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三国志を勉強したけりゃ絶対読んでくれ!みんなのおすすめ書籍・本・概説書

安定して人気のある中国『三国志』の時代。もっと「『三国志』について勉強したい!」という方におススメの本をまとめてみました。

更新日: 2016年01月25日

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chinastgさん

アニメに漫画にゲーム!大人気の三国志

歴史書『三国志』の日本語訳

歴史趣味で三国志の利点。ちくまの陳寿三国志を揃えておけばだいたいカバーできるところとか。原文は維基文庫とかにあるし、なんなら中華書局の揃えても数千円だし。さらに三国志集解つけても+1万くらい? てか集解あるなら中華書局のいらないから2万出せば基本的な本揃うっていう。

中国文学を専門とする今高真や、井波律子氏による陳寿の歴史書『三国志』の日本語訳。

必ずしも誤訳がないわけではないため、卒業論文などでこれを利用する際は、必ず原文を確認する必要があるが、これがあるとだいぶ研究が楽になるはず。

歴史小説『三国志演義』の日本語訳

うーむやっぱり三国志演義は面白い!!(水滸伝諦めた) 個人的に井波律子の演義が一番読みやすいかな。

井波律子訳『三国志演義』は長坂の戦いまで読み進んできた。ここは関羽、張飛、趙雲と劉備軍の配下武将それぞれに見せ場があって盛り上がるねえ。

ちくま文庫で出版された正史『三国志』の日本語訳も行っていた井波律子氏による『三国志演義』の日本語訳。『三国志演義』は毛沢東の愛読書であったとも言われ、現代中国にも大きな影響を与えているとか。

まだちょっと読んだだけなのですが、この井波律子氏の翻訳による『三国志演義』、非常に面白いです。


 さて、この辺で冒頭でふれた「三国志演義なんてくだらない」なんてことはないよという話ですが、『三国志演義』には歴史書『三国志』と違う部分がいくつかあります。

 それは確かに筆者の無知による間違いだったりするものも多いのですが、以前紹介した『三国志演義の世界』にも書かれている関索の話などのように、当時の時代背景を反映したものであったり、調べてみると色々と面白い世界が広がっているんですよ!

高橋フミアキ氏の解説によると、人間は疑問符がついた文章を見ると、その答えを見つけ出そうと次の文章を読み進めるようになるのだそうです。

 これを心理学などではザイガニック効果などと言ったりするようなのですが、『三国志演義』の各回の締めくくりもこれと同じなんですね。

『三国志演義』の元となったものの一つ!『三国志平話』

今更『三国志平話』(立間さん訳)を読んでいるのだけれど、登場人物の存在感のコントラストが激しいが故に、有名どころの言動が極端でそれはそれで面白い。

(7)立間祥介訳『全相三国志平話』。『演義』成立の前夜祭。洗練された『演義』に比べ、粗雑で魅力的です。『平話』のうちで何が『演義』に引き継がれ、何が削られたかを比べると面白いです。またこの訳本は当時の挿絵が全て収録されていて、それも魅力 pic.twitter.com/yYJgk4x5

立間祥介氏による、『三国志演義』の元となった『三国志平話』の日本語訳。「全相」とは「全ページイラスト入り」ということ。

また、『三国志平話』には、曹操・劉備・孫堅らは、『三国志』にも『三国志演義』にもない、漢の劉邦の功臣である韓信、彭越、英布らが生まれ変わった姿という設定がある。

この『三国志平話』の話の始まりは、漢の高祖・劉邦とその皇后・呂后がそれぞれ、漢の献帝と伏皇后に。劉邦の部下であった韓信・彭越・英布をそれぞれ、魏の曹操・蜀の劉備・呉の孫権に転生するというものとなっております。

中国文学を専門とする中川諭 二階堂善弘両氏による日本語訳『三国志平話』。出版社は『三国志』のゲームも出していたコーエー。

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