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【沖縄の真実】 辺野古『新基地』建設 政府が隠す新機能とは

政府が辺野古『新基地』と呼ばれたくない理由は、大型港湾施設や弾薬搭載地域などが建造されることを、国民に知られたくないからである。政府が隠す新機能とは、原潜や空母も横付けできる軍港とF35戦闘機の出撃基地であること。化学兵器を搭載したF35が飛び立つ日が必ず来る。

更新日: 2019年02月28日

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この記事は私がまとめました

はいたい、恵です。

名護市辺野古にある米軍・海兵隊基地キャンプ・シュワブに、『新基地』建設が進められています。

翁長沖縄県知事は、『新基地』建設に反対しているが、日本政府は、この『新基地』という表現についても、既にある辺野古の海側を拡張して移すだけなのだから『新基地』建設ではないと反論する。

『新基地』建設なのか

翁長知事が、『新基地』と呼ぶ理由は、
普天間基地の代替滑走路だけでなく、弾薬庫もあり、大型港湾施設や弾薬搭載エリアが建造されることを国民に知ってもらいたいから。

政府が『新基地』と言われたくない理由は、
大型港湾施設や弾薬搭載地域が建造されることを国民に知られたくないから。

『新基地』であることは、年間維持費を見てもわかる。普天間飛行場の年間の維持費は280万ドルに対して、辺野古『新基地』は年間2億ドルかかるという。何倍になるでしょう。新たな機能がいくつも加わるからですよ。その多くを日本の税金で賄っていくことになるんですよ。「属国」でしょ。

 年間維持費2億ドルかかるという辺野古『新基地』には、普天間基地(普天間飛行場)にはない新たな機能がたくさん加わる事を見ていこう。

辺野古『新基地』の機能概要

辺野古『新基地』は、軍用飛行場と軍港の機能を合わせもった複合機能基地である。
しかも耐用年数は200年

辺野古『新基地』は、軍用飛行場と軍港の機能を合わせもった複合機能基地である。

滑走路 (飛行場)

V字型の2つの滑走路を設置することになっている。

 政府は、「空中給油機はすでに岩国基地へ移転し、緊急時の外来機受け入れは本土で行う。」と説明して、
「滑走路は普天間の 2700mから 1200mに大幅に短縮される。」
「短い滑走路だからオスプレイやヘリの部隊運用だけにとどまる。」
と宣伝する

しかし、この「滑走路長 1200m」にはカラクリがある。

政府の巧妙なカラクリに騙されてはいけない。

防衛省沖縄防衛局は、「滑走路長 1200m」を次のように説明する

オーバーランを 300mずつ確保しつつ、アメリカ軍の要望である 1800mを維持するために、

オーバーランも、滑走路とまったく同一の荷重支持能力を有する高規格舗装とした。

これで離陸時に、オーバーランを滑走路として使用することができる。

出典沖縄防衛局 調達部

実際の滑走路長は、 1800mなのである。

これなら、オスプレイだけでなく、C-130輸送機も離着陸できる。

過走帯(オーバーランエリア)は、戦闘機を運用する基地でも通常150mが基準であり、「オスプレイ専用」(だと言い張る)の滑走路に300mずつなどというのは、異常な設計である。
つまりは、「滑走路は短いですよ」と偽装するためのものでしかない。
繰り返すが、辺野古新基地の滑走路長は、 1800mなのである。

さらには、「オスプレイやヘリの部隊運用だけ」としているが、
戦闘機が離着陸できる飛行場の「米軍基準」をクリアした滑走路になる。
というのも

米軍内規で戦闘機の着陸要件となっている、「アレスティング・ギア」(着陸拘束装置)も設置される。

(オスプレイにはまったく不要な施設だが)
ケビン・メア在沖米国総領事は、米側に戦闘機の運用計画がないことを強調した上で
「万が一、(戦闘機が)緊急着陸することがある場合に備えて安全を確保するために必要」と説明する。

