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毎年人気薄が絡み波乱必至!牝馬ハンデ重賞 マーメイドステークス レース情報

過去4年は1番人気がすべて馬券(3着以内)に入り信頼度は上がっている反面、一桁後半以下の人気薄は変わらず毎年馬券に絡むなど、ハンデ戦らしい波乱必至の牝馬重賞。素質ある4歳馬が1番人気なら信頼度は高いも、軽ハンデ馬もマークは必要です。

更新日: 2019年06月04日

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egawomsieteさん

フローレスマジックの重賞初制覇なるか

フローレスマジック(牝5、美浦・木村哲也厩舎)は前走の福島牝馬Sで2着。勝ち馬には突き抜けられたものの、早めに動いて最後まで脚を伸ばしており、力は見せたと言っていいだろう。全きょうだいにサトノアラジン・ラキシスがいる良血馬、ここで念願の重賞タイトル獲得なるか。

ランドネ(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)は中山牝馬Sで13着、福島牝馬Sで6着と敗れているが、いずれも直線で不利を受けて力を出せなかった。3走前の愛知杯では逃げて3着と好走しており、スムーズに走れれば上位争いが期待できる。鞍上はM.デムーロ騎手。

 その他、下鴨Sを勝ったセンテリュオ(牝4、栗東・高野友和厩舎)、阪神得意のモーヴサファイア(牝5、栗東・池添学厩舎)、パールSを制したスカーレットカラー(牝4、栗東・高橋亮厩舎)、同2着のクィーンズベスト(牝6、栗東・大久保龍志厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時35分。

荒れる牝馬重賞、あの穴馬に注目したい/

1.実績不問

 過去10年間、前走で重賞に使っていた馬は勝率3.4%・連対率8.6%。前走オープン特別が15.8%・26.3%、前走準オープンが6.4%・12.8%で、前走1000万下が13.3%・26.7%だから、前走のクラスはほとんど関係ないことがわかる。

2.前走マイルは苦戦

 前走で芝1600mを使われていた馬は過去10年で勝率0%・連対率2.9%と、非常に苦戦している。芝1800mを使われていた馬が10.5%・19.3%、芝2000m以上が10.8%・21.6%で、前走の距離が長くなるほど成績が良くなる傾向が出ている。

3.若手騎手が上位に絡んでくる

 牝馬限定のハンデ戦ということで、負担重量の軽い馬の出走が多い。減量が苦にならない若手騎手に騎乗依頼が舞い込むことが多くなり、彼らにとっては腕の見せ所になる。一昨年リラヴァティで勝利した松若風馬騎手は当時20歳だった。その他にも、2014年にはコスモバルバラで岩崎翼騎手が2着、2013年にはアグネスワルツで国分恭介騎手が2着、2012年にはクリスマスキャロルで藤懸貴志騎手が2着、2010年にはセラフィックロンプで宮崎北斗騎手が2着など、若手騎手が大穴馬券の立役者になっている。

ヴァフラームは2か月ぶりだった前走で4着だったが、もともと叩き良化型の傾向があるし、また道中で外に膨れていたように左回りはあまり良くない。芝2000mは[2-3-1-2]の得意条件で、阪神も[1-2-0-1]。相手なりに走れるタイプでもあるし、若手の有望株富田暁騎手起用で、格上挑戦でも注目したい一頭だ。

■こちらもバラ一族…重馬場任せろローズウィスパー

ローズウィスパーは母ローザミスティカの9つ年上の半姉がローズバドとなる。ローズバドと同じく道悪は得意で、「重馬場は経験済みだし、パンパンより渋った方がいいですね」と池添学師。

 1000万からの2階級格上挑戦となるが、「状態は安定しているし、楽しみはありますよ」とレースを心待ちにした。得意の上がりが掛かる展開になれば、見せ場以上があっても驚けない。

■今度こそ!クインズミラーグロ導く“最多コンビ”

マーメイドSに向かうクインズミラーグロは、今年3戦全て3着。前走後に短期放牧を挟み、調整は順調。和田道師は「具合はいい。昨暮れに勝ったカウントダウンSと同じ舞台だし、いいレースを期待している」と、馬房の愛馬に目を細めた。

 今回は鞍上に1年2カ月ぶりの幸。1081回(12年)のJRA年間最多騎乗記録を持つ幸と、現役最多JRA出走回数(歴代3位)1万364回を誇る同師の“最多コンビ”が、今度こそ勝利をつかみ取る。

■トーセンビクトリー状態に太鼓判!距離延長を歓迎

56キロのトップハンデを背負うトーセンビクトリーは、2走前の中山牝馬Sに続く2つ目の重賞Vを狙う。角居師は「前走(阪神牝馬S6着)はマイルの距離が短かった。距離的には二千ぐらいがいいと思う」と距離延長を歓迎。前走後はここ目標に乗り込んできた。「先週もいい動きをしていたし順調ですね」と状態に太鼓判。厩舎は12年グルヴェイグ、14年ディアデラマドレに続く当レース3勝目を狙う

■1週前猛時計マーク!気配充実マキシマムドパリ

全休日の月曜朝、マキシマムドパリは馬房のカイバおけに顔を突っ込み、“食事”に夢中だった。担当の吉田助手は「以前は人が見ていると、食べなかったんですけどね」と成長した姿に目を細める。秋華賞(3着)など早くから活躍していたが、若い時は馬体減りに悩まされていた。古馬になってからは体が安定。5歳初戦の愛知杯で重賞初Vを飾り、充実ムードが漂う。

