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【3.11】どこにでもあった放射線。日本だけじゃなく海外にも。放射線量の高さだけでは判断できない。

3.11の福島原発事故により、たくさんの人が放射線量に注目しています。しかし、ニュースにはならない事実もたくさんあります。福島だけじゃない、国内外での放射線量に関わる記事をまとめています。

更新日: 2016年03月04日

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この記事は私がまとめました

福島原発の放射線量は、
今でもリアルタイムで測定され、
公開されています。

これで福島エリアの放射線量は
常に把握することができています。

しかし、ニュースにはされていませんが、福島以外での放射線量の高い情報が出ています。
その情報を整理していきましょう。

世界各地の大地から受ける年間自然放射線量(円柱は放射線量の大きさを示す)

日々生活の中で浴びている放射線量は、福島よりも高い地域がある。

自然放射線とは、生活をして生きていく中で、
常に浴びている放射線です。
最も受ける量の少ない神奈川県と、最も高い岐阜県を比べると、岐阜県のほうが1年間に約1.5倍も多く受けています。
このように、地域によって自然放射線の量に差があるのは、その地域によって地質などが異なるからです。放射線を出す物質を含む花崗岩などが、地表近くにある地域では、大地からの放射線の量が多くなります。

全国生協組合員の日常線量調査集計表より。

福島県の7日間線量合計(マイクロシーベルト)は、
【11.5~20.7】

東京都の7日間線量合計(マイクロシーベルト)は、
【11.4~17.6】

となっております。
調査目的は福島第一原発事故により撒き散らされてしまった放射性物質に起因する外部被ばく線量が、福島県民にとってどの程度のものなのかを福島県以外の地域と比較して捉えることで、福島県民の日常生活の判断材料の参考にしていただいたり、福島県への誤解が軽減されるための一助けとなれば幸いと思ってのことでした。

3.11から5年。福島の現実を調べる高校生の活動が話題に。

福島県立福島高校(福島市)の生徒たちが、国内外の高校生らに線量計を送り、個人の外部被曝(ひばく)線量を調べた。「フクシマに住めるの?」と海外の学生に聞かれたことがきっかけだ。

高校ごとの生徒らの数値を低い順に
並べて真ん中にくる「中央値」は、

★福島県内が年0・63~0・97ミリシーベルト
(福島市0・86ミリ、二本松市0・97ミリ、いわき市0・69ミリなど)、

★県外は0・55~0・87ミリ
(岐阜県恵那市0・87ミリ、横浜市0・59ミリなど)、

★海外が0・51~1・17ミリだった。

福島高校2年の小野寺悠さん(17)は
「避難区域以外では、福島県内とそれ以外の地域は大きな差がなかった」
と話している。

地球規模で見た日本よりも放射線量の高いエリア

特に自然放射線の多い地域として知られるのは、ブラジル南東岸のモナザイト岩石地帯である。ウランやトリウムを多く含む岩石のため、年間10ミリシーベルトもの被曝量がある。世界平均の4倍以上だ。

●世界の平均自然放射線被曝量
ブラジル(ガラパリ):10
インド(ケララ):5~10
中国(陽江):6
アメリカ(デンバー):4
イタリア(ローマ):2.2
イギリス:2.2
日本:1.5
(単位はミリシーベルト/年。原子力安全年報など各種資料から本誌が作成)

イランのラムサールが最も高く、平均で日本の24倍である。つまり、福島の高放射線地区以上の自然放射線に常時さらされているのである。そればかりではなく、地域によっては年間260ミリシーベルトにもなるのである。

ケララ州はインド亜大陸の西海岸で、かつ南の端に近いところにあるのですが、人口が2000万~3000万人と言われています。その中に人口が40万人くらいのカルナガパリ地区があり、特に海岸線で放射線のレベルが高いのです。年間5ミリシーベルトを超えるような地域に数万人の人が住んでいます。

放射線量の高さだけでは、判断できない結果に。

年間10ミリシーベルトの被ばくをして50年間生活していると、累積被ばくが500ミリシーベルトになります。普通はそういうレベルの累積線量になることはありませんが、インドのカルナガパリ地区では、年間被ばく線量が最も高い集団は平均14.4ミリグレイ(おおよそミリシーベルトと同値)に達していました。そういう人たちでも発がんのリスクは全く増えていませんでした。

大地から出る放射線は、国内はもとより世界中の地域によって異なり、たとえばブラジルのガラパリでは地域の平均値が年間5.5ミリシーベルト、最高値で35ミリシーベルト、インドのケララでは平均値が3.8ミリシーベルト、最高値で35ミリシーベルト、そしてイランのラムサール平均値が10.2ミリシーベルト、最高値で260ミリシーベルトとかなり高い地域もあるそうです。

では、これらの地域の人が、がんによる死亡率が高いのかを先生に尋ねると、「そのような傾向はみられない」とのこと。

「体内にはカリウム40、炭素14など放射性物質が取り込まれますが、時間の経過とともに放射能は低くなり、さらに代謝により体外にどんどん排出されるため、体のなかにたまり続けることはありません」とのことです。

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