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【ガン患者に希望の光】アシナガバチの毒ががん細胞だけを破壊することが判明

ブラジルにいるアシナガ蜂の一種が分泌する毒は、健康な細胞はそのままに、腫瘍細胞だけを破壊する成分を含んでいることが研究によりわかりました。 過去の実験では前立腺がん細胞や膀胱がん細胞の成長を抑える効果が示されていましたが、今回の研究はさらに新しい結果を出しています。

更新日: 2016年05月21日

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スズメバチの毒ががん細胞を破壊!新たな抗がん剤への希望

「バイオフィジカル」に掲載された、ブラジルのサンパウロ州立大学と、イギリスのリーズ大学の研究によると、ブラジルのスズメバチ科アシナガバチから採取した毒は「健康な細胞を傷つける事なく腫瘍細胞を攻撃する事が出来る」と発表した。将来、天然物質である成分が、がん細胞のみを標的とする抗がん剤として、医療の現場で活用される可能性がある。

スズメバチの毒ががん細胞を破壊!新たな抗がん剤への希望。「MP1」は脂肪分子に作用し腫瘍細胞を囲む保護膜に大きな穴を開ける。がん細胞膜は独特であり外側にあるため、「MP1」の影響を受けるため、がん細胞だけを攻撃できる。

"MP1"として知られるアシナガバチの毒素の秘密がこの新しい研究で明らかになった。ラボ試験では、前立腺がんや膀胱がん細胞、薬に耐性を持つ白血病細胞などの成長を抑制することが確認された。

健康な細胞では脂質が細胞膜の内膜面側に隠れているが、がん細胞ではこの脂質が細胞膜の外側に埋まった状態になるためハチ毒の作用を受ける。そのため、腫瘍細胞を狙って破壊することができ、正常細胞は傷つけないという

天然成分でがん細胞だけを攻撃出来る様になれば、がん患者の負担もかなり軽減される様になるだろう。

英BBC放送に対して英がん研究センターのアイネ・マッカーシー博士は、「この研究は初期段階だが、ブラジルのアシナガバチががん細胞を破壊する仕組みの理解が深めることができた。この発見には非常に興奮しているが、この研究結果をもとにした薬ががん患者に本当に効くかどうか検証するためはさらなるラボ試験や臨床試験が必要である」と語っている。

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