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5F分析 (ファイブ・フォース) ~参入する業界を分析する

業界の収益性を決める5つの競争要因から、業界の構造分析をおこなう手法。新規参入や既存事業の継続するかの判断に役立つ。

更新日: 2016年05月18日

mamekotoさん

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5F分析 (ファイブ・フォース) とは

ファイブフォース分析(ファイブフォースぶんせき)とは、業界の収益性を決める5つの競争要因から、業界の構造分析をおこなう手法のことで、マイケル・ポーターの著書『競争の戦略』で広く学会やビジネス界に知れ渡った。

5F分析は「3C分析」や「ポジショニング分析」などと同様に内外環境の現状把握を行う際に用いられる。

1.5つの競争要因(ファイブ・フォース)分析とは

5つの競争要因(ファイブ・フォース)とは、競争環境を分析するためのフレームワークです。市場における競争状況は既存業者間の競争だけで左右されるものではなく買い手(顧客)の交渉力、売り手(仕入先)の交渉力、代替品の脅威および新規参入の脅威も競争に影響を与える要因になるという考え方です。これらの競争要因別に競争相手および競争基準を明確にするのが5つの競争要因分析です。

5つの競争要因

5つの競争要因とは、以下の5つを指します。
① 新規参入の脅威
② 業界内の競合企業との敵対関係
③ 代替品の脅威
④ 買い手の脅威
⑤ 売り手(供給業者)の脅威

競争が起きる要因を把握します。

1.新規参入者の脅威(外的要因)
2.代替品の脅威(外的要因)
3.買い手交渉力(内的要因)
4.売り手交渉力(内的要因)
5.既存競合他社(内的要因)

○買い手の交渉力
・買い手の集中比率
・交渉手段
・買い手のボリューム
・買い手の相対的な切替コスト
・買い手の情報力
・後方統合能力
・既存代替品の有効性
・買い手の価格感応度
・総合購買価格

○供給企業の交渉力
・供給企業の相対的な切替コスト
・供給品の差別化の程度
・代替供給品の存在
・供給企業の集中比率
・供給企業の前方統合の相対的脅威
・販売価格に対する供給価格
・供給企業におけるボリュームの重要性

○新規参入業者の脅威
・参入障壁の存在
・製品差別化の価値
・ブランド・エクイティ
・切替コスト
・必要資本(サンクコスト)
・流通経路
・絶対的コスト優位性
・学習の優位性
・既存業者からの報復
・行政の方針

○代替品の脅威
・代替品への買い手の性向
・代替品の相対的プライス・パフォーマンス
・買い手の切替コスト
・製品の差別化への認知度

○競争企業間の敵対関係
・競争企業の数
・業界の成長力
・一時的な業界の過剰生産力
・撤退障壁
・競争企業の多様性
・情報の複雑性および非対称性
・ブランド・エクイティ
・付加価値あたりの固定費用
・広報費用

例として航空業界を考えてみましょう。


1 売り手の力

機材を納入する会社になるでしょう。(ボーイングやエアバスなど。)売り手が市場に極わずかしかいないことから、航空会社はあちらこちらから見積もりをとって、安い飛行機を買うように交渉する強い力をもっていません 。(=航空会社にとっては不利)


2 買い手の力

旅行者です。個々が航空会社と交渉する力を持っていないことから売り手の力は極めてよわいです。 (=航空会社にとっては有利)


3 新規参入の容易度

役所が規制していることがあり、極めて参入障壁が高いと言えます。(=既存の航空会社にとっては有利) 


4 代替品の魅力度

日本国内では新幹線や車と競合します。(=既存の航空会社にとっては不利)国際線では代替品は存在しません。(=既存の航空会社にとっては有利)


5 業界内の競争の度合い

航空会社や特定の行き先へ行く便数が限られていることから競争度合いは低いといえます。

5F分析 (ファイブ・フォース) の使い方を誤るな

5 Forcesの本質とは、「儲かる業種にいれば儲かる」ということです。競争の戦略に書かれているように、「競争戦略の目標は、業界の競争要因からうまく身を守り、自社に有利なようにその要因を動かせる位置を業界内に見つけること」という、「位置」(ポジション)が競争のカギだというのです。

つまり、5 Forcesは、産業の分析には優れていても、個別の会社がどういう戦略を作るべきかについては、弱いツールなのです。

儲かる業種にいれば儲かる、というのは直感に反する議論ですし、事実同業種にいる同じような規模の会社でも、利益が全く違うということはよくあることです。

5F(ファイブ・フォース) 分析 で分析し田後、ボーターの3つの基本戦略などで戦略を立てます。

動画解説

口コミ情報

【経営戦略】5F(Five forces)業界の魅力度を分析するフレームワーク。5つの力とは、①業界内の競合企業 ②新規参入の脅威 ③代替品の脅威 ④売り手の交渉力 ⑤買い手の交渉力である。https://t.co/wu6li38323

【GD対策】知って得するフレームワーク 5F(5Forces)分析 元々は産業の構造を理解するのに多用されていたもの 全体像を俯瞰的に掴むのに適しているが、個別に具体的な解決法などを検討するのには向いていない pic.twitter.com/fm6XsuVKLy

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