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先輩が亡くなって半年経った2【op2ch】

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更新日: 2018年10月14日

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この記事は私がまとめました

siitakepanさん

元スレ

前の話はこちらから

その26

どうやら他の人も同じようなことを受けていたらしく、
中には酷く激怒した人もいたようだった。

Nさんの母から「壁に書いているんですけどね。電話しちゃいけないと、自分で」と言われた。
その後、そこに俺の名前が書き加えられたと妹さんから教えて貰った。

・・・だが、俺への電話は止まらなかった。

その27

理由はわからない。
俺の勝手な都合のいい解釈で言うなら、それだけ俺もNさんに信頼されていたのだと思う。

一時期、着信拒否にしていた期間もあったが、
次第に電話がかかってこないことに申し訳無さと不安を抱くようになり解除をした。

そして俺は意を決して、Nさんに厳しい言葉をぶつけた。

俺「Nさん。もうNさんは仕事を辞めましたよ。
 毎日こんな時間(その日は三時)に電話されるのは迷惑です。
 Nさん。もう電話かけてこないでください」

本当に心苦しかったし、本当はそんなこと言いたくなかった。
電話の向こうでNさんの「え、あ、そっか・・・ああ、オレは」という声が聞こえた。

俺はNさんには何か心残りでもあるのではないかと思い続けてこういった。
と言うか、本当に新人の頃。無理して仕事でてきた俺へNさんに言われたことをそのまま伝えた。

俺「Nさん、無理しなくて大丈夫ですよ。職場の皆を信用してください。
 大丈夫。Nさんの分は皆でフォローしていますし、最低限俺がフォローしますので。
 ゆっくり休んでください。(ここまでNさんに言われた言葉)電話はもう平気ですよ」

そう言うとNさんが深く深呼吸して(泣いていた)

Nさん「そうか・・・>>1に抜かれちゃったかぁ。
 正直抜かれないように頑張っていたんだけどなぁ
 それじゃ俺は寝るわ。電話ごめん。休むよ。
 今まで本当に迷惑かけてすまなかった。
 コッチで迷惑かけないように頑張るよ」と言われた。

俺は「ありがとうございます」と泣きながら言うしかなく、
Nさんは、元気だったNさんの時にように「うん、よろしくな!」と言って電話が切られた。

それから本当に電話が鳴ることはなかった。

その28

それから一年以上してから、Nさんの様態について何度も妹さんなどに確認を取りながら、
しかし、ああ言ってしまった手前、Nさんに合わせる顔もないまま過ごしていると、

Nさんの逝去が知らされた。
それを知らせに来てくれたのは妹さんだった。

自殺の仕方は伏せるが、Nさん直筆の遺書は見つかっており、アルツハイマー病を気にしての自殺だとされている。
遺書は数枚あり、その中には一行一行丁寧にNさんが思い出せた名前の人物に対するお礼の言葉が綴られていた。
その中に俺の名前はあったが、「言うことはない。任せた。一番信用している。ありがとうございました」とだけ書かれていた。

その後、俺は妹さんの計らいでNさんの自室へ招かれた。
物はなく質素な部屋。そんな壁一面にメモ帳が貼られていた。異常という程に。
テレビなどで見るアルツハイマー病の人がメモを至る所に貼るとは比べ物にならないほど、貼られていたのである。

そんな中、一際大きい紙があり、そこには大きな文字で「皆を信用しろ!!!!」と書かれていた。
それを書いたのはいつか分からないらしいが、生前Nさんは「これを見ると安心するんだ」と口にしていたと聞いた。
そして「いやー、>>1に任せたから」と言っていたらしい。

俺は直ぐに電話のことを伝えると、妹さんからは「それは良いことだったのだと思いますよ」と言われた。
自殺と俺との関係を、俺の口から尋ねたが「兄に限ってそんなことはありません」と一蹴された。

その29


人を信用できない人だったんだな
それやってると気苦労多くて止めたんだよな


逆だと思う。
その社員さんお言葉を借りる訳じゃないけど、
他人を支えるし、信用・信頼に対して、一番理解していたんだと思うよ。
実際、仕事でも誰からも信頼されている一方で、Nさんからも信頼していた人だった。
だからこそ、「忘れたこと=信頼・信頼していない云々」と結びつけていたのかもしれない。
で、悔やんでいたのかもしれない。

まあ、俺の電話のせいもあるかもしれないが、
遺書には「物事を忘れていくのが怖い。周りに迷惑をかけるのが怖い。それすら忘れるのも怖い。この遺書の存在も忘れるかもしれない」と書いてあって、
かなり酷い具合だったのは聞いていた。

何度か親の顔も分からなくなっていたそうだし。

その30

Nさんの葬式は、盛大に等しかったと思う。
会社の人が多く参加し、更にはウチと取引があった人たち(中には今は偉くなった人)すら参加した。
もちろん、Nさんの友人さんも参加していた。
色々心に来ることが葬式でも色々あったのだが、ここでは伏せさせて頂きます。

葬式を終えた後、やけくそ気味になっていたその社員さんから
俺らへ「人を支え切るってのは大変だよな。人を支える、チームワークって言うのかな。
 それは本当にNは理解していたよ。だからこそなんだろうけど・・・悔いが残るな」と言われ、苦しかった。

その31

まあ、Nさんがおかしくなってからの、Nさんの気持ちはわからん
ただ、Nさんは他人をまったく信用できないような人ではなかった。
信用出来ない人になったとしても、病気のせいだと思いたい。

ごめん、グダり出したので、これで一度終わらせる。
多分俺の気持ちがまとまっていないのがグダっている原因だ。

社会に求めるのは間違っているかもしれないが、「若年性アルツハイマー病」。
そういうものが存在していると多くの人に知ってもらいたい。

長くなりましたが、ありがとうございました。

その32


死んだのはあんたの所為じゃないだろ
病気とか事故とかどうしようもないことは山ほどある


そうだと良いんだがなぁ・・・
もっと俺も気持ちに余裕をもって居るべきだったかもしれない。
ああ言った後でも、電話したり遊びに行くのも良かったかかもしれない。

「かもしれないを考えだすとキリがないよ」というのはNさんの言葉だけど、
そう考えずには居られないわ。

さて、寝ます。
本当にありがとうございました。

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