出典2006年10月21日 沖縄タイムス

戦闘機が万が一の緊急着陸するのは、消防、救助設備なども整った嘉手納や那覇に行けばいいはずです。
苦しい言い訳でしかありません。

というのも米軍内規では、「アレスティング・ギア」の設置がない飛行場では、戦闘機の運用はできないことになっている。

「アレスティング・ギア」の設置された辺野古「新基地」は、戦闘機の運用も可能となるわけだ。

滑走路の長さも、開発中の短距離離陸(STOVL)F-35ステルス戦闘機には、十分である。

辺野古の新基地で、米海兵隊がステルス戦闘機F35の運用を想定していることが分かった。
「米海兵隊2025戦略展望」の中で、キャンプ・シュワブと隣接するキャンプ・ハンセンにまたがる通称「中部訓練場」の特別空域を再設計するとしており、米国防総省筋は「域内でのF35の運用性を高めるため」と説明した。

出典2014.7.19 沖縄タイムス

短距離離陸垂直着陸(STOVL)の戦闘機のF-35Bなら、訓練を含めた通常配備が可能な施設規模だということになります。
 さらに、F-35であればB型でなくとも、十分な余裕を持った離着陸ができるでしょう。

 ほかにも『隠しアイテム』がまだある可能性が高い。(滑走路に限らず)
というのも
 岩国基地の新滑走路も、誘導路にまでアレスティング・ギアがあることが判明しており(当然、舗装強度も滑走路と同じになっているはず)、誘導路も滑走路に使えるということが明らかになった。
 「誘導路」という名前で、2本目の「滑走路」が追加されていたのです。

繰り返すが、日本政府は、「オスプレイやヘリの部隊運用だけにとどまる。」と説明して「新基地」建設を強行しようとしている。
 しかし、「滑走路」を見ただけでも、それがウソだとわかる

軍港

辺野古『新基地』に加わる(普天間基地にはない)新機能で最も注目すべきは、この「軍港」機能です。

近年、うるま市の米海軍ホワイトビーチ港に原子力潜水艦が寄港する回数が急増しているが、辺野古の新基地には、「軍港」も造られる。

政府は「ヘリ修理のための輸送の際に、(滑走路が短くて)大型輸送機が使えないので、代わりに輸送船が接岸できる岸壁を造る」と説明している
「係船機能付き護岸」であって、「軍港ではない」と説明するのです。

しかし、大型港湾施設すなわち「軍港」であることは明白。

「護岸」の長さは、環境影響評価書(アセス)の段階では約200メートルだったが、埋め立て申請の段階になって突然、272メートルに延長されました。

この延長された長さは、オスプレイやF35が搭載できるワスプ級強襲揚陸艦の接岸基準272メートルとほぼ一致する。
輸送船どころか、大型の強襲揚陸艦が接岸できる長さに変更されるのである。

 さらにウィキリークスの暴露で、高速輸送船(HSV)が配備されることも判明している。高速輸送船は、戦地に戦車やヘリなどを運ぶための大型船

またエアクッション型揚陸艇(LCAC)用の斜路の存在も新たに図示された。

「軍港」以外の何物でもないが、日本政府は認めようとしない

政府は「防波堤もなく、港の形態ではない」というが、強襲揚陸艦や原子力潜水艦が寄港する「軍港」である米海軍ホワイトビーチ港(沖縄県うるま市)にも防波堤はない。

避難港や母港にするわけでなく、4万トンの強襲揚陸艦や輸送艦が一時寄港するのに防波堤は必要ないのです。後述の通り、滑走路と弾薬庫がセットの「軍港」が米軍の1960年代以来の悲願

ところで、「強襲揚陸艦を運用する場合、現在計画中の護岸の総延長約270m全てに係船機能があるとしても、長さは不十分です。」と答弁した防衛政務官(政務官というのは国会議員の役職です。知識がなくても務まります)がいたらしいので、反論しておきます。

 まず、最大のワスプ級強襲揚陸艦の接岸に必要な岸壁の長さ「接岸基準」は272mとなっています。辺野古新基地の「軍港」はこれを満たしています。
 また、現在、沖縄に駐留する第31海兵遠征隊(31MEW)が、実際に強襲揚陸艦に乗船する際に使用している、うるま市のホワイト・ビーチ軍港ですが、桟橋は250m未満です。
 ちょうど現在(2019年)見ることができるGoogleマップのホワイト・ビーチ軍港の航空写真では、最大級の強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」が接岸しております。
 ホワイト・ビーチ軍港は、立派にお役目を果たしておりますね。250m未満ですけれども立派に。

