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この記事は私がまとめました

daiba49さん

女に倣って、こうした政策を「民主党に投票する理由」の白紙のページに書き込むと、民主党は大きく「左旋回」することになる。

一方の共和党側もトランプ大統領によって大きく「右旋回」しているので、米国の政界には「中間派」が存在しなくなり、左右原理派の対決ということにになるのかもしれない。

年収2万ドル以下で暮らす有権者の中には、複数の仕事を掛け持ちしている人も少なくありません。仕事に影響が出るため、ホワイトカラー層よりも投票に行くのが難しい

サンダース氏が指摘した、多くの低所得者層が経済的理由から投票に行けない現実も無視することはできません。

。ニューヨーク市周辺の投票では、ブルックリン地区を中心に約12万5000人の民主党員の名前が有権者名簿から誤って削除され、これらの有権者は投票することができませんでした。ニューヨーク州司法長官やニューヨーク市の監査役はこの一件について調査する姿勢を表明し、ニューヨーク市の選挙管理委員会はブルックリン地区の責任者を停職処分にしています。今後、有権者名簿からの名前の削除が意図的に行われたのかについても調査が入る予定ですが、サンダース陣営は悔しさを隠しきれない様子です。

「アメリカは先進国の中では、最低レベルの投票率に直面しています。今回の選挙活動において、我々は低所得者層に政治への参加を促すという点で一定の成功を収めたと考えていますが、前回の選挙(2014年の中間選挙)では低所得者層の80%は投票しません

2012年の大統領選挙で実際に投票した有権者の割合が、年収2万ドル(約220万円)以下の有権者では48%、7万5000ドル(約825万円)以上の有権者では78%と、大きく異なることが判明しています。この年、アメリカ国内の年収2万ドル以下の選挙権保有者は約1430万人でしたが、有権者登録を行ったのは890万人。実際に投票したのは約680万人ですから、登録したものの、何らかの理由で投票しなかった有権者が200万人以上いたことになります。

アメリカというのは一面で、国民皆保険を「社会主義だ」という少しお馬鹿の大国だから、その標準から政治家を評価していてはまったくの誤りになる。
 サンダースの演説を読んでいると、アメリカ社会の格差拡大、インフラストラクチャの劣化、不当な選挙資金調達システム、不正な八百長経済などな ど、これは進歩も保守もない問題だ。l民ゾ祈雨(注:文字化けで意味不明原文通り)の社会のこれを見過ごすのは不道徳だ、アメリカの現在の状態は異常だという主張は実にストレートで説得的だ。
 サンダースの「進歩も保守もない。右翼も左翼もない」という主張は、私には共感できる。歴史家は保守の立場をベースとして進歩の方向を見定めるのが役割であり、日本のように民族の基本を外国に押さえられている国では、右翼も左翼もないというのは常識的な話しだ。こういう日本のような国では極右・極左をやっているのはよっぽどの世間知らずか、お坊ちゃんだ。

サンダースは、1970年代からヴァーモントで社会活動と政治活動をはじめ、1981年には、39歳で、ヴァーモントでもっとも大きく影響力のあるバーリングトンの市長となった。おもな支持者はヴァーモント大学などの教授連、社会福祉関係者と警官の組合で、民主党にも共和党の候補をやぶって市長としてあわせて4回8年のの任期をまっとうした。その段階から「社会主義者」を自称し、アメリカの南アメリカ政策に対して正面から批判的な立場をとり、シティーホールでノーム・チョムスキーを呼んで講演を組織するなど、その立場は一貫していたが、有能な市長として評価は高かった。
 1987年にはU.S,Newsがサンダースをバーリングトンをもっとも住みやすい町にしたアメリカ最良の市長であるとしたという。ヴァーモントでは非常に強い支持をうけている。
 しかし、1989年の市長選には立候補せず、その年はハーバートで教えている。サンダースは政治学専攻の研究者としての側面ももち、妻のオメラも後にバーリングトンカレッジの学長となっている。

しかし、サンダースは1990年ヴァーモントの下院議員に民主党にも共和党にも属さないインディペンデントの立場で当選し、そののち16年間、一回を除いて圧倒的な勝利で下院議員を勤め続けた。これは独立無所属の下院議員としては40年ぶりのことであったという。その立場を20年近く維持していることになる。そして2006年に、その立場のまま上院議員に立候補し、圧倒的な勝利をおさめた。民主党に属さず、しかし、民主党のリベラルグループと会派を作り、その委員長として、イラク戦争に反対し、市民権利制限法に反対し、リベラル勢力の中枢にいたということである。
 以上は、『SENATOR BERNIE SANDERS』(Robert Shelley)によったが、これでサンダースの演説を読んでみると、ようするにサンダースは地域の社会活動のなかから徐々に全国政治に入り込んでいった 普通の政治家であることがわかる。魅力的な人らしい。

