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胸部の整形外科的テスト【肋骨周辺の異常の見分け方】

呼吸に関係する部位なので非常に大切な部位になります。誰でも比較的簡単にチェックすることが出来る方法なので異常が疑えがわれる際はチェックしてもらうのが良いと思います。

更新日: 2017年09月04日

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gojalさん

ソート・ホール テスト(Soto-Hail Test)

【検査法】
仰臥位(あお向け)で頚部を最大前屈しながら胸椎も前屈する。

【理論的根拠】
局所痛があれば、靭帯、椎間板、骨など損傷をあらわす。患者の膝が立てば、髄膜刺激症状を疑われる。

ソートホールテストは異常のない方に対しては何をしているのか全く分からないような検査方法ですが、頸椎や胸椎の異常のある方にはかなりの痛みを伴います。近年はスマホやパソコンによって起こるストレートネックの方なども痛みを訴えます。

胸骨圧迫テスト(Stermal Compression Test)

【検査法】
仰臥位(あお向け)で胸骨上部に両手をのせ下方へ押す。

【理論的根拠】
局所痛か肋骨側面に痛みがあれば、肋骨骨折を疑われる。

応急処置の人工蘇生術などの際によく見る光景ですが、近年はAEDなどがあるのであまり使用する機会は少ないです。むしろ外傷などによる応急処置の際の肋骨の骨折の有無の確認に使用する方が多いかもしれません。簡易的なテストになります。

ビーバー兆候(Beevor's Sign)

【検査法】
仰臥位で両手を頭の後ろに組んでもらい、上体を前屈(上挙)するように指示する。腹筋運動のボーズをとってもらう。

【理論的根拠】
臍が上方に動くとT10~12の神経根症状、臍が下方に動くとT7~10の神経根症状が疑われる。

ビーバーが、貝殻等をおなかのうえで割るとき、首をもたげておなかの上でわる姿勢と似ていることからついた整形外科的テストです。へその動き(へその反射)が起きないのが正常なのに対して、下や上に臍が動いた場合に胸椎から出る神経の異常を知り得るテスト法になります。

シュペルマン徴候(Schepelman's Sign)

【検査法】座位で上体を側屈するよう指示する。左右行う。

【理論的根拠】曲げた側に痛みがあれば、肋間神経炎の疑いがあります。伸ばした側に痛みかあれば、胸膜、筋性の繊維性炎症の疑いがあります。

ネット上にはほとんど情報のない整形外科的テスト法になります。理学療法などの本にわずかに掲載されています。肋間神経の炎症や胸膜や筋肉の炎症の有無を簡単にチェックする際に使用されます。多くの場合は肋骨部に異常がある場合は、このテストをする前にⅯRIなどで神経の変性を知り得ていることがないのであまり使用されることがないと考えられます。

胸郭拡張テスト(Chest expansion Test)

【検査法】
座位または立位で乳頭の高さで、メジャーにて、最大呼気時の測定、最大吸気時の測定を行う。

【理論的根拠】
成人男子の正常拡張差 5.0cm以上、成人女性の正常拡張差 3.5cm以上、これ以下のときは、肋椎関節の異常や呼吸器の異常など胸部拡張異常をあらわす。

呼吸器の疾患の際にチェックしておきたい項目になります。すぐに息切れする方や急激に体型が変わった方などでも要チェックになり得る項目です。胸郭の動きが阻害されることで呼気と吸気が上手く行えなくなることがあります。そう言った状態を簡易的に見分ける方法として有効です。

胸部以外の整形外科的テスト法

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