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懐かしの「プリントゴッコ」

昔は、これで1枚1枚ペッタンペッタンと家で年賀状を刷ったものです。インクが乾くまで部屋中にズラッと並べたりして、、、(笑)現在のようにパソコンやプリンターで印刷するより、味わいがあったような気もしますね。

更新日: 2016年06月20日

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■「プリントゴッコ」とは?

プリントゴッコ(Print Gocco)は理想科学工業が1977年(昭和52年)に製造および販売開始した個人向け小型印刷機シリーズである。アナログ、デジタル及び対応サイズや紙、布等用途に合わせた数機種のラインナップが存在する。独特のネーミングは、当時の理想科学工業社長である羽山昇により、「子ども達が家庭で印刷ごっこを楽しむ姿を思い描いて」名付けられた。社内で異論もあったが、羽山の「ごっこ遊びこそ知育の源泉」との説得により決定した。2008年(平成20年)6月末に本体の販売が終了し、その後は消耗品の販売のみ継続されていたが、2012年(平成24年)12月28日でプリントゴッコ事業の全てが終了した。

RISO科学の製品。
最初は、子供向けの印刷機というコンセプトだったみたい?

■プリントゴッコのセット

・本体
・ランプ
・ランプハウス
・インク
・カーボン
・原稿用紙
など

■どうやって使うのか?

(1)原稿を書きます。自由度が高いのもこの商品の魅力。自分で書いたイラストなども簡単に原稿に使うことが出来ます。イラスト集から切り貼りして作ったりも出来ました。ただし、カーボンが多くないとよく製版できないので、一度コピーしたりすると製版しやすかったです。

(2)この工程は楽しかったですよね~。原稿の上にマスターという原紙をのせて、その上から強烈な一瞬の光(ピカッ!)で製版します。原稿のカーボンが焼け、マスターに微小な穴を開けます。そこからインクが染み出すようになるわけです。

これが専用のランプ

このようにセットして・・・

これでカーボンが焼け、原稿が出来上がります!

(3)マスターにインクを乗せます。焼けたことで、原稿がマスターに張り付いていますから剥がさないで乗せましょう。そうでないとどこにインクを乗せたらいいやら分からなくなります。マスター上でわざとインクを混ぜてマーブル状にするなど、様々な「技」もありましたね。

いろんな色が付属してた。

(4)マスターの下に用紙をセットして上からギュッ!これで印刷完了!ポンポンと楽に大量の枚数を刷れました。

■仕組みは?

印刷方法の原理の分類によると「孔版印刷」の一種であり、シルクスクリーンもこの分類に含まれる。原稿作成には、カーボンを含む筆記具もしくはコピー、プリンターを使用する必要がある。版は、シルクスクリーンの「スクリーン」に相当する商品名「マスター」もしくは「ハイメッシュマスター」を用いる。版画におけるスクリーンとは、布のように細かい網目状の薄いシートの構造をした品を指し、プリントゴッコのマスターのシート部分には、ある一定以上の熱で溶ける特殊な化学薬品が薄く塗ってあり、厚紙のフレーム枠で固定されている。なお、プリントゴッコ本体は、製版および印刷の両機能を備えている。

製版は、フラッシュランプを装着したランプハウスと呼ばれるパーツを用いて発光させるため、単3形乾電池が二個必要である。原稿とマスターが密着するよう本体にセットし、フラッシュランプを光らせると、閃光によって発生した熱により、マスターにはカーボンを含む筆記具で書かれた部分のみが転移して、同時に版面に塗布された化学薬品を溶かすため、細かい網目だけが残る。この溶けた部分にのせたインクが通過して印刷が可能となる。なお、フラッシュランプは写真撮影用のフラッシュバルブと同じ仕組みで、一度のみの使い切りである。

■徐々に普及していった

1970年代後半に発売された当初は、葉書サイズの印刷が可能で、特に大量印刷した際のランニングコストの良さから、年賀状や暑中(残暑)見舞い等の用途で急激に普及し、年賀状シーズンには専用の素材集、イラスト集も多数発売された。

1台持っていれば、毎年活用できましたからね。

最盛期には年賀状印刷の定番となり、年末になるとTVコマーシャルはもちろん文具店や量販店に山積み販売されるほどの人気商品に登りつめ、 1987年(昭和62年)に年間最多の72万台を売上げた。累計売上台数は日本を含めた全世界で1050万台。

年賀状の定番アイテムとなり、最盛期には年間72万台も売り上げた!!

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