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daiba49さん

若き頃はゲリラ抗争をしており、銀行強盗をしては貧しい人にお金を配ったと聞きます。体には六発の銃弾を受け、4度の逮捕と2度の脱獄、13年を牢獄の中で過ごしたムヒカ氏は、やがて民衆の支持を受けて大統領になります。それでも給与の9割を福祉団体に寄付をし、「みんな豊かさというものを勘違いしていると思うんだよ。大統領は『王家や皇帝のような生活』をするものと思い込んでいるようだが、私はそうは思わないんだ。多数の人と同じ生活をしなければいけないんだ」と言って大統領公邸には住まず、質素な農場で国民と同じ生活をし続けました。

彼は元極左ゲリラで武器を持ち、銀行強盗までした男なのだ。
4度の投獄、13年もの服役人生がある。拷問や独房の経験を長くしてきた。

この話を聞いて、もう一人の大統領を思い出した。
南アフリカのネルソン・マンデラである。
ムヒカさんも社会の不条理を若きマンデラのように、反抗の力で変えようとした。

しかし、暴力では何も変わらないことに気づいたという。

彼は言う。
「自分を苦しめた者たちを憎む気はない」と。

これもマンデラさんと同じ考えだ。自分を苦しめた人々を許している。

「人生は本当に短い。スーパーに物は売っていても、時間は売っていない」

「人間は一人では生きていけない奇妙な動物なんだ」

独房で得た気づきは、彼を真の大統領にしたのかもしれない。
そんな彼を見ていると、どんな立ち位置にいようと、人間で変わろうと思えば変われるのだな、とつくづく思う。

ベルギー国王にネクタイを外させる
ムヒカ氏のネクタイ嫌いは有名だが、それは要人との会談時も変わらない。
 
ベルギーを訪れた時のこと、ベルギー王との謁見する予定があったムヒカ氏は自身の習慣にしたがってノーネクタイで王宮を訪れたが、さすがに王宮ともなるとネクタイ着用が規則。ムヒカ氏のネクタイ嫌いを知っていたベルギーの役人は、「僭越ながら」とネクタイを一本プレゼントして氏に着用させようとした。

しかし、ムヒカ氏が「そういうことなら私はどこにも入らんと伝えてくれ!さあ帰るぞ!」と本当に王宮を後にしようとしたため役人たちは大慌て。
その後も頑としてネクタイをつけようとしなかったため、謁見したベルギー国王の方がムヒカ氏に合わせてノータイで会談することになった。

彼は“最低限の生活”を大事にしています。でも京都はオークラ、広島はシェラトンと五つ星ホテルしか空きがなかった。
部屋に入ると『豪華すぎる』とお怒りになったので『五つ星の部屋しかなく申し訳ない』と謝りました(笑)」

そんなムヒカ氏が喜んだ日本食は、大阪の串カツだったとか。
1週間の滞在中に対談やサイン会など多くのイベントに出演したが、ギャラは一切請求せず、
土産(みやげ)もはがき一枚買わずに帰国。噂どおりの“持たざる人”だったのだ。

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