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いまからできる!休日の運動習慣でガンを予防♪

「体力アップやダイエットにいいのは分かるけれど、本当にがんにも効果があるの?」と思われる人もいるかもしれません。今回は、運動することによるがんの発生しやすさを減らす効果があるか、またマイナスの効果がないかについて、欧米の大規模なデータをもとに検討がなされました。

更新日: 2016年06月23日

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この記事は私がまとめました

TORUKKbさん

◇ がんの予防には運動が必要!

国立がん研究センターが「がん予防のための5つの健康習慣」を提唱しています。
それは「禁煙」「節酒」「食生活の見直し」「適正体重の維持」、そしてあと1つが「適度な運動」です。

この5つの健康習慣を実践した場合、何もしない人と比較すると、がんの発症リスクが男性では57%に、女性では63%に低下するとされています。また女性の場合、60歳以上では44%にまで低下することも判明しています

特に大腸がんは日本人に急増していますし、すい臓がんは「がんの王様」と呼ばれるほど悪性度の高いがんですので、予防できるならぜひ予防したいところ

◇ がんの予防にはとにかく動くことが大切!

◇ 休暇の身体活動が多い人が”リスクを減らせた”ガン

食道腺がん(食道がんの一部)・肝臓がん・肺がん・腎臓がん・胃噴門部がん(胃がんの一部)・子宮内膜がん(子宮体がん)・骨髄性白血病・骨髄腫・結腸がん(大腸がんの一部)・頭頚部がん・直腸がん(大腸がんの一部)・膀胱がん・乳がん

余暇の身体活動レベルが低いことに比べて、高いことは13種類のがんのリスク低下と関連した:食道腺がん(ハザード比0.58)、肝臓がん(0.73)、肺がん(0.74)、腎臓がん(0.77)、胃噴門部がん(0.78)、子宮内膜がん(0.79)、骨髄性白血病(0.80)、骨髄腫(0.83)、結腸がん(0.84)、頭頚部がん(0.85)、直腸がん(0.87)、膀胱がん(0.87)、乳がん(0.90)。

とくに予防効果が高いのは、男性では大腸(結腸)がん、肝がん、膵がん、女性では胃がんです。

女性の場合(40~69歳が対象)、余暇運動(仕事時間以外のスポーツや運動)への参加回数が多い人ほど、乳がんの発症リスクが低いことも報告されています。

◇ 休暇の身体活動の多い人に”多かった”ガン

悪性黒色腫

余暇の身体活動は悪性黒色腫(ハザード比1.27)のより高いリスクと関連した。

ここで使われたデータは欧米のものなので、日光に敏感な白人に多いとされる悪性黒色腫の傾向が日本人にも当てはまるとは限りません。

◇ なぜ運動ががんを予防できるのか?

肥満とがんには深い関わりがあります。適度な運動は肥満の解消につながりますから、がん予防に効果があると考えられます。

がん予防の適正なBMI値は、男性(21~27)、女性(19~25)です。

ただし、BMIが25程度でも、糖尿病や心疾患の発症リスクは高くなるので、その点にも注意しながら、がん予防の健康習慣にチャレンジしましょう!

適度な運動をすると、身体の抗酸化能力が高まり、活性酸素の害を減らしてくれる

がんの大きな原因となる活性酸素。私たちが普段、呼吸から取り入れている酸素の約2%が変化したもので、細胞のDNAを傷つける強い酸化作用を持っています。

適度な運動は、NK細胞を活性化し、免疫力をよりアップさせてくれることが分かっています。

私たちの体では、毎日5,000個程度のがん細胞が生まれているといわれますが、それががんにならないのは、NK細胞をはじめとする免疫システムのおかげです。

◇ どの程度の運動をしたら良いの?

18歳から64歳の人の身体活動について、“歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分行うこと”、それに加え、“息がはずみ、汗をかく程度の運動を毎週60分程度行うこと”を推奨

65歳以上の高齢者については、“強度を問わず、身体活動を毎日40分行うこと”を推奨

◇ あなたはどうしますか?

健康のために運動が良いのは分かっているけど、なかなか始められない、始める理由がないと思っている方も多いかもしれません。

男性と女性、仕事をしている人としていない人、家事のある人とない人などによって日頃の身体活動の種類は異なることが多いのですが、自身の生活の中で可能な方法により、よく動く時間を増やしていくことが、がんの予防につながると考えられます。

将来の病気の予防のために、運動をはじめてみてはいかがでしょうか?

この記事は「Association of Leisure-Time Physical Activity With Risk of 26 Types of Cancer in 1.44 Million Adults. JAMA Intern Med. 2016 Jun 1.」を参照文献としております。

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