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子育て世代の家づくりの参考に…子供部屋について考えてみる

多くの住宅事情で外せないのが子ども部屋ですが、その部屋の機能と適切な大きさについてまとめました。

更新日: 2017年04月04日

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この記事は私がまとめました

Pilgrimさん

今やどの家庭にも普及している『子ども部屋』

いまの住宅プランでは、リビング、ダイニング+キッチン、寝室、子供部屋という部屋割りが一般的です。

子育て世代の方が家を建てる場合、間取りで必ず出てくる話題が子供部屋をどうするか?ということ。多くのお父さん・お母さんは「子供の部屋はちゃんとしてやりたい。できればいい部屋をあてがってやりたい。」そうおっしゃいます。

そしていい部屋となると、一般的には南側の部屋が一番日当たりがよくて、部屋の広さも最低でも6帖以上、あわよくば8帖以上・・・という話になってきます。

欧米の影響?

子ども部屋が日本でつくられ始めたのは実は大正時代からで、子ども部屋は上流階層の象徴的存在でした。一方、普通の人が子ども部屋を持ちだすようになったのは、戦後です。

欧米では、赤ちゃんを独りで寝かせる習慣があります。実は、子どもが独りで眠るといった習慣は、約2世紀から始まったとされており、現在も欧米人の間では、子どもたちが親と別室で過ごすのは当たり前だという考えが、一般的です。

欧米では子供に冷たいのではないかというように思われそうですが、あくまでも子供のための部屋は寝室として独立をしているにすぎず、子供が自室にこもって
何かを一人でするというための部屋ではないという概念があります。

日本においても欧米的な習慣が入ってきたことで、子供が幼いうちから自室を与えることを選ぶ家庭もあるようですが、これが日本的な文化風習の中でもむしろ悪影響を及ぼしているのではないかという指摘がされています。

親側の意図としては・・・

その理由としては「子供の独立心を養うため(48%)」という回答が半数を占め、「プライバシー確保のため(18%)」「子供が遊ぶ場所として(17%)」と続き、意外なことに「勉強部屋として」という理由は1割ちょっとと一番少ない回答でした。これまで子供部屋を設ける大きな目的だったと思われる「勉強部屋」的な要素は影をひそめ、独立心・プライバシーといった「しつけ教育」的な要素が強くなっていることは注目です。

思春期以降では自分の部屋が友達とのつきあいや勉強、趣味などの活動拠点になります。

充実し過ぎた子供部屋は思わぬデメリットも

「広くてテレビやパソコンのある子供部屋なら、必ず閉じこもるようになる」といいます。夕食が終われば子供は部屋に引きこもり、家族バラバラの生活になります。

子ども部屋に専用のテレビやテレビゲームを置いていないだろうか。意思の弱い子は「勉強しなくては」と思っても、誘惑に勝てずテレビを見たり、ゲームで遊んでしまうだろう。

こうした生活習慣が、ニート問題の要因になっているのは明らかです。子供部屋で不自由のない生活が出来るのなら、なにも外にでる必要はありません。父親の仕事姿を見たこともなければ、生涯をかける仕事に対する心構えも育ちません。

子供部屋をあえて居心地よくせず最低限の部屋にしておくと、成人した子供はそこで過ごすのは苦痛ですから、結果的に自分で外に借りる、家賃のためにしっかり働く……ということでパラサイトシングルやニートにならせずに済むというメリットもありますよね(笑)

広すぎる、便利すぎる子供部屋は考えもののようです。

子供部屋の使用期限が意外に短い・・・

子供部屋のもう一つのポイントが使用期限で、溺愛している親ほど考えたくない問題でしょう。子供は親の家を出て、自分の住みかを探さなければならず、これが自立、巣立ちです。

この子供部屋なのですが、実際にどれだけ必要かと考えると、子供が個人の部屋を欲しくなるのは小学生高学年から中学生にかけて。そして高校を卒業すると家を出ていくことが多いです。

一つの子供部屋を子供が使用する期間はやはり6年~10年程度です。

その後はたまに帰ってくる時のため子供部屋のまま残していたり、物置状態になっていることが多いのではないでしょうか?

つまり50年間住むとするならば、そのうち10年だけフルに子供部屋を使うということになるんです。残りの40年間を、ほとんど人が出入りしない日当たりがよくて広い納戸(物置)にしてしまうことがもったいないんじゃないでしょうか?

子供って家を継ぐんじゃないの?継ぐまでの居場所が必要では?

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