1. まとめトップ

U理論 ~集団や組織が新たな未来を創造するためのリーダーシップ

U理論を大きな3つのプロセスに分けると1.センシング、2.プレゼンシング、3.クリエイティングになります。

更新日: 2016年06月15日

mamekotoさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
0 お気に入り 379 view
お気に入り追加

U理論とは

U理論はMITのオットー・シャーマー氏によって世界の様々な領域に渡る最も著名なリーダーへのインタビューやイノベーターたちとの仕事を通じた経験を元に生み出されたもので、集団や組織が新たな未来を創造するためのリーダーシップ能力をどのように開発できるか、その能力をもとにどんなプロセスで新たな現実を生み出すことができるのかを説いています。

さてU理論とは、一言でいえば「過去の延長線上にない変容やイノベーションを個人、ペア、チーム、組織やコミュニティ、そして社会で起こすための原理と実践手法を明示した理論」です。

U理論の3つのプロセス

U理論を大きな3つのプロセスに分けると1.センシング、2.プレゼンシング、3.クリエイティングになります。センシングは、「ただ、ひたすら観察する」、プレゼンシングは、「一歩下がって、内省する。内なる知(ノウイング)が現れるに任せる」、クリエイティングは、「素早く、即興的に行動に移す」となります。

このプロセスを文章としてまとめると、「先入観を排し、ただひたすら観察し続けることを通して、行動の基点を源(ソース)に転換していきます。そして、自分自身を通して、出現しようとしている未来(=知っているもの)を迎え入れ、それを具現化、実体化しいく」というプロセスです。

(1)センシング(Sensing)
 「ひたすら見る」-世界と一体になる

(2)プレゼンシング(Presensing)
 「後ろに下がって内省する」-内なる知が浮かび上がるようにする

(3)リアライジング(Realizing)
 「流れるように自然に素早く動く」

Uプロセスには、大きくは以下の3段階があります。

■Uを下る:自分の境界線の外側の世界とつながる

■Uの谷:自分の内側から現れる世界(源)とつながる

■Uを上る:新たなものを世界にもたらす

 これだけではやや抽象的ですので、もう一段具体化したものが以下の7つのステップになります。

U理論の3つのプロセスを詳細化した7つのステップ

その3つのプロセスを更に、詳細化し、下記の7つのステップとして提示しています。

 1、ダウンローディング(Downloading):過去の経験によって培われた枠組みを再現する

 2、観る(Seeing):判断を保留し、現実を新鮮な眼で観る

 3、感じ取る(Sensing):場から感じ取る

 4、プレゼンシング(Presensing):源(ソース)につながる

 5、結晶化(Crystalyzing):ビジョンや意図を明確化する

 6、プロトタイピング(Prototyping):実行、実験によって未来を探索する

 7、実践(Performing):新しいやり方、仕組み、習慣として実体化する

これは、一流と呼ばれる人たちに行ったインタビューから生まれた考え方で、変革を起こすとき、心の変化は次の7ステップを通過するといいます。
1、ダウンローディング:バイアスなど過去・思い込みにとらわれてしまっている状態。
2、シーイング:ハッとして事実にだけ目を向けている状態。受動的。
3、センシング:客観的視点で事象をとらえ、何らかの感情を感じている状態。
4、プレゼンシング:閃きがうかぶ瞬間。
5、クリスタライジング:閃きが考えとしてまとまっていく状態。
6、プロトタイピング:考えをうまく実行できるように何度も反芻し、思考になじませるとき。
7、パフォーミング:実践を行う。
1のダウンローディングが普段の状態で、4が意識の最下層、7でまた平常に戻るというUの形をとるためにU理論と呼ばれます。この7ステップに従えば変わることができるそうです。

1. ダウンローディング(過去の経験によって培われた枠組みを再現する)
2. シーイング(観る=判断を保留し、現実を新鮮な目で観る)
3. センシング(感じ取る=場から感じ取る)
4. プレゼンシング(ソースにつながる)
5. クリスタライジング(結晶化=ビジョンや意図を明確化する)
6. プロトタイピング(実行、実験によって未来を探索する)
7.パフォーミング(実践=新しいやり方、仕組み、習慣として実体化する)です。
さらに、ステップ1から4に対応する意識のレイヤーが、レベル1から4まであります。

補足

――U理論のエッセンスとは何なのでしょう。

中土井: 私は「手放す」(letting go)と「迎え入れる」(letting come)の2つの概念だと思います。つまり「アインデンティティーたる古い自己」を手放し「新しい大いなる自己」を迎え入れることで、「これだ!」という直観を生み出す素地をつくるという考え方です。

動画解説

口コミ情報

私はこれまで大きな改革や変化を起こすプロジェクトや取り組みに数多く参加してきたが、そこで気づいたことがある。経験豊富なリーダーはU理論の深いレベルを経験的に理解しているが、組織や機関、大規模なシステムは一番目か二番目のレベルに強く留まって先に進めない。P74 #theoryu

1





このまとめに参加する