1. まとめトップ
  2. エンタメ・カルチャー

秘密の花園かいばらの森か・・・女子校が舞台の小説まとめ!

閉鎖された空間で、少女たちは何を思う。(太陽が死んだ夜、鹿乃江さんの左手、倒立する塔の殺人、青年のための読書クラブ、放課後、絡新婦の理、ヘビイチゴ・サナトリウム)

更新日: 2017年10月01日

sryamaさん

  • このまとめをはてなブックマークに追加
125 お気に入り 14752 view
お気に入り追加

●『太陽が死んだ夜』 月原 渉

第2次大戦中ニュージーランドの捕虜収容所と、全寮制の女子校で相次いで起きた密室殺人。41年後、同じ女子校で再び残虐な少女連続殺人が……。

いまさらながら、月原渉『太陽が死んだ夜』読了。第20回鮎川哲也賞受賞作。こ、これ、すげえ傑作じゃん。ぼくは投票しなかったけど、発売中の本ミスベスト10で1位を争うべき作品だと思う。

鮎川賞の『太陽が死んだ夜』読んでいるけど、面白い。ニュージーランドの全寮制女子校が舞台で、41年前の2つの密室に、現在の密室が加わって、この後どうなるんだろう…。アケチコゴロウも出てくるんだけど。日本人留学生が解決するんだろうか。

月原渉「太陽が死んだ夜」読了。第二次大戦中にニュージーランドの捕虜収容所と全寮制の女子校で起きた腹切り密室殺人。そして、その四十一年後に再び同じ女子校で過去の事件に見立てた連続殺人が発生する。――本作はその粗筋からも分かる通りその筋の人間には堪らない要素がテンコ盛りの作品である。

●『鹿乃江さんの左手』 青谷真未

「この学校には魔女が棲んでいて、どんな願いごとも一つだけ叶えてくれる」という噂。絵空事と思っていた生徒の前に、ある日魔女を名乗る女性が現れて……。

青谷真未さん『鹿乃江さんの左手』読んだ。ずっと読みたかったのよ。女子校が舞台の、憧れや羨望、思慕がかなりぐろぐろ渦巻いてるのに、ものすごく鮮やかな色彩で描かれている作品。同性に憧れた思い出があるとものすごく掘り返され抉られるよ!いい意味でね!ミステリーとしても面白いよ

「鹿乃江さんの左手」って本いいよ。女子校の淡い想いが短編で三つ。

鹿乃江さんの左手 を読了。 うむ、よかった。謎が謎じゃないところや、魔女の存在とかすっきりしない感じが逆によい。 ……三つ目の話の前半はリアルに心をえぐられたけどね……

●『倒立する塔の殺人』 皆川 博子

戦時中のミッションスクールでは、少女たちの間で小説の回し書きが流行していた。蔓薔薇模様の囲みの中に『倒立する塔の殺人』とタイトルだけ記されたその美しいノート。

『倒立する塔の殺人』読みました。女子校特有の空気というものには私も覚えがありますが、この時代の若い人々は今よりずっと成熟していて、思春期特有のそれも洗練されていたのだろうと思います。音楽室のピアノ。花で満たした棺。ロマン(´ω`*)ミステリ的にも大変おもしろかったです。

倒立する塔の殺人は戦時中のミッション系女学校が舞台の百合 普通の人間の抱える闇が行動に結びついていく感じが素敵

久しぶりに『倒立する塔の殺人』読みたくなった。皆川博子さんの。戦時中の女子校の話で10代女子特有のなんとなく百合っぽい雰囲気とあんな時代なのにそこはかとなく感じる上級層な雰囲気とが不思議な味わいのミステリーだった。皆川さんの作品は上品で好き。

●『青年のための読書クラブ』 桜庭一樹

東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。校内の異端者だけが集う「読書クラブ」には、長きにわたって語り継がれる秘密の〈クラブ誌〉があった。

桜庭一樹さん『青年のための読書クラブ』読了です。名門女子校が舞台の乙女と読書の100年史、と書きますと可憐な乙女たちの美しい物語のような感じがしますが、そこは桜庭さん。この学園の正史には残らない暗躍が、影の部の目線で語られています。それにしてもこの読書クラブ、私も是非入りたいです

桜庭さんの「青年のための読書クラブ」読了。女だらけの世界で男の子っぽい女の子を王子様に見立てて陶酔するのって女子校あるあるだよね。

K助ほり『放課後』…東野圭吾さんのデビュー作。飽きずに一気に読めた。舞台は全く縁遠い女子校、予想もつかない密室のトリック。主人公がどこか冷めた人間で、嫌いな人間や人のする不快な仕草が細かく描かれてたのが生っぽくて良かった。『怖くなかったのか、人を殺すのは?』決意の台詞。

●『放課後』 東野圭吾

校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を2人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将――犯人候補は続々登場する。

東野圭吾さんの"放課後"を読んだ。 いつもながら小説の世界に引きずり込まれた感がある。 女子校で起こる殺人事件、見えない犯人像と動機。そこから第二の殺人事件が起こる。意外な犯人とその動機。

東野圭吾『放課後』面白くて一気読みした。女子高生ってほんと面白いと思うんだ(※まだ大学生だけど)。展開のどきどきハラハラはもちろんだけど、オチも面白い。決して速度のある作品ではないけど、着実に前に進む作品。

人気作家でも処女作が一番面白い説は実は俺も思ってて、東野圭吾の一番面白いのは「放課後」だと思ってるし、恩田陸も「六番目の小夜子」だと思ってる。

1 2





sryamaさん

漫画や小説、映画など「エンタメ・カルチャー」をメインにまとめています。