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幻の高級魚「アカバナ」 とは

ホログラムのように輝く幻の高級魚「アカバナ」。実は大型化したカンパチの別名で、九州では神社に奉納されたりもする魚。近年、鹿児島で養殖技術が確立。味も栄養価も通常のカンパチより高く、業界で注目されている。『嵐にしやがれ』でMJ(松本潤)も取材。

更新日: 2018年09月29日

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aku1215さん

■ホログラムのように輝く幻の魚

フィッシュオブ レジェンド(伝説の魚)、幻の魚として知られる高級魚「アカバナ」。

マグロと見紛う巨躯と、ホログラムのように輝く艶やかな赤紫色。遭遇したものに特別な感情を抱かせ、食べたものの心を魅了する幻の魚、それが「アカバナ」。

対馬では、冠婚葬祭にには欠かせない魚として珍重されています。

天然のものでも、釣りや定置網などで魚獲されることは稀で、地元の九州でさえ一般の食卓に上がることはほとんどありません。

■実は大型化したカンパチの別名

主に九州地方ではアカバナとも呼ばれている、6キロ以上ある大型のかんぱち。

「アカバナ」、実は大型化したカンパチの別名。カンパチはブリと同じく出世魚で、成長するにつれ名前が変わります。

かんぱちの特徴である頭部の八の字模様が徐々に薄くなり、魚体が赤紫色に変化します。

九州地方などでは、大型化し容姿が変化したカンパチを「アカバナ」と称し、カンパチとは別物として取り扱われます。

6/18月曜日のワンコイン丼は、鹿児島産のカンパチです。高級魚で大型の物では2メートルぐらいになります。和歌山・高知ではアカハナ、東海から関西では若魚をシオと呼びます。 pic.twitter.com/y6cyBXkK

■鹿児島の養殖会社が安定生産に成功

鹿児島県・錦江湾の有力養殖業者・小浜水産では、安定生産への取り組みに着手し、本格出荷を開始。

小浜(おばま)水産は、かんぱちの全国屈指の生産者として知られ、77基ものかんぱちの生け簀(す)を錦江湾に広く展開。

小浜水産ではオバマスタイルと呼ばれる独特の給餌法で、元気なかんぱちを育てているのが大きな特徴。

常、かんぱちは1~2年養殖して3~4キロの状態で出荷されますが、小浜水産が取り組んでいるアカバナは4年をかけて6キロ以上、中には8キロ超の大きな魚体にまで育て上げます。

■味は美味 栄養も数倍

アカバナは、良質な脂がきめ細かく身に差し、うまみもさらに増して上品な味わい。

鍋の具財としても、マグロなら身崩れが起こるが、アカバナなら身がしっかりとしているからクエのようなおいしさが味わえます。

専門機関での分析によると、「アカバナ」には脂質はカンパチの2~3倍。EPA、DHAは4~6倍ほど含まれています。

オレイン酸などおいしさと栄養面の指標となる値も、クロマグロの赤身を上回る高い数値が示されました。

■背景には業界の高級魚養殖志向

天然物がこれまで主体だった高級水産物を養殖して販売する取り組みが広がっている。地方の水産業者などが大型のカンパチやサクラマスを養殖。

市況に左右されにくく高値が見込める魚を安定的に供給し収益源に育てる。

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