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【法律】日本でギャンブルは法律で禁止されているのに、パチンコが合法な理由【カジノ】

なんとなく知っている方も多いと思いますが、度々日本で「カジノを作ること」の是非が議論されるように、どのような形態であれ、ギャンブルは法律により禁止されています。それなのに何故、ギャンブルの代表格とも思われる「パチンコ」が、合法なのでしょうか。

更新日: 2016年01月10日

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pigya524さん

刑法185条 賭博の禁止

第185条 賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。

刑法185条は、本文で賭博を禁止しつつ、但し書きで「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは」罰しないと規定している。判例は、金銭そのものは、その性質上一時の娯楽に供する物とはいえないため、賭けた金銭の額の多少にかかわらず、賭博罪が成立すると判示している。

つまり、金銭をかけることは賭博にあたり、犯罪となる。

じゃあ、なぜパチンコは賭博に該当しないのか。

ここで、パチンコについては、ホールの近くにある景品交換所で、事実上現金への「換金」が行われているのに、なぜ、刑法で禁止される賭博に当たらないのかという疑問を持つ人がいるはずである。いわゆる三店方式の問題である。

三店方式とは、日本のパチンコ店で行われている営業形態。
1.ホールは客の出玉を景品と交換する
2.客は換金所で景品と現金を交換する
3.景品問屋が換金所から景品を買い取りホールに卸す

なお、ホール・換金所・景品問屋は独立している建前になっている。この手順を踏まなければ賭博法違反となる。

このような「法律の抜け穴」によって、パチンコ店は合法的に経営できている。

このような流れを見ると、「景品」はいわばダミーのようなもので、実際にはパチンコは立派なギャンブルであり、違法ではないかという疑いが強く生じます。では、どうして、パチンコ店は摘発されずに、娯楽のひとつとして生き残り続けているのでしょうか。

「風速営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」によるパチンコ店への規制

この法律では、パチンコ店についてこう書かれています。

1.現金又は有価証券を商品として提供すること
2.客に提供した商品を買い取ること
3.出玉を客に営業所外に持ち出させることを禁止

三店方式は、この規制に違反するかどうか、が問題となるのです。

先の規制は、あくまで、パチンコ店自体が商品として現金等を提供したり、景品を買い取って現金化すること、あるいは、パチンコ店外で客が現金化するのを容認することを禁じるものと考えられているようです。

三店方式は、パチンコ店はあくまで現金や有価証券以外の景品を渡して出玉を持ち出させないようにしており、かつ、その景品を現金化するかどうかは客の判断に委ねる建前をとっています。パチンコ店自体が、出玉の現金化に関与していないといえる、だから、先の規制に違反しないという解釈のようです。

じゃあ、カジノでも三点方式を採れば摘発されないんじゃないの?

風営法によれば、合法的に営業する場合、カジノはゲームセンターと同じ八号営業であり、パチンコのような七号営業と異なり、遊戯の結果得られるメダルなどと景品交換そのものが禁止されているので、三店方式を取ると「1.現金又は有価証券を商品として提供すること」のステップで問題が生じ、風営法違反で摘発されることになる。

カジノ的な遊戯とパチンコとの間の線引きは、「著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準」において定められている

「著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準」には、「客の技量が遊技の結果に表れないおそれが著しい遊技機又は遊技の結果が偶然若しくは客以外の者の意図により決定されるおそれが著しい遊技機であること。」とある。

ルーレットや純粋なスロットマシーンなどのカジノ的な遊戯の多くは「客の技量が遊技の結果に表れない」と解釈されているため、パチンコのような七号営業としての営業許可が下りないものと考えられる。

なるほど。そもそも遊技機自体が、「別物」であると定められていて、パチンコ機は「客の技量」、つまり上手い下手が結果に影響する(スポーツのように練習すれば上手くなる。)から、完全なギャンブルじゃないよ。だからOK!とされているわけですね。

それでも、今のパチンコに技量は、ほぼほぼ100%結果に影響しないし、不可解な闇がありそう

警察庁の担当官は、「パチンコで換金が行われているなど、まったく存じあげないことでございまして」とうそぶき、対する議員たちは「建前論はやめましょう」とうんざり。

巷では、パチンコ業界は、政界と深いつながりがあり、多額の政治献金をしていることから、摘発がされないという噂が根強く流通しています。

パチンコは、先の三店方式の問題を除いても射幸性が高い立派なギャンブルです。本来日本では、公営の数種のギャンブル以外は賭博罪に該当して認められないはずです。実際、麻雀店などが時折摘発されていることから考えても、パチンコ業界が摘発されないことを奇妙に思う人も少なくないでしょう。

ギャンブル依存症も頻繁に問題提起されている。1万店以上も公然とパチンコ店がある国が他にあるだろうか。

個人的には、パチンコは一律禁止で良いと思う。脱法ドラッグと同じで、警察とズブズブな関係があると思われて仕方がないような状態だ。また、駅前には必ずと言って良いほどパチンコ店があり、早朝から老若男女が開店を待つために並ぶ姿は異常である。ギャンブル依存症は、生活の破綻に繋がり、また、GDPを下げる要因にもなる。早急に手をつけるべき問題であるのに、国は放置したままであり、由々しき事態と理解すべきであろう。

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