もちろん、相当にしっかりした人物で、筋金入りであることも明らかで、サンダースは1960年代のアメリカ学生運動の中心であったSNCC(学生非暴力委員会。Student Nonviolent Coordinating Committee)の活動家である。彼らは、アメリカの国人差別に抗議する公民権運動をにない、そしてベトナム戦争反対の運動を担った。
 サンダースはマーチン・ルーサー・キングの指導した、1963年のワシントン大行進に参加しており、だから、彼はキング牧師の「I have a dream」という有名な演説をその場できいている。私より5歳ほど上だが、ようするにまったくの同世代である。イギリスのコービンも同じ。
 ヨーロッパ、アメリカで明瞭に対抗的な政治家が影響を広げている。私より年が少し上だが感じがよくわかる。同世代と思う。他国の政治家を同世代と感じるというのは初めてのこと。歴史が一巡り巡ったということか。

自由競争に背を向け
 「アメリカンドリームと社会主義は全く別物。ますます多くの米国人が社会主義に変わるというのなら、
私たちがよく知り、愛してきた米国とは違うものになってしまう」
 保守系テレビ、FOXニュースの女性アンカー、グレチェン・カールソン氏は、米国の伝統的価値観である自由競争に背を向ける傾向の高まりを嘆く。

 旧ソ連と対峙してきた米国で、社会主義はずっと否定的な言葉だった。
 昨年夏のギャラップ社の世論調査でも「女性」「黒人」「ユダヤ人」の大統領候補には9割以上が投票してもよいと回答したが、
「社会主義者」では47%と半数以下にとどまる。これは「同性愛者」(74%)や「イスラム教徒」(60%)に対する拒否反応よりも強力だ。
 ところが世代別にみると、違う様相が浮かび上がる。

 ピュー・リサーチセンターが昨年12月に公表した調査結果では、18歳から29歳で社会主義に対して「肯定的」とする回答が49%と、
「否定的」(43%)を上回った。年齢が上がるほど否定が増え、65歳以上では肯定的とする回答は13%しかない。

「ミレニアル世代」が傾倒
 9日の東部ニューハンプシャー州予備選でCNNが行った出口調査によると、18歳から29歳の83%がサンダース氏に投票していた。
クリントン氏は65歳以上の高齢層で55%を獲得したが、未来を担う若い世代のサンダースびいきが明確に現れた。
 「クリントン氏は普通の民主党って感じだけど、サンダース氏はちょっと革命的なんだよね」
 18歳の男子高校生は、投票した理由をこう話す。若者たちはソーシャルメディア通じてサンダース支持を広め、
同氏は数千円規模の小口献金で多額の選挙資金の獲得にも成功した。
 冷戦後に生まれた「ミレニアル」と呼ばれる世代が、なぜ社会主義に傾くのか。米メディアは、
富裕層への課税強化や公立大学の授業料無償化、国民皆保険制度など巨大な政府を志向するサンダース氏と、
この世代の親和性を解き明かそうと躍起になっている。
 「若者たちは社会主義と北欧型の福祉国家を結びつけているのではないか」(USA TODAY紙)
 「社会主義があまりにタブー視されてきたため、意味が曖昧になり再解釈の余地も出てきたのでは」(ニューヨーカー誌)

「献金を受ける政治家が特定企業を優遇するえこひいき資本主義への批判だ」(CNBCテレビ)-。

米国に納税しない巨大企業

 社会主義とともに、若い世代を理解するキーワードになっているのが、「アメリカンドリーム」だ。
 ハーバード大が昨年12月に発表した調査結果によると、「あなた個人にとってアメリカンドリームは生きているか」
と18歳から29歳の若者にたずねたところ、48%が「死んでいる」と回答したという。
 同大などが行った別の調査では一般的なイメージに反し、米国はカナダや欧州の多くの国々と比べても社会流動性が低かった。
アメリカンドリームが幻想であると多くの若者たちが感じ、将来に明るい展望を抱いていないようだ。

この世代はアップルやグーグル、アマゾンといった巨大企業が国家の枠を超えてグローバル化していった時代に育った。
成功した企業が必ずしも米国に納税するわけではないことも知れ渡っている。欧州などの低税率国に名目上の会社機能を移し、
租税回避に励むからだ。金持ちがますます金持ちになり格差が拡大することへの怒りは2011年、ウォールストリート占拠運動となって現れた。

・大学の学費を無料にする
・北欧のように国民全員が無料で医療を受けられるようにする
・中産階級から搾取して富を独占するウォール街を解体し、収入と富の平等を図る

共和党候補だけでなく、サンダースのライバルであるヒラリーと、ヒラリーを応援する政治家も、上位1%を支える「体制」側の敵とみなしている。

大学の学費を無料にするためには、巨額な資金が必要だ。医療費もそうだ。「ではその資金はどこから持ってくるのか?」という人々の疑問に対して、サンダース陣営からは「ウォール街から」

今回2016年の大統領予備選挙で、リベラルな若者たちから熱狂的に支持されているのは、自称「民主的社会主義者」のバーニー・サンダースだ。昨年大統領選への出馬を発表したときには、メディアから「絶対に勝ち目はない」と笑い者にすらされていたサンダースだが、今月9日のニューハンプシャー州予備選では、ヒラリー・クリントンに支持率で25ポイントの大差をつけて圧勝した。

サンダースの支持者は、他の候補と比べると圧倒的に若者が多い。「民主的社会主義」の理念でアメリカの政治を根本的に変えることを約束するサンダースは、現代の若者にとっては「反体制」の指導者であり、21世紀のカウンターカルチャーのリーダーとみなされている。

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