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2016日本アカデミー賞にノミネートされなかった評価の高い映画たち

2016年、日本アカデミー賞に引っかからなかった作品も良作揃いなのでぜひ観てほしい。

更新日: 2017年04月13日

kazooneさん

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今年も第39回日本アカデミー賞の授賞式が行われた

第39回日本アカデミー賞の授賞式が行われ、是枝裕和監督の『海街diary』が最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞の4部門を制した。

優秀作品賞には他にも、『海難1890』 『日本のいちばん長い日』 『母と暮せば』 『百円の恋』があがっていた。

最優秀主演男優賞には『母と暮せば』の二宮和也が、最優秀主演女優賞には『百円の恋』の安藤サクラが、それぞれ選ばれた。

あの作品はノミネートされてないの???

■『岸辺の旅』

世界的に高い評価を得ている黒沢清監督が、湯本香樹実による同名小説を深津絵里と浅野忠信のダブル主演で映画化。

失踪した夫がある日、幽霊として姿を現し、自分が不在だった期間に旅した場所をともに訪れようと妻を誘うラブストーリー。

黒沢作品で、幽霊が登場するのは珍しくないが、黒沢作品ならではの不穏なムードもあるが、根底にはシンプルな愛がある。

深津絵里と浅野忠信が夫婦に扮し、愛する者を通して自身を見つめ直す人間の内面をリアルに体現している。

第70回毎日映画コンクール 日本映画優秀賞、第89回キネマ旬報ベスト・テン 第5位、主演女優賞(深津絵里)、第37回ヨコハマ映画祭日本映画ベストテン7位。

個人賞を受賞した深津は「夫が浅野忠信さんじゃなければあのような空気感、繊細な表現につながらなかったと思います。浅野さんの底知れぬお力のお陰でこの賞をいただけたと思っています」と共演した浅野に感謝しきりだった。

■『恋人たち』

通り魔に妻の命を奪われた男。家庭のなかで孤立する主婦。完璧主義の仮面をかぶった同性愛者の弁護士。3人の物語が、群像劇やオムニバスとはまったく違う肌合いで送り届けられる。

橋口亮輔監督がワークショップで出会った無名の俳優たちに、キャラクターを合わせて当て書き。不器用に今を生きる人々への慈しみを込めてこの作品を作った。

オリジナル脚本作品で、不器用だがひたむきに日常を生きる人々の姿を、時折笑いを交えながらも繊細に描き出した。

橋口監督によると「“今”を生きるすべての人に向けた絶望と再生の物語」になっている。

キネマ旬報ベストテン第1位、毎日映画コンクール日本映画大賞、ヨコハマ映画祭日本映画ベスト・テン第2位を獲得。

主演の篠原篤がキネマ旬報ベストテンと日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞、光石研もヨコハマ映画祭で助演男優賞、橋口亮輔監督も監督賞を総なめしている。

アジア全域版のアカデミー賞とも言われる第10回アジア・フィルム・アワードでは、日本から作品賞候補としてノミネートされた。

■『野火』

1959年に市川崑により映画化された大岡昇平の同名小説を塚本晋也の監督、脚本、製作、主演により再び映画化。

極彩色の原野をさまよう兵士の目を通して、戦争の愚かしさと人間の悲しみ、そして力強さを描く。

夏目漱石、太宰治ら文豪たちの日本文学を読みふけっていた高校時代、塚本監督が大きな衝撃を受け深く心に刻まれたのが大岡昇平の「野火」だった。

「いまこれを作らないと、ますます作りにくい状況になるのではないかという危機感があった」と、塚本監督は自ら資金を集め、自ら主演した。

キネマ旬報ベスト・テン第2位、ヨコハマ映画祭 第5位、TAMA映画賞 特別賞(監督、キャスト)、毎日映画コンクール 男優主演賞・監督賞を獲得。

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kazooneさん

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