1. まとめトップ

スミソニアン国立航空宇宙博物館"本館" 完全ガイド

アメリカの首都ワシントンにあるスミソニアン国立航空宇宙博物館まとめです。見どころの多いワシントンでもトップレベルの人気を誇る観光スポットを完全ガイド。古今東西、黎明期から最新の航空宇宙に関する展示が目白押し。2015年3月の情報を元にしていますが、随時更新していきます。

更新日: 2017年09月28日

4 お気に入り 26383 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

holy777さん

スミソニアン国立航空宇宙博物館とは

国立航空宇宙博物館(英:National Air and Space Museum)は、アメリカ合衆国首都ワシントンD.C.にある、航空機と宇宙船に関連した収集物を展示する博物館。航空機と宇宙船関係の博物館では世界最大級。有名な展示物にアポロ宇宙船や月の石などがある。ワシントンDC旅行の際には必ず訪れたい場所。

開館時間:10:00〜17:30
入場料 :無料

本まとめではこの本館について解説する。

ダレス国際空港の脇に位置する国立航空宇宙博物館の別館。本館に入りきらない所蔵機を展示している。また、このセンター内で解体状態となっている機体の修復作業なども行われている。本館が航空宇宙技術の解説に力を注いでいるのに対し、別館は航空機自体の展示に重きを置いている。そのため、展示機数は本館を遥かに上回る。有名な展示物にスペースシャトル"ディスカバリー"、広島に原爆を落としたB29エノラ・ゲイなど。航空機好きの聖地とも言える場所。

開館時間:9:00〜17:30
入場料 :無料

※別館については下記リンク先のまとめで解説。

アクセス

【本館へ】
地下鉄レッドライン、グリーンライン、イエローラインの「ギャラリー・プレイス=チャイナタウン駅(Gallery Place – Chinatown)」で下車。徒歩5分。

ワシントンDCのナショナル・モールを中心に多くの博物館や観光名所が並ぶ。国立航空宇宙博物館もこの一角にある。

大きな建物だが、外見からは航空宇宙博物館とはわかりにくい。
他のスミソニアン博物館と同じく、入場料は無料なのでそのまま中に入ることが出来る。

【別館へ】
ダレス国際空港からNo. 983のバスで一駅目のUdvar-Hazy Center駅へ。毎日9:20から約20分おきに出ている。所要15分。1.5ドル。(逆回りのバスに乗らないように注意)
ダレス国際空港からタクシーの場合、所要15分。15ドル〜20ドル+チップ。
帰りはNo.983のバスで一駅でダレス国際空港に着きます。

施設紹介

館内には初期の航空機から宇宙船まで様々な展示がされている。展示機の数もさることながら、本館は特に教育に力を入れており、航空機の歴史や航空宇宙科学などの説明が充実している。

2Fにも所狭しと展示機が並べられている。

館内1Fにはマクドナルドの広いフードエリアがある。
レジもかなりの数が並んでいるが、それでもお昼時には長蛇の列が出来る。
モール周辺にはあまりレストランが無いので、博物館、美術館巡りをする人はここで腹ごしらえをするのが良い。

国立航空宇宙博物館のショップ。
オリジナルのお土産や航空機、宇宙関連のグッズが充実。
人気のお土産はは宇宙食や宇宙ブランケットなど、実際に宇宙で使われている品。
地下にもグッズがあり、人気SF作品「スター・トレック」のU.S.S.エンタープライズ NCC-1701の撮影用模型が展示されているので、こちらも必見。

これだけは見逃せない!必見の展示物

1969年7月20日に人類初の月面着陸を成し遂げたアポロ11号。
その搭乗員3名を乗せて地球へ帰還した司令船「コロンビア」が館内中央のホールに飾られている。
内部を覗くことも出来、想像以上の狭さと計器の多さに圧倒される。
アメリカの歴史上最重要な機体が多く飾られた中央ホールに展示されている。

1927年5月21日、チャールズ・リンドバーグが世界初の大西洋単独無着陸飛行を成功させた機体。
ニューヨーク-パリ間の無着陸飛行に賞金掛けたオルティーグ賞。その獲得を目指したアメリカ人飛行士リンドバーグがライアン社に特注した。エンジンの後ろに大量の燃料を積んだため、機体前面に窓が無い。
他の挑戦者に先を越されないため、設計・製造はわずか2ヶ月、試験飛行も30時間足らずしか行わなかったが、無事ニューヨーク-パリ間の5,810kmを33時間29分29.8秒で飛行成功した。
この機体も中央ホールに飾られている。

