1. まとめトップ

不正 くりかえす 三菱自動車 5つの疑問

2016年4月20日,三菱自動車は軽4車種について,燃費に関わるデータの意図的改ざんがあったことを発表。追加報道を受けて更新しています。#三菱自 #軽自動車 #不正 #データ改ざん #走行データ #立入検査 #引責辞任

更新日: 2016年06月24日

livewell21cさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
2 お気に入り 19724 view
お気に入り追加

三菱自動車は,4月20日,eKワゴン・ekスペースの軽2車種と日産から受注生産しているデイズ・デイズルークスについて,データの改ざんがあったことを発表。

三菱自動車該当車種eKワゴンは15万7000台を販売。

日産から受注を受けていたデイズは,46万8000台を生産。現在は生産停止。

① 燃費試験のデータ改ざん その内容は?

抵抗値はメーカーが申請書に記入して報告する。走行試験に国の担当者が立ち会うなどのチェックはなく、虚偽を見抜くことは不可能

燃費試験のデータを改ざん。中央値ではなく,タイヤの抵抗や空気抵抗の数値を有利なものを選んでいた。また,国内法規で定められていたものとは違う試験方法がとられていたが,そのデータを国土交通省に届け,公表していた。

公表していた値はeKワゴンもデイズも,トップレベルの1ℓあたり29.2Km。

三菱自動車は,7%程度のデータのかい離を確認しており,5~10%くらいと述べて,明言を避けた。

※5月11日,5~15%程度と修正。

作業方法などを指示した書類では正しい方法での計測を記載したものの、実際には口頭などで不正を指示していた

「ミラージュ」「デリカD:5」「アウトランダーPHEV」を除く、全ての車種について法律に定められている方法と違うやり方で燃費を計算するための数値を出していた

書類上は正しい方法で指示をしているのだから意図的な改ざんであることは明らか。
しかも,後から,当初発表の4車種だけではなく,ほぼすべての車種がデータ改ざんされていると明らかに。

② いつから?…これが大問題!!

少なくともリコール隠しが発覚した後の2002年から行われていた

というのが,記者会見翌日の報道だった。リコール隠し発覚後も不正をしていたのか,と世間を失望させた。

2000年と2004年にも,三菱自動車工業は,乗用車部門およびトラック・バス部門(通称「三菱ふそう」)で大規模なリコール隠しが発覚している。

1977年から23年間にもわたってリコールにつなげるべきクレーム情報を隠していた。隠す場合は「ひみつ」の意味を込めて「H」マークがつけられていた。

隠された欠陥が原因で,死亡事故2件,人身事故が1件判明している。

2004年のものは,2000年時の調査が不十分だったことが後になって判明したもの。

刑事事件で有罪判決も複数,ダイムラーからの資本提携解消など,大きな代償を払った。

(4月26日発表)不適正な試験は91年から

ところが,なんと,リコール隠し発覚よりずっと前から行われていたことがわかった。

(6月15日発表)これまで「不正がない」としていた「ミラージュ」のデータも不正プログラムを使って算出していた

これらについては,実際の燃費値とカタログに掲載している燃費値にほとんど差はないとのことではありますが。

③ 補償は?

補償内容・対象は,店舗によって異なるので,店舗にお問い合わせを。

(三菱自)ユーザー補償の範囲について益子会長は「RVR、パジェロの燃費のばらつきは±3%で販売を続ける。ガソリン代や中古車の価格下落の補償は軽自動車4種類だけ」との考えを述べた。

所有する顧客に1台につき一律10万円の補償金を支払う方向で調整

対象は「eKワゴン」「eKスペース」「デイズ」「デイズルークス」の4車種

④ だれが,なぜ?

「性能実験部長、管理職は目標達成の難しさを知っていながら子会社に達成業務を丸投げし、業務内容の検討も怠っていた」「子会社の実地試験で数値目標に達しなかった際、性能実験部管理職は目標達成できるようなデータ値を使うよう指示していた」

⑤ どんな影響が?

国土交通省は(4月)20日…三菱自動車名古屋製作所・技術センターに…立入検査
…他の国内メーカーについても、5月18日を期限に同種の事例がないかの確認の要請

それでもたりず,4月26日,5月11日,18日と3度にわたって報告書の提出を余儀なくされた。5月13日には,本社へも立入検査があった。
他の国産メーカーについては,スズキに法令と異なる方法で実験をしていたという「不正」が発見されたが,実際の燃費は,届出の数値よりも良かったことが判明。

軽乗用車の生産拠点である水島製作所(岡山県倉敷市)の全従業員の4割弱にあたる約1300人を、自宅待機

当初発表の該当4車種を販売停止。1日当たりの新車受注台数は,三菱自・日産ともに半減。生産ラインは,機能停止に追い込まれた。日産の方は独自の補償を開始して販売減を食い止めようとしている。

2016年内をめどに2373億円出資し,三菱自の株式34%を取得して,筆頭株主となり、事実上の傘下に収めるとの報道。5月末までに契約するとの報道も。

日産は三菱自に会長を含む取締役の3分の1を派遣し,三菱重工業など三菱グループの出資比率は約3分の1→4分の1に下がる見通し。

益子修会長は日産自動車の出資完了後まで暫定的に社長を兼務し,開発部門の約因だった相川哲郎社長が辞任する方向で固まった。

三菱自の取締役は現在の13人から11人に減らして,日産側が会長を含む取締役4人を派遣することに。

http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20160518&ng=DGKKASDZ17I9P_X10C16A5MM8000

1





livewell21cさん

自分で「難しいな」と思ったニュースを調べてまとめるのを中心にやっていく予定です。英語関連と若干の趣味系まとめもあります。