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<恵まれた設備・環境とゆったりとした雰囲気>大阪星光の魅力と所感

都市部にあるミッション系でありながら、ゆったりとした空気が流れ、学校に愛着を持つ現役生が多い大阪星光。その魅力と課題についてOBの視点から語っていただきました。後輩の皆さんはぜひ気軽に質問されてください。

更新日: 2016年03月26日

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ClassOnCloudさん

1.概要

1-1.学力水準と進学実績

大阪星光学院は中高一貫の男子校で,入試難易度は大阪府内でトップです。2015年度は高校入試を一時取りやめていましたが,今年から再開しました。京都大学を受験する生徒が比較的多く,続いて大阪大学や医学部を受験する生徒が多いです。東京大学にも毎年15名前後の現役合格を輩出しています。また後述する通り、最近では3科目受験を選択できるようになりました。

1-2.定員と雰囲気

1学年200人と、多くの上位校同様目の行き届きやすい生徒数に抑えられています。後述するように施設や投資にも余裕があるため、全体の雰囲気としてもゆったりとしたものになっていて、学校が好きな生徒は多いです。雰囲気については、サレジオ教会が設立したということから学校長は代々神父が勤めているものの、カトリックのカラーは皆無で、聖書などの授業も一時期しかありません。倫理の授業もいたって 普通です。

1-3.中学入試

京阪神の学校の中でも国語の記述量が多く、配点も大きいせいか、しっかり文章を書ける学生は多いように思います。
ただ、最近では3科目受験が可能となったので、偏っているタイプの生徒も一定割合入ってくるようになった、という話も聞いています。

2.学習環境と行事

2-1.校舎と図書室

星光の校舎は2008年に建て替えられ,非常にきれいになっています。廊下も横幅4,5メートルぐらいあり,全体的に広々としています。教室や机もきれいです。図書室や食堂に多くの机といすが用意されており,自習室は卒業パーティができるくらいの広さがあります。自習の環境が整っています。図書室には,(利用者はあまりいませんが)大学レベルや専門レベルの本もおいてあり,自由に読めます。ちょっと勿体無いかもしれませんね。

2-2.均等なクラス編成

星光では,毎年クラス替えが行われますが,クラス替えはランダムで成績別のクラスなどはありません。高校入試で入ってきた生徒も,内進生と同じクラスに混ざります。このような仕組みのおかげで,学年全体の雰囲気はよく,よい人間関係が築けます。京阪神の学校の中でも風通しは良い方だと思います。

2-3.自由な時間が多くとれる

授業は一コマ50分で,平日はふつう6限(~3:05)まで,土曜は4限(~12:35,中学は~12:25)まであります。下校時間が早いので,部活動など自分の好きなことに多くの時間が割けます。自習をする生徒も多いです。学校に拘束されているという感覚を持つことはまずなく、とても良いことだと思います。

2-4.合宿

星光は合宿が多く,長野県や和歌山県に合宿用の校舎をもっています。合宿のためだけに用意されている校舎です。あまりないかもしれませんね。
中学校1,2年生ではスキーや登山など,遊びがメインの合宿もありますが,基本的に毎年1,2度は勉強合宿が行われます。生物の解剖をしたり、料理の実習をしたり、あらゆる体験型の学習を経験することができます。中学の頃は義務ではあるものの遊びの要素もふんだんにあり、高校は勉強がメインですが任意となります。生徒はおよそ1週間,インターネットやテレビから隔離された環境で集中して勉強することができます。

2-5.英語教育の充実

辞書編纂をされていらっしゃる先生がいたり、男子校の中ではかなり指導体制がしっかりしています。東大に入った動機を見渡していても、英語を得意としている友達は多かったです。ちなみに国語の採点を各先生が出題年度ごとに分担制でしていただいています。

2-6.学校外活動(学問オリンピック)

ここ数年ですが,物理オリンピックでの活躍が目覚ましく,三年連続日本代表を輩出しています(しかも全員がメダリスト)。代表にはならなくとも,物理オリンピックや数学オリンピック,生物オリンピックを目指して勉強する生徒は各学年に一定数存在します。星光では,そのような生徒に向けて特別な授業などはしないので,基本的に自習のスタイルになりますが、一次試験を受けるにあたっては参加者で集まって一緒に問題を解いたりしています。物理は授業でも実験を年に5回程度やるため、そこで物理が好きになり、関心を持つ生徒が多いようです。

2-7.体育の指導陣の層の厚さ

剣道の最高段位の方や、大阪府警で指導に当たっていた柔道の先生がいたりと、その道の文字どおりのプロフェッショナルが揃っていました。また陸上においてもでアマチュアのトップクラスの方もいらっしゃいました。なかなか揃わない面子だと思いますo.o

<そんな大阪星光にもある弱点と課題>

1.受験指導中心のカリキュラム

星光での教育は(進学校なので当然かもしれませんが)基本的に受験のためのものになっています。したがって,受験に出ない副教科や,受験にでる教科であっても,範囲外の部分は授業がおろそかです。(こうした学びが常態化するとリアリティがなくなっていきます。)

具体的には,情報や音楽,倫理はテストでも差がつかなければ力を入れておらず、数学ⅡBの統計の部分はスキップしました(あくまで,ある年度での例で,他の年度については存じません)。優秀な層の生徒の間では、勉強したかったのに残念だね、という話もしていました。

また,私立中学・高校に多いことですが,地学という科目がないので,多くの生徒が地学について無知のまま高校を卒業します。

情報に関しても,プログラミングができる生徒は一学年に1,2人いるかいないかというレベルで,学問についての偏りが感じられます。プログラミングどころかオフィスさえ使えない生徒が多いようです。

2.化学の弱さ

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