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肩関節の整形外科的テスト法【肩の痛みの原因を知る方法】

肩の関節は全身の中で最も可動範囲が大きいので怪我が起きやすい部位になります。痛みの原因を知る方法が沢山あるのも特徴になります。ここではメジャーなチェック方法のみ紹介します。

更新日: 2017年09月04日

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gojalさん

棘上筋腱炎テスト(Supraspinstus Tendiniyis Test)

【検査法】
肩関節を外転を指示しながら抵抗し棘上筋に負荷をかける(側方挙上90°で抵抗)。

【理論的根拠】
棘上筋腱付着部に痛みが出た場合、腱炎をあらわす。

棘上筋に炎症がある場合は抵抗は非常に弱くても痛みを出します。肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)の方は抵抗がなくても痛みを生じます。

アプレー・スクラッチ テスト(Apley Scratch Test)

【検査法】
腕を持ち上げ、手を後頭部から反対側の肩甲骨上部に触れるよう指示する。腕を下げ、手を背中に廻し肩甲骨に下部に触れるよう、反対方向も指示し、この動きを繰り返す。


【理論的根拠】
肩の痛みが増大するとき、主に棘上筋腱炎を示唆する。

棘上筋のみの炎症時には有効ですが、他の筋などもまとめて炎症を起こしている場合はアプレースクラッチテストの姿位をとること自体が困難になります。一般的には棘上筋腱炎テストで疼痛の有無がハッキリしない場合に使用します。

ヤーガソン テスト(Yergason's Tast)

【検査法】
座位 肘関節90°屈曲、患者の一方の手で固定、もう一方の手で手首を外側に押す、患者はこれに抵抗する。

【理論的根拠】
肩の痛みが出るとき、上腕二頭筋長頭付着部の腱炎を示唆する。

上腕の力こぶになる部分の上腕二頭筋の炎症をチェックするテストなります。肩関節の外旋方向に抵抗します。

ストレッチ テスト(Arm Stretch Test)

【検査法】
患者の上腕を持ち、そのまま腕(肩関節)を伸展する。肩に痛みが出たら肘を曲げてもらい痛みが消えるか確認する。

【理論的根拠】
肩の痛みが出るとき、肘の屈曲で痛みが消え伸展で出ると、上腕二頭筋短頭付着部の腱炎を示唆する。

コチラは肩関節の伸展位で行うので胸郭出口症候群の検査のエデンテストに近いものになります。しかし検査する部位が異なります。

ドロップアーム テスト(Drop Arm Test)

【検査法】
肩に激痛がある場合。座位。他動的に肩関節90°外転、手をはなしゆっくり下ろすよう指示。

【理論的根拠】
腕をゆっくり降ろせなかったり、急に落ちるようであれば、腱板の損傷・断裂を意味する。

実際に行う際は検査する側は患者の下に手を添えておきます。腱板断裂などで腕が急激に落ちる際にどこかにぶつけて怪我をすることを防止するためです。重症の方は腕を90℃まで上げる前に激痛を訴えるのもこのテストの特徴です。

エンプティキャンテスト (Empty Can Test)

【検査法】
立位もしくは座位で肩関節を外転90°と前方30°、内旋して親指が下にくる位置で肘の上に手を置き、患者がキープしているポジションに対して内転の方向(下)に押す。

【理論的根拠】
棘上筋が弱く、始めのポジションをキープできない場合、棘上筋腱の炎症の疑い

棘上筋の炎症の際に最も簡単にチェックで使用できる整形外科的テストになります。痛みが激しい方は外転を90℃まで挙げなくてもキープが可能かチェックすることで棘上筋の働きがどれくらいかを判断することができます。

肩関節以外の整形外科的テスト法

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