早い人では2~4ヵ月)経過すると、ほとんど回復します。

こちらは代表的な抗がん剤と、それぞれの脱毛がおこる程度を高度、中度、低度にわけたものです。
個人差があるので、同じ抗がん剤を使用しても抜け方が違うこともあります。

個人差はあるものの、使用する抗がん剤の種類によって出る副作用は予め予想がつきます。
吐き気の症状緩和のために、制吐薬という吐き気や嘔吐を抑制する薬を使うことがありますし、骨髄抑制による白血球数の減少は、化学療法の実施後8~12日間で起こるためその時期は外出を控えたり手洗いやうがいを徹底する、また発熱時のためにアスピリンや解熱剤等投薬を予め処方することもあります。

医師から、使用する抗がん剤の副作用によって脱毛すると聞かされると動揺する患者さんも多いと思います。
特に仕事などで人に会う機会が多い方は、脱毛によって見た目が変わることを怖く感じるのではないでしょうか。

脱毛は避けられないかも知れませんが、最近では安価でも質の良いウィッグが市販されています。オーダーメイドで高価なものから、インターネットで購入でき手ごろな値段なものまで様々。

ウィッグ以外にも、外出時や夜寝るとき用の帽子などを準備すると重宝します。

抗がん剤治療が始まると体調が思わしくなく、買い物に出るのも辛くなるかもしれません。予め準備をしておくと安心です。
ウィッグの扱いに慣れていない人は、事前に購入しておくと自然に被る練習もできますよ。

ウィッグやウィッグ販売店の選び方

ウィッグは、専門メーカーやファッション雑貨店、通信販売・インターネットショッピングなどで購入できます。洋服と同じで試着できるのが一番良いのですが、体調によっては外出もままならないこともあるでしょう。
通信販売・インターネットショッピングなどでも返品や交換に応じてくれる店もよく見かけますので、そういうお店を選ぶのもポイントです。

- かつらの種類

ファッション用は、髪の毛がありその上から被ることを前提に作られています。一方で医療用は脱毛後の肌にあたっても良いように、裏側の素材が頭皮にやさしく、通気性が良いなど、頭皮に負担が少ないように考慮されています。

予算や好みなどあるので一概には言えませんが、経験者としては、ファッション用は先に書いたように、髪の毛があることが前提なので、ウィッグの髪の毛の量が少なくそのため襟足やもみあげが浮く場合があります。医療用のほうが無難ではないでしょうか。

おしゃれ用のかつらやウィッグは、ファッションの一部として楽しむ目的で作られているため、装着すると不自然に見えるものがあります。 医療用ウィッグは、見た目が自然に見えるものが多いです。

また、医療用ウィッグは薬を使用する前と使用した後の変化に対応できるよう、アジャスターがついています。

もともとの髪の毛のボリュームによっては、事前にサイズ合わせした時よりも脱毛後かなり余裕ができることがあります。私もその一人で、髪の毛の量が多かったので気持ち小さめを選びましたが、それでも脱毛後はゆるくてアジャスターで調整しました。

好みがあるのでどれがあうかは、一概には言えません。
私自身は、脱毛は一時期であり、できるだけ早く準備をしたかったので既製品にしました。値段も3万円前後で探し購入しましたが、職場や取引先で気が付いた人がいなかったほど、よくできたウィッグでした。

- 毛質の違い

それぞれ特徴があります。

[人工毛]
・アクリル系またはポリエステル、ポリアミドなどで作られている
・人毛よりも軽い
・熱や摩擦に弱い。後からパーマやカラーの変更はできない
[混合毛]
人毛と人工毛(合成繊維)をミックスして作られており、形はくずれにくい。
・後からパーマやカラーの変更ができない。
[人毛]
・ドライヤーでセットしたり、パーマやカラーを変更することもできる。
・自然な質感
・色あせや枝毛などのダメージを受けることがある。(白髪がまじっている、なんてことも)

私の場合は、いきつけの美容師さんと相談し人毛を選びました。人毛は特殊加工した人の毛髪です。ドライヤーでセットしたり、パーマやカラーを変更することもできます。人工毛は軽いのですが、てかり感を考えて人毛100%のウイッグにしました。

※ 既製品を自分にあうようにするには

既製品を購入したけど、どうしても違和感が‥という場合、原因は髪質や髪色が自分のものと違うことや、顔の形にあっていないことがあるようです。

行きつけの美容師さんに予めお願いしておき、ウイッグを入手したら被った状態でカットして貰うと、自然に馴染みやすくなります。

ウィッグの販売メーカーによっては、美容院と提携していたり、メーカー店頭に美容師さんがいてケアを受けられることもあります。

こういった調整を考えると、やはり人工毛より人毛のウィッグのほうがおすすめです。

- サイズの選び方

頭の大きさは、髪の毛がある時とない時では1~2cmほど変わります。
毛の量が変化すると、頭の大きさも変わっていくので、購入するときはこの点を考慮しなければなりません。

サイズが調整できるかつらを準備すると安心です。

- ポイントは分け目

購入する前、行きつけの美容師さんにアドバイスを貰ったのですが、いかにもウィッグに見えないポイントは「分け目」だそうです。

つい、色やデザインなどを見がちですが、これは結構重要ポイント。

店頭で購入する際はもちろん、通信販売やインターネットショップで分け目の部分の写真を掲載している場合は、そこをよくチェックしてみてください。

写真のように自然なつむじだと違和感ないですが、中には分け目がパックリしていて不自然なものもあります。

分け目がネットの場合、座った状態などで上から見られるとネットが透けてかつらだと分かってしまうことがあります。また、上からの視線が気になるという方もたくさんいらっしゃいます。

地肌のように見える人工皮膚のものもありますので、販売店で確認してください。

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