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観るだけで映画通に!絶対に知っておきたいテクニックで撮られた作品

鑑賞するだけで映画のテクニックが簡単に学べる作品などをまとめました。

更新日: 2016年05月17日

kumanosuさん

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観るだけで映画の技法が理解できる作品と、それを撮った映画監督をまとめました!

「左右対称(シンメトリー)」とウエス・アンダーソン監督

シンメトリー(symmetry)
[名・形動]左右対称であること。左右の各部分のつりあいがとれていること。また、そのさま。均斉。「シンメトリーな図柄」

特筆すべきはカメラワーク。シンメトリーの画面構成にこだわり、基本的に真正面、真横、真後ろ、真上からしか撮影していないにも関わらず、画づくりがうまく、飽きるどころかその中毒性のある演出により、どんどん映画の世界に引き込まれてしまいます。

自然界には決して存在しない完璧なシンメトリーを敢えて映像に取り入れることで、リアリスティックな世界を舞台としているのにも関わらず、彼の作品にファンタジックな彩りを添えているのだ。勿論、非現実的な構図を違和感なく映画に溶け込ませるのは、彼のセンスと技量によるものだろう。

すみからすみまで計算し尽くされた構図が見事。アンダーソンのどの作品に於いてもそうなのだけど、スピード感のある物語の展開を全く邪魔することなく、独特の世界観があふれてる。スクリーンのちょうど真ん中に線を引いてみると、そこに浮かび上がるのは完璧なまでのシンメトリーの世界!

言われてみればウエス・アンダーソンはシンメトリーな構図が多いかも。 それが現実より整った世界を作り出してるのかな。 もっかい観直そう。

『グランド・ブダペスト・ホテル』感想。主役を張れる役者たちが惜しげもなく脇役で登場の驚き。徹底したシンメトリックな画面とテンポの良い切り替えと話運びで心もはやる。トドメはウエス-アンダーソン監督の独特のファンシー感ある色彩で遊び心も満点です。オススメですよ。10点満点で8.3点

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年) - 監督・脚本・製作
ダージリン急行(2007年) - 監督・脚本・製作
ファンタスティック Mr.FOX(2009年) - 監督・脚本・製作
マイ・ファニー・レディ (2014年) - 製作
グランド・ブダペスト・ホテル(2014年) - 監督・脚本・製作

「固定カメラ」とロイ・アンダーソン監督

固定カメラ
固定カメラは三脚にカメラを固定した状態で撮影する事を言います。固定撮影の特徴はブレが無く、美しい映像の撮影が可能です。映像美と評される映像は大概、固定撮影ですね。

固定カメラ、1シーン1カットで撮影。CG全盛の時代に、ロケーションはなく巨大なスタジオにセットを組み、マットペイントを多用。

ロイ・アンダーソン監督作品というのは初めて見たが、固定カメラに始まり役者がこちら側にしゃべりかけてくるという異質なもの。とはいえ時間が経つとそのことにはあまり気にならなくなる。むしろシュールな笑いを見せるには、この演出のほうが有りなのかなと思う。

カメラが基本的には固定であること。しかも、この固定状態でのアングルがとても凝っていて、その固定位置から見える扉の向こう側まで動きを造っているところが面白いし、固定視点がいつも、一番前の情景だけではなくて、奥の情景がのぞき込めるようなそんな視点になっているのが、映像としてだけではなくて、形状としてもとても面白い。

『さよなら、人類』。固定カメラ、ワンシーン=ワンショット、匿名性。ロイ・アンダーソンの前二作同様、絵画的画面に人間一般を容赦なく収める。彼らのうまく行かない日々を、それでも愛すべき日常と見るか、終わりなき無間地獄と見るか…。

ロイ・アンダーソンの「散歩する惑星」「愛おしき隣人」。映像的にはパステル調で輪郭が僅かに滲んでいるようなの動く絵本。シニカルでシュールな世界観。出会って良かった。

スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー En kärlekshistoria (1970年) 別題『純愛日記』
Giliap (1975年)
散歩する惑星 Sånger från andra våningen (2000年)
愛おしき隣人 Du levande (2007年)
さよなら、人類 En duva satt på en gren och funderade på tillvaron (2014年)

「手持ちカメラ」とポール・グリーングラス監督

手持ちカメラ
その名の通り、手にカメラを持って撮影します。特殊な器具を使って、ショルダーと言われる肩に引っ掛ける方法やステディーカムを使った撮影も手持ち撮影の中に入ります。

ポール・グリーングラスは、ドキュメンタリー出身の人で、登場人物たちを手持ちカメラで追いかけるなど、随所にドキュメント要素がちりばめられており、臨場感があるんですね。

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kumanosuさん

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