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先輩が亡くなって半年経った1【op2ch】

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更新日: 2018年10月14日

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この記事は私がまとめました

siitakepanさん

元スレ

その1

今の職場には四年前にパートとして入社した。
その時、俺より2ヶ月先に入っていたパートの先輩・Nさんがいた。
Nさんは仕事ができる人・・・の分類だったと思う。

そんなNさんは2ヶ月目にしてすでに俺への教育担当を務めていた。
人数不足や、他の先輩パートと合わないとかではなく、それだけ仕事が出来る人だった。

Nさんはとにかく人柄がいい人だった。
正直、俺の人生で「この人ほどいい人はいない」と思うほどの存在で、
もしもNさんが異性だったら、間違いなく惹かれていただろうと思う。

その2

Nさんには本当にお世話になって、研修期間(半年間)を経だてた後には、
本当にこの職場で最も信用できる人になっていた。
同時にNさんも職場でリーダーシップや中心人物となっており、
社員も本社の人も名前と顔を覚えるほどだった。

顧客との関係も至極良好で、一日に二回はNさんへの好評の声を聞いていたと思う。

その3

そんなNさんの様子がおかしくなったのは俺が入社して一年越えた頃の事だった。
ハッキリとNさんの様子がおかしいと気がついたのはその頃であり、
実際にはその前から予兆というのはあったのかもしれないけど・・・

Nさんが風邪を引いた翌日。
Nさんは穴埋めをしてくれた面々に挨拶して回っていたが、それが少し変であった。

その4

その日、俺の元へ3回も「穴埋めありがとうね」と言いに来たのだ。
他にもNさんの穴埋めに来ていた人にも同じように何度も来ていた。

その時は「どれだけ謙虚な人なんだww」と思っていたし(バカにするのではなく、冗談言うなよ―ッて感じで
Nさんも「え、あっwそかそかwwそういえば言ったわwごめんww」と笑っていた。

ほかの人も同じような反応を見せ、職場では「病み上がりで疲れているのだろう」となった。

その5

ただ、この風邪が終わってからNさんのミスは多くなった。
そのミスって言うのが主に「忘れてしまう」と言う、うっかり系ミス。

例えば、今やっていることを忘れてしまったり、
他人へ出す指示を忘れてしまったり、
少し前にお願いされたことを忘れていたりなど。
急に増えたというよりは、目につく範囲でミスが多くなったなーと言う感じで。

職場でも「Nさんどうしたんだろう」と言った心配の声があがり
Nさんはその度に「大丈夫です」と「すみませんでした」と言っていた。

個人的にNさんと雑談をした時に
Nさん「なんか風邪ひいてから物忘れが多くなったというか…なんか調子わるい」と言っていた。
俺は失礼にも「若いのにもうボケですかねww」と言い、
Nさんが「おいおいwお前よりボケてねーよw」と返してくれたのを今でも覚えている。

翌月でも、そう言ったうっかり系のミスは続き、社員から直々に指導されていた。
何かをミスしてキチンと怒られ、反省しているNさんを見たのはその時が初めてだったと思う。

Nさんはメモ帳を常に持ち歩くようになった・・・のだが、うっかり系ミスは続いて言った。

その6

そんなミスは、メモ帳を持ち歩くようになり減ったことは減った。
完全になくなることはなかったが、
それは「今まで目につかなかったことにも目につくようになってしまっただけでしょう」という話になった。
俺からしたらNさんは「うっかりしている人」と言う印象が全く無かっただけに、妙な違和感があった。

Nさんのメモ持ち歩きが有名になった頃には、
Nさんを見習っている俺や他のNさんを慕っている人もメモ帳を常備するようになり、
メモの取り方やどういった内容をメモするかを仲間内で話し会うようになっていた。
それが連鎖して新人にもメモについて教えるようになった。

その時、『今考えると分かる』Nさんの異変があった。

新人が全員同じメモ帳を持っていると言うものであった。

その7

なぜ、新人が全員同じメモ帳を持っているのか不思議だった。
なのである人尋ねた時、新人全員が「Nさんから貰った」と答えた。

Nさんは新人のミスをコソッとフォローしてくれる所があったのは俺も経験している。
もっともメモ帳を持ってこなかったと言うのは、別にミスではないのだが、
Nさんは気を利かせて新人にメモ帳を上げているということであった。

その8

メモ帳は、残念ながら経費として落ちない。
正確には落としてもいいのだけどーーと遠目に見られてしまう傾向があるだけだが、
メモ帳を経費で落とした場合、会社で管理されることになるのでそれが嫌で誰も経費で落としていない。

百円均一のメモ帳なら良いのだが、Nさんがあげているモノは書店で売っている手帳サイズの300円ぐらいの物。
それを新人へ、しかも新人言っても十数人にあげているのはちょっと気がかりになり、Nさんへそのことを話した。

Nさんは「いやさ。安い時に毎回買っちゃうんだよねw」と濁された。
何かある感じはしたが、まさかこの人に限って万引きはないだろうしと思い、俺も「ああ、そうなんですかー」と終わらせた。

だが、これが異常だったと分かる事が少し経って起こった。

その9

うちの職場の「メモ帳運動(笑)」が本社に評価されたのだ。
元々社員が報告したのが始まりなのだが、偶然訪れた本社の偉い人がメモ帳をとっている人の多さに感激し、表彰したいとなったのだ。
その時評価される人を決めたのだが、そこにNさんの名前があった。

朝礼でNさんは照れながら「いやー。元々自分のうっかり系ミスから始まり
それを周りの皆が真似して始めたのであって、この賞を俺が貰うのはちょっと」と言っていた。

この一件で、社員が躍起になり偶然なのか「Nさんがメモ帳を買いに行く場所で社員全員分のメモ帳を買おう!」となった。
だが、Nさんは「えーwいやーw」と嫌がっていたが、最後の方は「しつこい。」とキツイ言葉を放った。

ただ、少し経ってもう一度、社員が謝ったうえで聞いた所、等々場所を教えてくれた。やはり書店であった。

その10

社員が、Nさんが買いに行く書店の、Nさんが使っているメモ帳(三色)を買ってきた。
その時、職場に配布されていくメモ帳を見ながら皆「Nさんカラーゲット」や「Nさんのパワーの秘訣かぁ」など
Nさんいじりをしていたが、Nさんはいつもと変わらずニコニコとしながら照れている様子だった。

ただ、それとは別に。仕事が終わったと、俺や他数名がメモ帳を買ってきた社員に呼ばれた。
「この後日高屋に行こう、ボーナスでたしおごるよ」とのことなので、皆ウキウキで日高屋に向かった。

俺含め他数名は「Nチーム(多分ネタ)」と言われるほど、Nさんを中心に動いている面々。
それにこの社員さんもNさんを新人の頃から目を掛け接している人だった。自称「Nチーム社員部門担当」と言うような。
日高屋で皆が適当に注文を終えて、店の中が騒がしくなってきた頃、社員さんが俺らへ言った。

社員「あのさ。今日、書店でNさんの話聞いたんだけど、お前らに相談していい?
 プライバシーの件もあるから、お前らだけに秘めてほしい話なんだけど・・・」

その11

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