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今話題の漫画をきっかけに調べてみた。意外と多い身近なアイヌ語

マンガ大賞2016受賞の『ゴールデンカムイ』で、アイヌ文化への関心が高まっています。話者10人以下と言われ、絶滅危機にあるアイヌ語ですが、実は私たちの身の回りの日本語にすっかり溶け込んでいるものも。

更新日: 2016年04月05日

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▽『ゴールデンカムイ』でアイヌ語に興味を持つ人が急増中

マンガ大賞2016で大賞に輝いたこの漫画で、アイヌ語やアイヌ文化に興味を持った方も多いのでは!?
作品名の「カムイ」はアイヌ語で「神」。これはもっとも有名なアイヌ語の単語かもしれませんね。

書店員を中心とした有志による選考委員らが「今、一番友達に薦めたいマンガ」をコンセプトに決定する『マンガ大賞 2016』(主催・マンガ大賞実行委員会)が29日、都内で発表され、野田サトル氏の『ゴールデンカムイ』に決定した。

3月29日、『マンガ大賞2016』に野田サトルさんの作品『ゴールデンカムイ』が選ばれました。

野田サトルによる日露戦争直後の北海道を舞台にしたアイヌの埋蔵金を巡るサバイバルマンガ。
アイヌが残した金塊を巡り、複数の勢力と自然の猛威と獣が入り乱れ、金塊のありかを示したといわれる刺青を持つ脱獄した囚人たちとの生存競争が繰り広げられる。

作品で描くものにはリアリティを出すために、知床や網走刑務所など、作中のモチーフとなった場所をはじめ、現地の猟師を取材したという野田氏。さらにアイヌ文化に造詣の深い中川裕教授がアイヌ語監修を務めるなど、あらゆる面で本物を志向している。

『ゴールデンカムイ』ヒロインのアイヌの少女、アシㇼパによるアイヌ料理の描写もヘタなグルメ漫画を凌駕していると評判。

ゴールデンカムイおもしろいよ!道民必読⁈今さらながらアイヌ語ちょっと覚えたくなる気持ちが芽生えたのが自分でも不思議。オソマ! twitter.com/comic_natalie/…

『2007年の推定では、約1万5000人のアイヌの中で、アイヌ語を流暢に話せる母語話者は10人しかいなかったそうだ。』 ゴールデンカムイのマンガ大賞を受けて、盛り上がることを祈って。 twitter.com/karapaia/statu…

俺道産子なのにアイヌ語とか全然知らなかったんだがゴールデンカムイのお陰でオソマだけは覚えたからな ゴールデンカムイの罪はでかい

ちなみに「オソマ」とはアイヌ語で「うんち」の意味…。
作中のヒロインが日本食の「味噌」を勘違いするシーンが多数あります。

ヒンナはアイヌ語で旨いだっけ。ゴールデンカムイから知られるようになった感じある

「ヒンナ」は「美味しい」。
アイヌグルメ要素満載なところもこの漫画の魅力です。

ゴールデンカムイ、実写化して欲しいけど、アイヌ語ネイティブの人が問題だ…

日露戦争終結後の北海道が舞台の『ゴールデンカムイ』作中ではアイヌ民族の村などが登場し、そこの人々はアイヌ語を話しています。
しかし今日では、アイヌ語自体が絶滅危機にあるのです…

ゴールデンカムイ、アイヌ語の発音が問題でアニメ化しないことになるならそれはカッコイイな…

▽ 日本の絶滅危機言語、アイヌ語

アイヌ民族の人々。

アイヌ民族は、おおよそ17世紀から19世紀において東北地方北部から北海道(蝦夷ヶ島)、サハリン(樺太)、千島列島に及ぶ広い範囲をアイヌモシリ(人間の住む大地)として先住していました。

アイヌ民族は主に現在の北海道で狩猟生活を営んでいた民族です。

19世紀に列強の国々が領土拡張するにあたり、多くの先住民族が編入されたが、アイヌも同様の運命をたどった。現在、日本とロシアに居住する。

北海道や樺太を中心に暮らしていたアイヌは、1855年の日露和親条約での国境線決定により、法のもとで「日本国民」または「ロシア国民」となりました。

明治時代になると、蝦夷地と呼ばれていた島は「北海道」と改称され、開拓が本格化し、大勢の和人が本州から移り住みました。政府はアイヌ語や生活習慣を禁止し、伝統的に利用してきた土地を取り上げ、サケ漁や鹿猟も禁止しました。こうした和人社会への同化政策の結果、アイヌの人々は貧窮を余儀なくされました。

1899(明治32)年には「北海道旧土人保護法」としてアイヌ民族に土地を与えて農民化を促し「日本的」教育を行うことでそうした窮状から抜け出させようという法律が制定されましたが、和人と比較すると圧倒的に狭く農耕に適さない土地を与えられるなど、依然として差別があったようです。

アイヌ語をしゃべることをはじめ、耳輪や刺青、その他さまざまな伝統的な習慣や重要な儀式が「野蛮」であるとして勝手に禁止され、日本風の名前を付けられ、日本人化することを強いられた。

歴史的にアイヌ語が使用されたと考えられている範囲。
北海道だけでなく、樺太や東北でも部分的に使われていたと考えられています。

同化政策が進むにつれ、しだいにアイヌ語は廃れていった。30年ほど前であれば、まだアイヌ語を母語とする人も多かったが、現在ではもはや日常的な会話の手段としての機能をほとんどなしていない。

現在アイヌ語を継承しているアイヌ民族の数が極めて少ないため、アイヌ語は近いうちに消滅してしまう消滅危機言語の一つとなっている。

アイヌの血を引く人々は現在も多数いますが、固有の言語である「アイヌ語」はほとんどが忘れ去られています。

2007年(平成19年)の推定では、約1万5000人のアイヌの中で、アイヌ語を流暢に話せる母語話者は10人しかいなかった。

アイヌ語は2009年にはユネスコにより「危機に瀕する言語」として、最高ランクの「極めて深刻」の区分に分類され、数年後には母語話者が消滅すると推察されています。

アイヌの若い女性。

▽ 意外と身近にあるアイヌ語由来の日本語

北海道の地名にはアイヌ語由来のものが実に多いので、地名などは除いた上で身の回りのアイヌ語由来の言葉を調べてみました。

北極圏に広く分布し、雌雄ともに角をもつシカ科の動物。
子供たちのヒーロー、サンタクロースの交通手段としても有名。

トナカイは、アイヌ語「tonakkay(トナカッイ)」に由来する。

司馬江漢の『春波楼筆記』には、間宮林蔵が樺太を探検した話の中で、「唐太の地に、トナカヒと云ふ獣あり」と記されていることから、江戸時代に「トナカイ」の呼称が伝わったと考えられます。

イタチ科のうちで水棲に進化したのがカワウソ類であるが、その中から海洋に進出して、陸に依存しないでも棲息可能なまでの本格的な適応を遂げた唯一の現生種。
現在、高齢化などのため日本の水族館からも次々と姿を消しており、なかなか見る機会がなくなっている。

現在の標準和名「ラッコ」は、近世の日本における標準的な本草学名に由来し、さらにそれはアイヌ語で本種を意味する "rakko" にまで起源を辿れる。

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