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開票率99%でも決着しなかった大接戦のペルー大統領選。勝ったのは…

日系のフジモリ大統領がよく知られるペルーですが、フジモリ大統領以降、すでに3人の大統領が就任しています(臨時大統領除く)。今回は前回同様、娘のケイコ・フジモリ氏が出馬し、フジモリ候補と対抗馬という形の決選投票となりました。決戦に残った候補2人や、国論を二分するペルーの現状をまとめてみました。

更新日: 2016年06月10日

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sunpenguinさん

接戦を制したのはクチンスキー候補

クチンスキー氏は選管の発表後、「結果はまだ確定していない」と前置きしつつも、「団結と対話が重要だ。すべてのペルー国民のために仕事をする」と事実上の勝利宣言を行った。

選管によると、クチンスキ氏の得票率は50.12%。これに対しケイコ氏は49.88%だった。その差は実にわずか0.24ポイント。

票にして元首相がおよそ4万1000票上回りました。
 投票先の判別が難しい疑問票がおよそ0.2%残っていますが、これをすべてケイコ氏が獲得しても逆転は出来ず、地元メディアは元首相の勝利を伝えています。

近年、まれに見る大接戦となりました

フジモリ元大統領の長女・ケイコ氏と元首相のクチンスキー氏の大接戦となっていて、開票率が99%を超えた現在も決着が付いていません。

アルベルト・フジモリ元大統領が初当選した1990年以来の激しい戦い。

なお、ペルーの選挙は強制投票となっています

ペルーでは投票は義務だが、海外在住の有権者は法律の対象外のため、実際の投票数は開票されるまで分からない

大統領選挙は4月でしたが、6月の決選投票に持ち越されていました

開票率20%時点で、フジモリ氏の得票率が38.04%、クチンスキ氏が25.48%、国会議員ベロニカ・メンドサ氏(35)は16.22%となっている。

ペルーの大統領選挙は、得票が過半数に届く候補がいない場合は1位候補と2位候補による決選投票が実施される。

同4月に実施された総選挙ではケイコ氏の党が過半数をとりました

ケイコ候補の「人民勢力」党は同時に行われた議会選挙で、一院制議会130議席のうち71議席と過半数を占めている。クチンスキ―政権が誕生した場合には少数与党(20議席)となる

双方とも野党の候補で、主張に大きな違いはないとされています

汚職や独裁のイメージが根強いフジモリ元大統領への批判票がクチンスキ氏に流れ、激戦が続いている。ともに開放的な経済政策に重点を置く両候補の公約はほぼ同じ。

両氏とも野党の中道右派に位置付けられ、政策の差は少ない。フジモリ元大統領の1990~2000年の在任中の功罪を巡る国民の評価が勝敗の行方を握る。

現在のペルーは左派政権のオジャンタ・ウマラ大統領

特に貧困層からの支持を受け、大統領選を勝ち抜きました

この時は、ケイコ氏が決選投票の相手で、クチンスキ氏は決戦前に敗れました。

10年間に及ぶ経済成長にもかかわらず、ペルーでは3分の1以上の国民が貧困の中で暮らしている。

経済成長が目覚しい同国で、貧困にあえぐ国民はウマラ新大統領による公平な富の分配に大きな期待を寄せている。

ウマラ政権時においても、日本との関係は比較的良好でした

ウマラ大統領からは,自身がペルーの日系人学校の卒業生であることに言及しつつ,日本との友好協力関係を,二国間関係でも国際関係の場でも,更に発展させたい旨の発言がありました。

実務では急進性を薄め、自由貿易を拡大

就任から1年あまりが経った今、ペルーは米国や欧州の経済危機にも関わらず、今年、中南米の主要諸国の中で最も高い5.5%の成長率が見込まれている。イデオロギーを捨て、外国人投資を誘致し、自由貿易を拡大させる一方、貧困層に対し、多様な福祉恩恵を提供する実利主義的政策が光を放っているという評価を受けている。

TPP(環太平洋経済連携協定)にも参加を決めている

TPPは、米国、日本、マレーシア、ベトナム、シンガポール、ブルネイ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、メキシコ、チリ、ペルーの12カ国で構成されている。

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