韓国北部の砲兵部隊で1等兵が先輩兵士らの集団暴行を受けて死亡した事件が明るみに出て以来、韓国軍内部での猟奇的ないじめが連日明らかにされている。8日には、軍の創立以来初めて全軍を対象とした特別人権教育が行われたが、この教育でも、複数のいじめの事例が明らかになった。

中部戦線に位置する江原道鉄原の非武装地帯(DMZ)内最前方哨所(GP)では、今年5月から最近まで、ある上等兵が別の1等兵など4人の後輩兵士に対し、口にコガネムシを放り込むなどのいじめを行っていた事実が確認された。陸軍が8日に明らかにした。この上等兵は、警戒勤務中に哨所周辺で簡単につかまえられるコガネムシを、後輩兵士の口に放り込み、常習的にいじめていたという。また、生活館(内務班)などあまり人目に付かない場所で、一方的に後輩兵士の耳たぶをいじったり、腕で頭を締める「ヘッドロック」をかけたりしていた。430ボルトの電流が流れる虫よけ用の装置に手を入れさせていた事実も判明した。上等兵によるこうしたいじめは23回にも上るという。後輩兵士たちは「いじめられてつらかった。恥ずかしかった」として上等兵の処罰を求め、軍当局は「上等兵の拘束令状を請求した」と発表した。

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