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合格率3%台!難関国家試験「司法試験予備試験」とは?

5月15日に実施された司法試験予備試験。その概要や、法科大学院・司法試験との違い、合格率などの最新データ、そして指摘されている問題点をわかりやすくまとめました。(※本文中では「予備試験」と表記します。)

更新日: 2016年05月15日

pampomさん

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予備試験は、「司法試験を受験する権利」を得るための試験

現在、弁護士・裁判官・検察官(法曹三者)になるためには司法試験に合格することが必要です。司法試験には受験資格があり、法科大学院を修了もしくは予備試験に合格することです。

つまり、司法試験を受験するには、法科大学院を修了する「法科大学院ルート」と、予備試験に合格する「予備試験ルート」の2つのルートがあるのです。これを頭に入れて読み進めてください。

司法試験に合格すると、司法修習を経た後、法曹として働くことができます。

司法試験に合格した後、さらに1年間の「司法修習(無給の職業訓練)」を経て、司法修習の修了試験「二回試験」に合格すると、ようやく仕事に就くことができます。

「予備試験ルート」のメリット① 時間とお金の節約

受験資格及び受験期間の制限はありません。

予備試験には、年齢や居住地、国籍の制限すらありません。誰でも出願できます。

予備試験は、法科大学院に進学しなくても、その合格によって司法試験受験資格を得られる試験です。

法科大学院の入学試験資格は「大学卒業」の上、法科大学院を修了するには最低2年かかりますので、予備試験で合格すれば圧倒的に早く仕事を始められます。

予備試験ルートであれば、経済的・時間的コストを大幅にカットして法律家になることが可能です。

法科大学院の学費は全額免除されることもありますが、上述の通り時間的コストはケタ違いです。特に、大学1~3年生や社会人で司法試験を目指す方には大きなメリットとなります。

@maro_1008 司法試験って法科大学院行かんと受けられんのやけど、予備試験に受かると学部生でも司法試験が受けられる みたいな感じだったような

取り敢えず学部生のうちに予備通れるくらいには頑張りたい

「予備試験ルート」のメリット② 司法試験に合格しやすい

予備試験の短答式試験は、司法試験と問題の8割が共通しているため、その対策がそのまま司法試験短答式試験の対策になります。

短答式限定の話ですが、予備試験と司法試験は同日同時刻に実施される都合上、問題の大半が重複しています。そのため、予備試験対策をすれば自ずと司法試験対策をすることにもなるのです。

平成27年司法試験、合格率トップは「予備試験合格者」61.8%

法科大学院ルート総計の司法試験合格率が23.1%(平成27年度)ですから、予備試験ルートの司法試験合格率はその3倍弱ということになります。

法律事務所の採用担当者からは、「予備試験ルートからの合格者を採用したい」との声が多数あがっています。

実際に、大手法律事務所では予備試験ルート合格者が多数採用されています。

大学院お金かかるよなあ 予備試抜けはやっぱり優秀なんだが

悪いことは言わない。法科大学院ルートをとる前に、予備試験ルートを試せ。それから法科大学院ルートをとることになっても、決して遅くはない。

予備試験の流れと試験科目は?

予備試験は、5月に短答式試験、7月に論文式試験、10月に口述式試験が行われ、それぞれの試験を順次突破していくという段階式の選抜方法を取っています。

3つの試験の合計点ではなく、1つずつ、すべての試験に合格しなければなりません。

予備試験の最終合格率は、これまでずっと4%未満!

論文式の合格率は、平成23年度は約9.5%、平成24年度は約14%、平成25年度は約19.8%、そして平成26年度は約20.5%

口述式の合格率は、平成26年度は91%

最終合格率を計算すれば、平成26年度は 100×0.195×0.205×0.91=3.64% となりますね(より厳密な法務省の最終報告値では 3.44% です)。ちなみに平成27年度は 3.81% でした。

予備試験に合格しているのはどんな人?

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旅行・海外に関するまとめや、生活に関するまとめを中心に作成中。