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脳卒中のリスクを高める要因

ある日突然、意識障害や運動障害を引き起こす脳卒中は、命の危険を伴う恐ろしい病気です。そんな脳卒中のリスクを高める要因をまとめました。

更新日: 2016年02月11日

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この記事は私がまとめました

popipopeさん

脳卒中とは

脳卒中は、現在、正式には脳血管障害と言う名で呼ばれる病気です。脳卒中とはひとつの病気ではありません。この病気は脳血管障害と言う言葉のとおり、脳の血管になんらかの障害が起こることによって発病するいくつかの病気を集めて、そう呼んでいるのです。脳の血管に起こる障害は大きく分けて、ふたつのタイプの病気に分れます。ひとつは脳の血管が破れて出血するタイプで、それには脳出血やくも膜下出血があります。もうひとつは脳の血管がつまり血液が流れなくなって起こるタイプで、それには脳梗塞や脳血栓があります。脳卒中の最大の特徴は、今まで全く症状のなかった人に、晴天の霹靂(へきれき)のように突然に起こることです。そこで、手足の麻痺やしびれなどが突然に起こった時には、たとえそれが軽くても、脳卒中を疑うことが大切です。なお脳卒中は、かかってからでは、手遅れになることも多く、結局、普段から、それにかからないように予防しておくことが最も大切です。

朝食を食べない

朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血の危険性が36%高まるとの論文を、磯博康大阪大教授と国立がん研究センターなどのチームが4日までに米医学誌に発表した。

朝の欠食が肥満や高血圧につながる恐れのあることは知られているが、さらに脳出血の危険性も高まると確認されたのは世界で初めてという。磯教授は「朝食を食べないと、朝の血圧が上がるためと考えられる」と述べた。

チームは全国8県に住む45~74歳の男女8万2772人を1985~2010年まで追跡調査した。

この間、脳出血を発症したのは1051人。調査開始時に朝食回数を週に0~2回と答えていた人は、毎日取る人に比べ脳出血になる確率が36%高かった。欠食の頻度が高いほど危険性は高まった。

塩分過多

私は38歳の時、ある日の夜に突然脳出血を発症し、左手の麻痺や足元のふらつきが起きました(⇒私が体験した脳出血の症状とその前兆)。自分が脳卒中という重病に見舞われるなど青天の霹靂で、全く予想だにしなかったことでした。

私は油ものや濃い味付けの食事が好きです。また、インスタントのカップ麺を食べることが非常に多く、平均するとほぼ1日1回はインスタント麺を食べていたと思います。インスタントのラーメンや焼きそばなどで、これらは非常に塩分の多い食品です。たとえば日清のカップヌードルは、麺とスープ併せて5グラム以上の塩分が含まれています。

私の一日の塩分摂取量は、一食ですでに一日の推奨量(成人男子で8グラム)の8割くらいを占めていた計算です。おそらく一日トータルの塩分摂取量は、成人男子の上限とされる10グラムを大きく越え、その倍くらい取っていたかも知れません。

飲酒

フランス・リール大学医学部のシャーロット コルドニエ氏らは、脳出血患者540人の飲酒習慣を調査した。その結果、1日当たり3ドリンク以上のアルコール飲料を飲む人は、飲まない人に比べ、脳卒中の発症が10年以上早く、寿命も短くなるおそれがあることが示された。

飲酒量を純アルコールに換算して分かりやすく表示する方法が多くの国で行われている。その基準となるのが「ドリンク」で、国際的には1ドリンク = アルコール10gという基準量が使用されている。
酒類の1ドリンク量は、ビール・発泡酒は250mL、酎ハイは180mL、日本酒は0.5合、ウィスキーはシングル1杯(30mL)、ワイングラスは1杯弱(100mL)が目安となる。
研究では、週に30ドリンク(エタノール換算で300g以上)飲む人では、それ未満の人に比べて脳卒中リスクが高く、発症時期は約14年早いという結果になった。

「脳卒中の既往歴がない人であっても、アルコールを大量に飲む人では、若いうちから脳卒中を発症する危険性が上昇すること念頭におく必要がある」とコルドニエ氏は述べている。

喫煙

タバコのニコチンは人間の体にとって有害となる化学物質です。ニコチンの最も注意すべき問題点は、血管を収縮させて血圧や心拍数を上げてしまうところ。脳の血管を収縮させて血流を阻害し、脳卒中のリスクを急激に高めてしまいます。
さらに、ニコチンを長期間摂取し続けると、常態的に高血圧となり心臓へ大きな負担をかけてしまいます。高血圧が脳の血管を傷つけて、脳梗塞のラクナ梗塞を引き起こしてしまう危険もあるのです。

運動不足

運動は内臓脂肪を燃やし、血糖値や中性脂肪値を下げ、血圧を下げる効果があります。さらに、いわゆる善玉コレステロールであるHDLコレステロールを高める働きもあります(米国の研究者は、運動習慣のある人は運動習慣のない人に比べて脳梗塞の発症危険度が4割未満であると報告しています。またこの研究では、一週間の運動時間の合計が長ければ長いほど脳梗塞発症危険度が低いという結果になっています)。

種目としては、歩行、ジョギング、水中歩行、水泳などの有酸素運動がおすすめです。

睡眠不足

動脈硬化は、脳卒中の大きな原因の一つです。

最近の研究によると、こうした報告があります。平均睡眠時間が5時間未満の人の27%に、動脈硬化の兆候が見られるようです。また、睡眠時間が5~7時間の人は11%、7時間以上の人は6%となっています。つまり、睡眠時間を充分に取っている人ほど、動脈硬化のリスクが少なくなっているのです。

睡眠時間は、体を休めるための時間です。その間に、血管の損傷を修復する時間でもあります。寝不足の状態が続くと、血管を修復する時間が十分に取れません。その結果、血管の損傷が進み、動脈硬化が進行するのです。

ストレス

ストレス反応があると、普通は副交感神経が働いて興奮状態をしずめます。ところがストレスが長く続いたり、非常に強いストレスを感じた場合には、自律神経のバランスが乱れて、交感神経の興奮がなかなか治まらない状態になります。その結果、血液中の糖質が増え続けるので、血管壁が傷つきやすくなり、動脈硬化が進み、高血圧や脳梗塞などの原因となります。

またストレスは脳卒中の発作を引き起こすことがあります。血圧をコントロールしているホルモンは、普段はちょうどよい分量が分泌されていますが、強いストレスを受けると一時的に血圧が下がり、その状態から抜け出すために血圧を上げるホルモンを大量に分泌します。これがきっかけで脳出血を起こすことがあります。

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