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江戸時代のランキング表☆美人から温泉まであった「見立番付」

「売れ筋」から「急上昇キーワード」まで、現代日本人が大好きなランキング。実はそのルーツは江戸時代にあり、大相撲のそれに似たもので、「見立番付」と呼ばれ、街の美人や各地の名湯など、さまざまな種類がつくられた。当時の世相や風俗、日本人らしさが感じられる「見立番付」の世界をまとめ。

更新日: 2019年07月06日

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aku1215さん

■現代日本に溢れるランキング 日本人はランキング好き

「日本人は自分に会うものを徹底的に探すことよりも、『他の人が何を使っているのか』がより気になる民族だ」

「アメリカ人はどちらかというと検索が好きだけれども、日本人はランキングの方が好みだと思う」

最近、増えているジュエリーブランドのランキングサイト広告。ランキング好きの日本人の心理を突いたマーケティング手法。

日本人はなぜランキング好きなのか。 外国人の分析はこうでした。

1) 欧米人は「ランキング」には裏があると思っている。日本人は素直で、それが真実だと信じている。
2) 日本人は無難を狙う。失敗したくない。ランキングが高い飲食店やホテルを選べば失敗はない。欧米人は独自に探そうとする。

Yahoo、Googleが検索ワードランキング、急上昇キーワードランキングなどを公表していますが、日本人にとてもあっていると思います。

■実は江戸時代から「見立番付」というランキングが流行

巷にあふれる「ランキング」…日本人はランキングが大好きで、様々なものに順位をつけたがります。

そのルーツは、江戸時代にありました。江戸の人たちは何でも番付にして楽しんでいたのです。これらは「見立番付」と呼ばれ。

「見立番付」は、言わば、ランキングの元祖。それは、庶民にとって時の流行や世相を知ることができる大切な情報源であると同時に、大きな娯楽の一つとなっていました。

見立番付を見れば、当時の庶民の生活、江戸の粋や義理人情といった、今も昔も変わらない日本人気質が見えてきます。

「見立番付」とは「変わり番付」ともいい、相撲番付の体裁(木版縦1枚刷)に倣い、「当世はやり物見立」や「諸国産物見立相撲」など、いろいろな事物に階級をつけた一覧表のことです。

昔(江戸時代頃から昭和戦前頃まで)は、民衆は相撲番付に見立てて様々なものを東西に分けて序列をつけて楽しんでいました。

■番付の種類は多種多様 今では考えられないようなものまで

人気のグルメや温泉地…はたまた亭主や女房をランク付けしたものまで様々なジャンルがありました。

歌舞伎役者・素人浄瑠璃・落語家・講釈師・浪曲師といった芸能関係から、果ては山・川・名所旧跡・神社仏閣・温泉など、様々なものがありました。

茶屋娘見立番付

寛政5年に刊行された娘百人一笑や茶屋娘番付、土紋娘番付に書き留められた町娘10数人が錦絵に書かれたというから、現代タレントの携帯待ち受け写真などと似たものがあり。

馬鹿の番付

諸国温泉功能鑑(温泉番付)

いわば、江戸時代の人気温泉ランキングだ。温泉番付には数多くの種類があり、明治期にも作られている。横綱という表記がないのは、当時の力士の最高位は大関だったから。草津ノ湯と有馬ノ湯が、東と西のそれぞれナンバーワンの温泉であることを示している。

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