 前走の大阪城S(13着)は直線勝負に懸けたが、前が壁になる不利。「ブレーキをかけたので軽く捻挫したけど、その影響はない」と仕上がりに太鼓判。その証拠に、1週前には坂路で4F51秒9〜1F12秒0の猛時計を叩き出した。「あれだけビッシリやると、前はピリピリしてたけど今は大丈夫。トモの入りもいいし、体が楽なんでしょうね」と好感触。牝馬重賞2つ目のタイトルを狙う。

■17年出走馬情報

トーセンビクトリー(牝5、栗東・角居勝彦厩舎)は今年3月の中山牝馬Sで重賞初制覇を果たした。続く阪神牝馬Sでは6着に敗れたが、これは重馬場と距離短縮が影響したか。2000mで相手のレベルも楽になるここでの巻き返しを期待したい。

マキシマムドパリ(牝5、栗東・松元茂樹厩舎)は1月の愛知杯で重賞初制覇。続く大阪城Sでは13着と大敗してしまったが、これは直線で完全に前が塞がってしまったためで、評価を落とす必要はない。その後に軽症ながら脚を痛めたため、今回は状態がカギとなるが、問題なければ巻き返しは必至だろう。

 その他、牝馬重賞で3連続3着のクインズミラーグロ(牝5、美浦・和田正道厩舎)、長期休養明けの前走を制したアースライズ(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)、近走不振も地力上位のビッシュ(牝4、美浦・鹿戸雄一厩舎)、エリザベス女王杯5着の実績があるプリメラアスール(牝5、栗東・鈴木孝志厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時35分。

■リラヴァティが激戦制し重賞初V

6月12日の阪神11Rで行われた第21回マーメイドS(3歳以上オープン、GIII、牝馬、芝2000メートル、14頭立て、1着賞金=3600万円)は、松若風馬騎手騎乗の6番人気リラヴァティ(牝5歳、栗東・石坂正厩舎)が5着までクビ差で続く激戦を制し、重賞初制覇を果たした。タイムは1分59秒3(良)。2着は最後方から追い込んだ7番人気ヒルノマテーラで、3着には5番人気ココロノアイ。1番人気シュンドルボンは4着だった。

 2、3番手を進んだリラヴァティは3コーナー過ぎで先頭に立つと、内で粘り腰を発揮し、ハンデ戦らしいゴール前の混戦をモノにした。

◆松若風馬騎手(1着=リラヴァティ)「スタートを決めて前々で競馬をしようと思っていましたし、いい感じで流れに乗れました。そこまでオーバーペースではありませんでしたし、早めに動く形で最後までしぶとく脚を使ってくれて、併せると勝負根性を見せて差し返してくれました」

 リラヴァティは、父ゼンノロブロイ、母シンハリーズ、母の父シングスピールという血統。今年のオークス馬シンハライト(父ディープインパクト)の半姉に当たる。北海道安平町のノーザンファームの生産馬で、(有)キャロットファームの所有馬。通算成績は22戦5勝。マーメイドSは石坂正調教師、松若風馬騎手ともに初勝利。

■過去10年からの傾向

☆人気 1番人気は【2・1・1・6】。7番人気以下が5勝。

 ☆前走 勝ち馬は全て芝1800メートルか2000メートルからの参戦。パールS組が【2・0・2・13】、ヴィクトリアM組は【0・2・4・22】と苦戦。

 ☆ハンデ 53キロ以下が8勝で、うち6勝が53キロ。

 結論 ◎リラヴァティ ○ハピネスダンサー ▲ヒルノマテーラ

■人気薄激走の条件は?

牝馬限定のハンデ戦と荒れる要素が満載の重賞。過去10年で1番人気馬は2勝のみ。12番人気や9番人気といった穴馬が優勝しており、さすがに荒れるレースだ。

 過去10年で8番人気以下で3着以内に好走したのは12頭、これだけでもエプソムカップとの違いは明白だ。さらにその12頭から激走する要素をまとめたのが以下の内容。

騎手:関西所属騎手が圧倒

厩舎:関西厩舎が好成績

年齢:5~6歳が圧倒的成績

斤量:48kgから53kgの軽ハンデ馬に注目

馬体重:416-496kg

前走人気:2~15番人気

前走着順:7~16着に注目

前3走以内:3着以内に入ったことが無い馬が激走ポイント高い

前走レース:重賞よりも条件戦やオープン特別が狙い

■ゴールドテーラー 岩崎“軽量一発”で重賞初V狙う

格上挑戦とはいえハンデ50キロは魅力だ。この日はCWコースで最終追い切り。メイショウフウシャ(3歳500万)との併せ馬で1馬身後れを取った。それでも河内師は「あの馬は走るねん」と意に介していない。本番にも騎乗する岩崎が好感触を伝える。

「気のいい馬で、やらなくても動いてくれる。追えば伸びそうな感じがあったし、手応えは十分。スタートは上手だし、心配してません。先生、オーナーに乗せていただいているし、結果を出さないといけない」

 自厩舎の馬で巡ってきたチャンス。“軽量一発”重賞初Vを狙っている。「道悪がどうかな」と空模様を心配していた河内師はスマホに手を掛け週間天気予報をチェック。週末に晴れマークを見つけると「何とか持ちそうやな」とホッとした表情。いい状態で本番を迎えることができそうだ。

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