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変わるのが怖い…変化を起こせない原因、「現状維持バイアス」の外し方

人は余程のことがない限り、今の状態を維持しようとする傾向を持っています。変化によって何かを失うことを恐れるために現状維持に傾く心理、これを現状維持バイアスといいます。しかし、この傾向は現状維持どころか「後退」を招く可能性もあるので注意が必要です。

更新日: 2016年11月27日

replicant_gさん

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▼現状に満足しているわけじゃない。でも、変化が怖い

そんな経験、ありませんか?

すぐにでも辞めたい仕事や、もう別れたい恋人との関係を、ダラダラと長引かせてしまうことはありませんか?

自由時間がなくなるからと出世を拒んだり、事業をあげての新しい試みに反対の意見を示したり、古いつきあいのある人としか仕事をしなかったりなど

その原因は、「現状維持バイアス」かもしれない。

▼「現状維持バイアス」とは?

変化によって得られる可能性がある「得」よりも、それにより失う可能性のある「損失」に対して、過敏に反応してしまう傾向のことです。

現状維持バイアスとは「大きな変化や未知なるモノを避け、現状を維持したくなる」という心理作用です。

よほどの状態に置かれない限り、現状のままでいたいと思う心理作用のことです。未知なものや未体験のものを避けようとする気持ちですね。

「得」をする可能性が「損」をする可能性を上回っているとしても、変化よりも現状維持の方を選ぼうとする傾向のことです。

▼よくある「現状維持バイアス」の例

私たちは知らず知らずのうちに、現状維持バイアスの影響を受けています。昨日と違った行動を取ることで、「何かを失う」ことを恐れ、同じ行動ばかりをとっているのです。

私たちは決まりきった同じことをすることが多い。同じ店で同じものを食べ、同じ通勤ルートを使い、同じ人と話す。

新しいメニューを試してみれば、本当は新しいお気に入りメニューと出会えるかもしれない。でも、「もし、美味しくなかったらランチ代を損してしまう…」それが怖くて、同じものばかりオーダーしてしまうのです。

ストレスの多い職場で、やりたくもない仕事を毎日続けていたり、合うたび不快な思いをさせられる相手との付き合いを続けていたり

例えば「転職」。今より良い職場・人間関係を手に入れられる可能性はあるけれど、同時にこれまで築き上げてきた社内の人脈や、安定を失う可能性がある。今自分が持っているものを「失う」可能性ばかりに目が行ってしまい、身動きがとれなくなってしまうのです。

例えば、ダイエットを始める時に寸前で止めたり、出世して知らない部署に挑戦するのを止めたり、知らない人とのコミュニケーションを嫌がったり

現状に問題があることは、自分でもわかっている。何かアクションを起こしたほうがいいことも、うすうす気づいている。でも、なぜか実際に行動に移すことが出来ないでいる。

▼変化の速い現代においては、「現状維持」=「後退」

行動せずに同じ場所に留まることで、いつしか時代や周囲から取り残されてしまうかも。

『人間には進歩か退歩かのいずれかがあって、その中間はない。現状維持と思うのは、実は退歩している証拠だ』森信三

これはなぜかというと、時間は常に流れているわけで、周りの状況や人なども目まぐるしく変化しているからです。

自分たち(または、自分の仕事)はよい状態を保っているつもりでも、世の中は刻一刻と進化し、変化しているため、維持することは、時代から遅れていくこととイコールになるのです。

現状に満足しているならまだしも、そうでないなら「現状維持バイアス」を外して前進する必要があります。では、どうしたらこの「現状維持バイアス」から自由になれるのでしょうか。

▼「現状維持バイアス」の外し方

まずは「現状維持バイアスというものが存在する」と知ることが、最初の一歩になります。意思決定の際、「これは合理的な判断ではなく、現状維持バイアスの影響を受けているのかもしれない」と疑ってみてください。

「人は何かの意思決定の際に現状維持バイアスが働く」ことを知っていることが、対処の第一歩です。

人は自分自身の「損得」には敏感ですから、決定においては利害関係の薄い第三者に、客観的なアドバイスを求めると良いでしょう。

第三者は、損失回避や現状維持バイアスの影響を受けにくいことが実証されている。(中略)少なくとも担当部署以外のメンバーや外部の者に意見を聞いて、それを重視することである。

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replicant_gさん