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前兆が出たら要注意!!後遺症も恐い脳出血とは

知人が脳梗塞で入院生活になったこともあり、脳梗塞、脳卒中、くも膜下出血とまとめてきましたが、今回は脳出血についてまとめていきたいと思います。

更新日: 2016年04月20日

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この記事は私がまとめました

脳出血とは、そして脳ヘルニア!?

脳出血とは脳内の血管が何らかの原因で破れ、脳のなか(大脳、小脳および脳幹(のうかん)の脳実質内)に出血した状態をいいます。

血腫(けっしゅ)が大きくなると脳浮腫(のうふしゅ)によって頭蓋内圧が高くなって脳ヘルニアを起こし、重い場合は脳幹部が圧迫されて死に至ります。

脳卒中とは、脳の栄養血管の突然の変化によって脳の症状が突然出現する病気を全て含んでいます。脳梗塞、くも膜下出血、脳内出血が含まれます。脳梗塞は血管がつまる病気、くも膜下出血と脳内出血は血管が切れる病気です。

脳出血とは脳内の血管がきれ脳の中に出血した状態を言います。

近年、脳出血の死亡数は減ってきましたが、その最大の理由は高血圧の内科的治療が広く行きわたり、血圧のコントロールが十分に行われるようになったためと考えられます。また最近、脳出血は軽症化していますが、運動障害や認知症(にんちしょう)などの後遺症で悩む患者さんが多いのも事実です。

初めて聞く脳ヘルニアとは

頭部外傷によって、頭蓋骨よりも内側(頭蓋内)に血腫や脳のむくみ(脳浮腫(のうふしゅ))が生じると、脳は硬い頭蓋骨で囲まれて余計なスペースがないため、頭蓋内の圧が高まり(頭蓋内圧亢進(ずがいないあつこうしん))、軟らかい脳はすきまに向かって押し出されます。

組織が押し出されることをヘルニアといいます。押し出された脳は深部にある生命維持中枢(脳幹(のうかん))を圧迫し、呼吸や心臓の機能を損ないます。

押し出された脳は生命維持中枢を圧迫し心臓や呼吸機能を損ないます。

出血した箇所により症状が違う??

場合によっては、ほとんど自分自身も気が付かない時もありますが、多くは手足の運動麻痺や喋りにくさなどの運動の症状、強いめまいや吐き気などのバランスの症状、意識が悪くなるなどの症状が認められます。少しずつ悪化する事はまれで、短い時間の間に症状の変化を招く事が多く、救急車で来院される事がほとんどです。

救急車で運ばれる!?

一般的には頭痛、嘔吐、意識障害、片麻痺かたまひが多くの患者さんにみられます。出血部位および血腫の大きさにより症状は違います。慢性期になっても何らかの後遺症を示す患者さんも多くみられます。

脳出血も出血部位やその大きさによっては殆ど麻痺がないケースもありますが、重症度からいうと致死率は脳出血の方が高く、脳出血の好発部位は運動を司る神経路に近いため麻痺や感覚障害を伴いやすいです。

脳出血の前兆

脳出血には、次のような前兆があります。
•ろれつが回らない
•手がしびれる
•普段とは違う頭痛の痛さがある
•言葉がでてこない
•字が書けない

このように、普段の生活では見られないような症状があった場合は、要注意です!

前兆に字が書けない等普段の生活で見られない様な症状があったら要注意!

病気に気付いた時に

脳出血の患者さんでは、意識障害とともに呼吸障害を伴う場合が多くみられます。倒れた直後に注意しなければならないのは、吐物によって窒息ちっそくすることと吐物を誤飲することです。吐いた場合は麻痺側を上に、顔と体を横にして誤飲を防ぎます。

救急車が来る前には、頭部を後屈させて下あごを持ち上げ、口を開けさせて気道を確保します。枕はあごが下がり、舌根ぜっこんが沈下しやすいので用いません。

このような処置をして、患者さんをできるだけ早く専門の病院に運び、適切な治療を行うことが大切です。

救急車が来るまでに窒息や吐物を誤飲しないように処置を!

脳出血の治療

出血量が少なく症状が軽度である方や他の内臓の病気によって容態が不安定な場合などは薬の治療(内科治療)を中心に考え、ある程度以上の出血で症状が重く、病状が進んでしまう事が考えられる場合に手術治療(外科治療)をお勧めする事があります。また、脳血管の先天的な原因による場合は、出血の治療は内科的に、原因に対して外科的に治療を分けて行う事も考えています。

薬による治療

脳内出血を起こした直後の患者さんは、高血圧になっている事が多く、脈拍も含めてとても不安定です。突然の身体の変化に不安を感じてもがいてしまう方もおられます。出血を増やさない事を考え、血圧や脈拍を安定化させる為に絶対安静がまずは必要となります。さらに特に著しく高い血圧である場合は、血圧を下げる薬を用いて、積極的に安定化させる事も行われます。安定した段階で、運動麻痺等の症状に対するリハビリテーションを開始します。その他には脳浮腫(出血部の周りの脳のむくみ)や胃潰瘍(脳卒中を起こした際に高率に併せて起こす事が知られています)に対する治療が行われていきます。

軽度である人や他の内蔵の病気で容態が不安定な患者には薬の治療が行われたりもします。

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