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オーストリア大統領選、異例の「やり直し」に

オーストリアで5月に実施した大統領選に不正があったとされ、やり直しが決定しました。ドイツの隣国であるここでも反移民、反EUの気風が広がっています。今回の大統領選での対立などを含めた報道をまとめてみます。

更新日: 2016年07月02日

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sunpenguinさん

憲法裁判所の判決により、大統領選決選投票がやり直されます

オーストリア憲法裁判所は1日、リベラル系候補が極右・自由党候補を破った5月の大統領選決選投票の開票時に不正があったとして、決選投票のやり直しを命じた。

今回の争点は欧州に問題を巻き起こしている移民への対応

2015年は大量の難民がやって来ていた

同国では昨年、人口850万人の1%強にあたる9万人が難民申請を行いました。EU域内では、スウェーデンに次いで突出した受入数です。

自由党側が反移民・反EUです

自由党のホーファー候補(45)は中東などからの難民入国規制を主張。加盟国による難民の分担受け入れを決めたEUの政策とは相いれない。

ホーファー氏は選挙戦で「オーストリアが第一」のスローガンを掲げ、「国民と国の伝統、治安を移民から守る」「欧州連合(EU)の指示を受けるのではなく、主体的な行動が必要だ」と強調。

二大政党は第1回投票を勝てずじまい

第1回投票により、1945年以降のオーストリアで初めて、ウェルナー・ファイマン(Werner Faymann)首相の社民党(SPOe)や、その連立相手の中道右派・国民党(OeVP)の後ろ盾を受けない大統領が誕生する見込みとなった。
 国民党のアンドレアス・コール(Andreas Khol)候補は11%で同列4位となり、社民党のルドルフ・フンドストルファー(Rudolf Hundstorfer)候補と並んだ。

オーストリアの大統領選で左派・右派ともに中道政党の候補が予備選で敗退するのは、第2次世界大戦以来初めて。

ファイマン首相は大統領選の与党惨敗を受け、5月に辞任しています

ファイマン首相は9日、辞任を表明した。4月の大統領選第1回投票で首相が率いる中道左派・社会民主党の候補が敗れ、ファイマン氏に対する責任論が強まっていた。

後任はオーストリア鉄道のケルン前社長

社会民主党が推す国営オーストリア鉄道のクリスティアン・ケルン前社長(50)が17日、新首相に就任した。

オーストリアは二大政党(社民党と国民党)の大連立政権です。

オーストリアは現政権も二大政党による大連立だが、改革意欲に乏しいと批判されてきた。

中道左派の社民党と2008年以来の連立相手である中道右派の国民党(OeVP)が、第2次世界大戦(World War II)以後の同国の政治を支配してきたが、両党は近年、支持を失いつつある。
 2013年に行われた直近の総選挙では、両党で辛うじて議席の過半数を維持したが、世論調査によると2018年に予定されている次の選挙では過半数獲得に苦労するだろうという結果が出ている。

ちなみに、オーストリアの政治的権限は基本、首相にあります

オーストリア大統領に政治的な実権はあまりないが、与党の承認なしで議会下院を解散し総選挙の実施を宣言できる。

4月の第1回投票では、自由党のホーファー候補がトップでした

4月に行なわれた大統領選挙第1戦ではホーフェル候補の獲得票率は35%、ヴァン・デル・ベルン候補は21%だった。

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