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外国人観光客急増!でも地元にカネが落ちずに自滅する地方都市に未来はあるのか?

いまや地方にも増え続ける外国人観光客。しかし、肝心の地元経済に与える恩恵は実は少ないという課題がある。原因は地方側の「怠慢」にある。外国人がいかに楽しんで、いかに効果的に消費してもらうかということを考えた観光振興策や地域づくりが存在していないのだ

更新日: 2016年05月07日

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gudachanさん

外国人観光客急増の栃木県・日光 でも賑わうのは「魚民」だけ?

カジノリゾートなどを中心としたレジャー産業に詳しい木曽崇氏は4日、関東近郊の世界遺産・栃木県日光市における観光の課題として、地元での消費がチェーン店に偏る背景などを語っている

さて、実は本日まで日光に居たのだが、現地の観光業者曰わく「外国人客数は増えたけど、世界遺産(東照宮)を見て帰るだけ。ホテルは素泊まりでコンビニ飯だし、土産も殆ど買わないし、地域への経済貢献は殆どない」と。頭数(あたまかず)で観光振興を語ったらダメな典型例。

日本はコンビニやチェーン居酒屋が優秀すぎるのが、外国人観光客の地元消費という面ではマイナスになってると思う。多くの外国人観光客の食いたいものは大抵それで揃っちゃうし、安くて旨い。因みに日光の駅前には魚民の大規模店があって「何でこんなところに...」と思ったが結局そういう需要だった

因みに地元の観光業者は皮肉混じりに「この観光バブルでも地元は殆ど好影響はないけど、鉄道会社さんだけは儲かってると思いますよ」と。消費政策ではなく、伝統的に交通政策に中心を置く日本の観光政策は、そういう業種の方々が一番儲かるように最適化されている。

コンビニ&チェーン居酒屋で飯を喰われ、土産まで東京の会社に持って行かれるとしたら、地元は一体何を外国人観光客に売るのか?

外から見てやたらデカいなと思ってたが、魚民の日光店は123席も有るらしい(r.gnavi.co.jp/1gb50vdb0000/?…)。外国人観光客はバスで東京から乗り付け、拝観料千円を払い2~3時間を世界遺産(東照宮)で過ごし、こういう所で飯を喰って帰ると。何なんでしょう、この観光振興は?

せっかく楽しみに来た中国人は「会津若松のシャッター街」に失望

3日に中国の地方紙・北京晨報が報じたところによると、会津若松をメーデー連休前に訪れた中国人観光客が、せっかく温泉風情を楽しもうとしたのに買い物や飲み食いの場所がどこもないことに失望したようだ

郊外にある静かな温泉地というのは趣があっていいものである。しかし、それが人影まばらでシャッターを閉めた店が目立つといった「寂れた感」が出ていると、期待して訪れた観光客を不安にさせ、失望させることになりかねない。中国の地方紙・北京晨報は3日、「がっかりさせられた日本の温泉」という文章を掲載した。

「正直、会津若松にはちょっとがっかりした」という件に、力が注がれていた。文章によると、がっかりした理由は「街が寂れていて、賑やかな温泉街のイメージとは全くかけ離れていたこと」のようである。

文章は「浴衣に下駄で街に繰り出したが、酒場が1軒開いていただけ。あとは裸の女性が描かれた劇場を見つけたくらい。それ以外はみんな閉まっていて、窓ガラスが割れている所すらあった」、「現地のローカルフードを食べて、お土産を買うのが楽しみなのに」と綴っている。

さらに、途中で見つけたイタリア料理店の店員に「どうしてこんなに寂れているのか」と尋ねたところ、「連休前はこんなもんです。レストランは東京からのお客さんを待っているだけ。現地のお客さんはこんな店には来ません」との答えが返ってきたとも紹介。現地住民がこのような店に興味を示さない理由には、住民の高齢化があるのではないかとの考察も披露した。

地方都市を抱える深刻な課題である「ファスト風土化」

近年の日本の地方では「ファスト風土化」によってチェーン店が氾濫。会津若松の悲劇はまさにこれだが、日光市の場合はこの結果が奏功したともいえる。いずれにせよ、地元の固有のお店屋は壊滅的で地域経済はガタガタだ

便利さ安さ一辺倒の消費社会では、そうした感覚はまひしてしまう。ファストフードのように全国一律の均質な生活環境が拡大していく状況を、「ファスト風土化」という。

日本では、郊外のロードサイドに、ファストフード、ショッピングセンター、コンビニ、ファミレスといった商業施設が立ち並び、どこに行っても同じような風景が広がるようになってしまった。一方で市街地は、空洞化してシャッター通りである。

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