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えっ?30代からの生活習慣が将来の脳卒中発症に影響する?

長寿国日本。次なる課題は「健康寿命を伸ばすこと」と言われています。生活習慣病が重なって心筋梗塞や脳卒中を発症し、老後を要介護状態もしくは寝たきりの状態で過ごす方が年々増え続けているとの報告は軽視できません。では心筋梗塞や脳卒中のリスクを下げるにはどうしたらよいのでしょうか。

更新日: 2016年06月23日

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この記事は私がまとめました

TORUKKbさん

◇ 脳卒中とはどんな病気?

「脳卒中」にはいくつかの種類がありますが、大きくは脳の血管がつまる「脳梗塞(のうこうそく)」と、脳の血管が破れて出血する「脳出血」や「くも膜下出血」に分けられます。

脳の循環障害によって急激に意識障害に陥り,運動障害や言語障害を伴う疾患群をいう。

◇ 脳卒中の前兆や前触れは?

・顔や腕・足が突然しびれたり脱力感を感じる。(特に身体の右もしくは左半分)
・突然に意識障害が起こる。話すことや理解することが出来なくなる。
・目が片方もしくは両方とも見えにくくなる。
・突然にまともに歩けなくなる歩行障害、めまい、バランスや運動の協調障害。
・明らかな原因のない突然の頭痛が起こる。

症状はゆっくりと進行する場合もあります。また、少し時間がたつと症状が消えてしまう場合もあります。
このような場合、そのまま様子を見ようとしたりすることが多くなります。でも、この症状が脳卒中によるものである場合は、状況はどんどんと悪化していきます。

ですから、上に記載しました脳卒中の前兆・前触れが起こったら、すぐに救急車を呼ぶなどして迅速な対応が重要となります。

◇ 後遺症は残るの?

他の病気と異なり脳卒中は、一命をとりとめてもしばしば身体の麻痺や言語障害などの後遺症が残ります。

◇ 脳卒中の原因には、高血圧、糖尿病、喫煙など・・・

脳卒中発症確率を予測するためには、喫煙、肥満度、血圧、降圧薬内服および糖尿病の有無、年齢、性別の7つの因子で必要十分であることを統計学的に明らかにし、それらを使って予測モデル(予測式)を作りました。

◇ 中年期のフィットネスが楽しい老年期の決め手に!!

中年期のフィットネスレベルが高ければ高いほど、65歳以上になってからの脳卒中リスクが低下するようだ

45~50歳の19,815人の成人(うち79%が男性、90%が白人)を対象に検討を行ったこの前向き観察研究では、被験者の心肺機能性フィットネスを上位者、中位者、下位者に分類して追跡した。結果、フィットネスレベルが高かった最上位者群では37%、65歳以降での脳卒中罹患率がフィットネスレベルが低かった最下位者群に比べて低下している事がわかった。

30~50歳代の中年期に運動をしていた人は、より健康に歳を重ねることができ、高齢になってから糖尿病や心疾患、認知症などの慢性疾患の発症が減ることが、約1万9,000人を対象とした長期追跡研究の結果からあきからになった。

心疾患、アルツハイマー病、2型糖尿病、大腸がん、慢性腎疾患、慢性閉塞性呼吸疾患(COPD)などの慢性疾患は、高齢になると急速に発症が増えていく。研究ではこうした慢性疾患を発症する割合は、中年期の運動レベルがもっとも高い人では、もっとも低い人に比べ低下することがあきらかになった。運動レベルが高いほど、平均寿命が長く、無病の期間が長いだけでなく、罹患する慢性疾患の数も少ない傾向も認められた。

◇ 中高年のフィットネスの効果はさらに!

中年期に高フィットネスレベルの男性は肺がんと直腸結腸がんのリスクが低くなるようで、高齢になってがんと診断された場合でも死亡リスクは低下する

心血管性フィットネスが中年期に高かったものは、低かったものに比べて肺がんになるリスクが55%低く、直腸結腸がんになるリスクは44%低かった。さらに、前立腺がんを含めて肺がん、直腸結腸がんによる死亡リスクが32%低下することと関連していることが明らかになっている。また、心血管性フィットネスが高いことは低い場合に比べ68%心疾患リスクによる死亡リスクが低下することも報告された。

◇ キーワードは有酸素運動

若いうちからウォーキングやジョギング、ランニングといった有酸素運動を続けていると、歳をとってから慢性疾患の負担を少なくし、質の高い老年期を過ごせる

有酸素運動は脂肪を燃焼させることから、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、糖尿病など肥満が原因となる生活習慣病予防に効果があります。

週に4日のウォーキングが脳卒中リスクを下げる

研究チームは、45歳以上の米国人2万7,348人を対象に平均5.7年間追跡調査を行った。運動不足の人は、中程度以上の運動を週に4回以上行った人に比べ、脳卒中または軽度の脳卒中を発症する割合が、20%高いという結果になった。

18~65歳の成人に、ウォーキングのような適度な運動を1日30分間以上、週に5日以上行うか、やや早めのウォーキングや水泳、自転車こぎのような中強度の運動を1回20分以上、週に3日行うことを勧めている。

米国心臓学会は、運動時間の合計が1週間で150分間以上になるようにし、週に2日は筋肉を鍛える筋力トレーニングを取り入れると効果的だという。

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