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三菱東京UFJの仮想通貨「MUFGコイン」とは

三菱東京UFJの仮想通貨「MUFGコイン」についてまとめてみました。

更新日: 2016年06月11日

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darksideさん

◆大手銀行の一般向けコインは世界初

三菱東京UFJ銀行が、来年秋、独自の仮想通貨を一般利用者向けに発行することが明らかになりました。

オリジナル通貨の名前は「MUFGコイン」。

◆1円=1コインとして交換

MUFGコインは、三菱東京UFJ銀行の口座にある預金を、1円=1コインとして交換できます。

ユーザー間でコインで送金したり、海外でコインを外貨として引き出せることが大きな特徴。

その際の手数料が安いのが、ユーザーにとっての大きな魅力となります。

「MUFGコイン」のイメージは、利用者が三菱東京UFJ銀行の口座にある預金を、「1コイン=1円」でコインに交換してスマホのアプリに取り込んで使う。

利用者同士であれば、インターネットを通じて「送金」できたり、コインを取り込んだスマホをかざしたりすることで、コインのやり取りができるので、たとえば会食時に会費を集めたり、割り勘にしたりといった利用や、さまざまな店舗と提携して資金決済(支払い)にコインを使えるようにしたり、空港での外貨両替などにも利用したりすることが考えられる。

 利用手数料も、海外送金を含め、現行の送金(振込)手数料(3万円未満の現金、同一支店内の場合で216円)などと比べて、大幅に安くできる可能性がある。

◆新型ATMの導入も予定

MUFGコインはスマートフォンの専用アプリに取り込むことができ、三菱東京UFJ銀行の口座を持っていなくてもコインの利用が可能。

スマートフォンをかざして現金を引き出せる、新型ATMの導入も予定しています。

同行利用者に使用を限らないことで、市場の拡大を狙います。

◆金融庁「仮想通貨には当たらない」 「『電子マネー』ではないでしょうか」

金融庁は、三菱東京UFJ銀行の「MUFGコイン」について、「ビットコインのような『仮想通貨』には当たりません」と指摘。

同行からの直接の情報はなく、「新聞記事を読む限り」としたうえで、「スキームによりますが、(MUFGコインは)LINEマネーや楽天マネーと同じ『電子マネー』ではないでしょうか」と話す。

◆「仮想通貨」であるビットコインと「MUFGコイン」との決定的な違い

「ビットコインは発行者がおらず、システム上で自由に発行できます。つまり、利用者同士の信頼で取引が成り立っているものです。

MUFGコインは、MUFGが1円=1コインの価値を保証して資金移動するもので、銀行本来の為替業務といえます」(金融庁)

◆コインの管理には、分散型台帳技術「ブロックチューン」を採用

コインの管理には、分散型台帳技術「ブロックチューン」を採用するという。取引記録や資産登録簿などのデータを、分散型(P2P)ネットワークの参加者で安全に共有・管理できる技術だ。

◆仮想通貨とは ビットコインを例にして説明

「仮想通貨」の代表格とされる「ビットコイン」は、中央銀行のような発行機関や仲介機関(資金移動業者)は存在せず、取引履歴はブロックチェーンに記録される仕組みで汎用性を高め、すでに世界に約1300万人の利用者がいるとされる。

利用者は、パソコンやスマートフォン、Webアプリケーション上のウォレット(財布)ソフトウェアを使ってビットコインを受け渡し。

ビットコインによる決済は銀行を経由しないので、わずらわしい手続きや制限もなく、基本的には手数料もかからない。

国によって通貨の単位が異なることもないので、世界中で同じ通貨が利用できるメリットもある。

半面、政府や中央銀行による信用の裏付けがなく、匿名性が高いため、マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金などを隠す目的で利用されるとの懸念もある。

日本では2014年に、ビットコインを運営していたマウントゴックス社が経営破たんしたことで、仮想通貨に対して懐疑的な見方が広がったこともあった。

◆MUFGは昨年(2015年)10月、世界のトップティア―バンクが集う「R3コンソーシアム」に参加。

朝日新聞が報じたところによれば、まずは「行内通貨」として実験を行い、可能性が実証されれば円と交換できるようにし、一般ユーザー向けに解放することも検討するとのことだ。

MUFGコインの基盤に利用されているブロックチェーン派生技術は明らかにされていないが、採用が検討されるブロックチェーン基盤プラットフォームとしては「ビットコイン」、「オープンアセット」、「イーサリアム」のいずれかだと予想可能だ。

◆改ざんや二重取引の防止などの安全性の担保などを検証

なかでも、コンピューターのネットワーク上で金融取引などの記録を低コストで管理できる新しい「台帳」技術である「ブロックチェーン」について、改ざんや二重取引の防止などの安全性の担保などを検証してきた。

 ブロックチェーンは、すべての取引記録をネットワークの参加者それぞれが保有して、お互いにデータの確かめることで改ざんや二重取引などを防ぐ仕組み。

現行は、銀行が取引記録を集中管理して、改ざんなどがないか確認しているが、ブロックチェーンの技術が導入されれば、集中管理に必要な大型コンピューターはいらなくなり、システム投資を大幅に抑えられるという。

◆フィンテック関連に位置付けられる銘柄に買い

ウェルネット<2428>、マネーパートナーズグループ<8732>、アイリッジ<3917>、メタップス<6172>などフィンテック関連に位置付けられる銘柄に買いが入っている。

「三菱東京UFJ銀行が、独自開発中の仮想通貨「MUFGコイン」について来秋、広く一般の利用者向けに発行する」と一部メディアで報じられたことが、株価を刺激する格好となった。

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