世界で初めて超音速飛行を成し遂げたロケット航空機。
1947年10月14日にチャック・イェーガーの操縦で人類初の水平飛行での音速突破を果たした。
この超音速飛行への挑戦は映画「ライトスタッフ」でも描かれている。
中央エントランスの上に吊るされて展示されている。

民間企業による世界初の有人宇宙飛行を成功させた機体。
2004年6月21日にに高度約100 km(通称カーマン・ライン)の宇宙空間への弾道飛行を成功させた。
設計者のバート・ルータンは、無着陸世界一周飛行記録を達成した「グローバルフライヤー」なども設計している。
本機も中央エントランス上に吊るされて展示されている。

アポロ17号が月から持ち帰った本物の月の石。
三角に薄くカットされており、実際に触れることが出来る。

世界の航空輸送に劇的な変化を与えた傑作旅客機。
1935年に初飛行した当機は21人〜32人という当時としては大人数を輸送出来た。また速度、燃費、整備性も大変優れた機体であった。
当機が航空史のエポックメイキングとなっている理由は、政府の助成金無しには成り立たなかった旅客事業を運賃収入のみで成り立たせた点にある。
第二次大戦では日本を含む各国で使用され、戦後は軍から払い下げられた機体が広く民間で使用された。初飛行から80年経った今でも現役で飛んでいる名機中の名機である。
民間輸送機を展示する102ホールの中央に飾られている。

第二次世界大戦中にドイツが開発した世界初の大陸間弾道ミサイル。また初めて宇宙空間に達した人工物体でもある。
ドイツ宇宙旅行協会が研究していたロケットに兵器としての可能性を見出したドイツ軍がこれを援助。1942年10月3日にテストモデルのA4が打ち上げに成功して宇宙空間に到達した。
1944年9月ごろからV2は使用され、イギリス、フランス、ベルギーにむけ約3,000発が放たれた。迎撃不可能なこの兵器に当時の市民は大変な恐怖を抱いたという。
戦後、このロケットの技術を元に宇宙技術開発が進むこととなる。
114番ホールに展示されているV2は戦後アメリカ軍が数機のミサイルを合わせて復元したもの。

アメリカのアポロ宇宙船とソ連のソユーズ宇宙船のドッキング計画の様子を再現したもの。アポロはモックアップだがソユーズは実機。
当時冷戦まっただ中だった二大国が共同で実施した宇宙事業で、両国の緊張緩和(デタント)の象徴といえるものだった。このドッキングで培った経験は後の宇宙ステーション建造などに活かされた。
114番ホールに展示。

現在も使われているソ連(ロシア)のソユーズ宇宙船の帰還用カプセル。
展示されているソユーズTM-11は日本人として初めて宇宙へ行った秋山豊寛氏が搭乗した機体。秋山氏のサインが書かれているのも見ることが出来る。
宇宙関連機が展示されている114番ホールに展示。

ドイツが開発した世界初の実用ジェット戦闘機。
第二次世界大戦末期、プロペラ機が主流の時代に起死回生を狙い投入されたジェット戦闘機。当時の戦闘機が600km/h程度の速度であった中、870km/hという異次元の速度を発揮した。各国のジェット機開発の口火を切った傑作機。
アメリカのXP-80戦闘機やFH-1艦上戦闘機と共に初期ジェット機を紹介する106展示室に飾られている。

第二次世界大戦時の主力戦闘機が1つの部屋に集められている。この部屋で展示されている戦闘機は下記の通り。

日本海軍  :三菱 零式艦上戦闘機五二型
アメリカ陸軍:ノースアメリカン P-51Dムスタング
イギリス空軍:スーパーマリン スピットファイアVII
ドイツ空軍 :メッサーシュミット Bf109G-6
イタリア空軍:マッキ C.202フォルゴーレ

どれも大戦を代表する名機で、これを一箇所で見ることが出来るのは世界中でもここだけである。
2Fの205に展示されている。

1 2