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エアバス・ベルーガXLとベルーガ、ボーイング・ドリームリフター比較

エアバスは2015年12月21日、飛行機のパーツなどを運送する特殊輸送機「ベルーガ(Beluga)XL」の製造を開始したと発表しました。同じ役割を持つ現有機の「エアバス・ベルーガ」、「ボーイング・ドリームリフター」と比較してみました。

更新日: 2016年01月19日

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鎌倉太郎さん

エアバス・ベルーガ

企業連合エアバス・インダストリー(後にエアバス)が開発・製造した貨物機である。大きな航空機部品を輸送する目的でエアバスA300-600Rをベースに開発され、A300-600ST (Super Transporter)という型式名が付けられている。

1号機 (MSN 655) 1995年10月25日 、2号機 (MSN 751) 1996年4月22日、3号機 (MSN 765) 1997年5月7日 、4号機 (MSN 776) 1998年12月18日、5号機 (MSN 796) 2001年1月5日 に運用開始。

全5機のベルーガはATI社によって運航され、欧州各地で製造されるエアバスA320やエアバスA330、エアバスA350 XWBといったエアバス機のパーツやコンポーネントを最終組み立て工場へ輸送する任務に従事している。パーツの生産地であるフランスのナントやサンナゼール、ドイツのブレーメン、スペインのマドリードやセビリヤ、ヘタフェ、イギリスのリヴァプールやブロートン、イタリアのナポリなどから、最終組み立て地のトゥールーズやドイツのハンブルクを結んでいる。

ベルーガの広い貨物室を活かし、それほど重くはないがかさばる荷物の輸送として、人工衛星やヘリコプターのほか美術品の輸送にチャーターされることもある。1999年にはドラクロワの絵画「民衆を導く自由の女神」を輸送するため日本の成田国際空港に飛来している。また、2006年5月には国際宇宙ステーションのヨーロッパ実験棟コロンバスをドイツのブレーメンから米国のケネディ宇宙センターへ運搬するためにも利用された。

エアバスでは新しいベルーガを5機製造し、1号機は2019年中盤に運用を開始する予定で、現行のベルーガは新しいベルーガと順次置き換えることで2025年に退役するとしている。

エアバス・ベルーガXL

(注:デザイン図)

エアバスは2015年12月21日、飛行機のパーツなどを運送する特殊輸送機「ベルーガ(Beluga)XL」の製造を開始したと発表しました。まずはスペインで胴体後方部の製造から開始され、最終的な組み立ては2017年の早期にフランスで開始されます。また、今回胴体の製造が始まった「MSN001」はベルーガXLの初号機として空に飛び立つ予定です。

service should begin in 2019(2019年にサービス開始予定)

A300をベースとする現在のベルーガより輸送力を30%向上させ、A350 XWBの主翼を2つ同時に運べるようにする。機体断面は1メートル広くなり、ペイロードも12%増える。

ボーイング・ドリームリフター

ボーイング787シリーズの部品を各製造国からアメリカの最終組立工場に輸送するために、中古の747-400を改修、改造した大型特殊貨物機(B747-400LCF型)である。

初号機は2006年9月9日、2号機は2007年2月16日、3号機は2008年6月に初飛行した。当初、3機の改造が予定されていたが、その後4機体制としている。

機体はボーイング社の所有で、運航は導入開始から2010年7月までをエバーグリーン航空が担当していたが、2010年8月からアトラス航空に受託契約を変更している。

LCFは Large Cargo Freighter:ラージ・カーゴ・フレイターの略で、愛称は「ドリームリフター」(Dreamlifters)。

愛知県、イタリア・グロッターリエ、カンザス州ウィチタ、サウスカロライナ州チャールストンなどで製造した787の主翼や胴体、エンジンなどの大型部品を、分解せずに機内に搭載し、最終組立工場であるワシントン州エバレット工場へ輸送する。787を1機製造するのに、12回の飛行が必要とされる。

主要諸元

全長:56.15 m
全幅:44.84 m
全高:17.24 m
主翼面積(基準翼面積):122.40 m2
胴体直径:7.31 m
貨物室全長:37.7 m
エンジン:GE CF6-80C2A8 ターボファンエンジン 2基
エンジン推力(1基あたり):119 - 120 kN
最大離陸重量:155 t
最大積載量:47 t
貨物室容量:約14,000 m3
最大巡航速度:マッハ0.82
航続距離:積載量40トンで2,779 km、26トンで4,632 km

可搬重量: 53 t (117,000 lb)
全長: 63.1 m (207 ft 0 in)
全幅: 60.3 m (197 ft 10 in)
全高: 18.9 m (62 ft 0 in)
主翼面積: 361.6 m2 (3,892 sq ft)
アスペクト比: 10.1
最大離陸重量: 227,000 kg (500,449 lb)
最大着陸重量: 187 t (412,000 lb)
最大無燃料重量: 178 t (392,000 lb)
胴体直径: 8.8 m (29 ft)
エンジン: 2 × Rolls-Royce Trent 700 Turbofan, 316 kN (71,000 lbf)
航続距離(最大荷重時): 4,074 km; 2,532 mi (2,200 nmi)

全長: 235 ft 2 in (71.68 m)
全幅: 211 ft 5 in (64.4 m)
全高: 70 ft 8 in (21.54 m)
胴体幅: 27 ft 6 in (8.38 m)
最大無燃料重量: 180,530 kg (398,000 lb)
最大離陸重量: 364,235 kg (803,001 lb)
巡航速度: Mach 0.82 (474 kt, 878 km/h)
離陸滑走距離: 9,199 ft (2,804 m)
航続距離(最大荷重時): 4,200 nmi (4,800 mi; 7,800 km)
貨物室容積: 52,609 U.S. gal (199,150 l)
エンジン: (x 4) PW 4062, 63,300 lbf (282 kN)

写真集

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