大浦湾は、さんご礁の沖縄では珍しく深度があり、空母や原子力潜水艦も入ってこられる。

この大浦湾3D画像をみたら、なぜアメリカが辺野古『新基地』を欲しがるのかが、瞬時にして理解できるでしょう。

赤いところが海上滑走路と港湾施設の埋め立て予定

沖縄の海の大部分は、さんご礁で、左半分に見るような浅瀬が広がる。
 ところが、大浦湾(右側部分)は、見ての通り、岸のそばで深く落ち込んでいる。
さんご礁の浅い海に囲まれた沖縄の海ではとても珍しいことなのです。
(漁港などの航空写真を見るとよく分かります。船が通れるようにさんご礁を削って「海の道」が作ってあります。小さな漁船すらサンゴ礁の上は通れないのです。余談ですが、沖縄戦でアメリカ軍が上陸した地点も、サンゴ礁が比較的狭いので満潮を狙えば、上陸舟艇が岸の近くまで寄せられたので選ばれたのです))

クリック拡大してみてください

(日本自然保護協会・WWFジャパン)より

http://www.wwf.or.jp/activities/marine/lib/0904ooura.pdf

すでに1966年の段階で、米軍は、沖縄では珍しく深度のある大浦湾に目をつけており、マニング社に沖縄中の軍港適地を調査させ報告書を作成させている。
 さらに当時は軍事プロジェクトに特化した建設会社DMJM(ディムジェム)社に、辺野古の軍港と滑走路を備えた複合軍事施設の設計図(マスタープラン)を作成させており、総工費の概算まで出来上がって議会に提出されていた。
 (ただし、ベトナム戦争で疲弊していたアメリカは、国民の間に厭戦が広がり、議会が国防総省のこの計画を承認しなかったためにお蔵入りとなり、そのまま沖縄返還を迎えた。)

アメリカ軍にとって「陸上案」などはとんでもない話で、最初からこの形態を狙っていたのである(後述)。

沖合に出してさんご礁の浅い海だけを埋め立てる「沖合案」が出た時も、アメリカ軍は猛烈に反対した。それでは軍港ができないからである。

弾薬搭載エリア(と弾薬庫)

普天間基地には、弾薬庫も弾薬搭載エリアも、ありません。アメリカの法令によって住宅地に近い場所での弾薬に関する作業は禁止されているのです。よって、弾薬に関する作業はできません。そのため現在は、攻撃ヘリなどにミサイルや銃弾を積み込むためには、空軍嘉手納基地まで移動して積み込みます。

 しかし、キャンプ・シュワブに隣接して辺野古弾薬庫があります(既存)。さらに、新しい基地には、大規模な弾薬搭載施設も造られます。

キャンプ・シュワブに隣接して辺野古弾薬庫があります。
新しい基地には、弾薬搭載施設も造られます。
しかも、弾薬搭載区域は、アセス申請のときよりも規模が拡大しています

辺野古弾薬庫には復帰前は核兵器がありました。さらに、化学兵器を扱う部隊が駐留しており、化学兵器が貯蔵されていると言われています
すこし前までは、ガス漏れ検知用に、ヤギが飼われていました。基地の外からも見えました。
いまは器械に代わったのだと思います

さらに、辺野古住民の中に、シュワブには核シェルターがあるという人が複数います

辺野古『新基地』の運用

辺野古には「弾薬庫」もあります。
新設される「軍港」からすぐに弾薬庫に移せるようになるので、今のように離れた港からの陸上輸送が不要となり、
秘密裡の運び込みも容易となるから、

化学兵器や戦術核兵器の運用に向いている(秘密に、安全に搬入できる)。

とくに化学兵器は、昔から辺野古弾薬庫の得意分野。

今は撤去されたということになっていますが、今も化学兵器の運用部隊は駐留している。

昔、辺野古弾薬庫には、ヤギがいた。毒ガス漏れ検知器として飼われていた。
1969年7月には知花弾薬庫で毒ガス事故が発生している。

以上のような米軍の目論見から
「シュワブ陸上案」などはあり得なかったことを、さらに検証してみよう。

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