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アメーバ経営 ~経営哲学を実現

社員1人ひとりが主役となり、自主的に経営に参加する「全員参加経営」を実現できる。

更新日: 2016年07月08日

mamekotoさん

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アメーバ経営とは

アメーバ経営とは、稲盛和夫京セラ名誉会長が京セラを経営していく中で、自らの経営哲学を実現していくために創りだした経営手法です。

企業の人員を6~7人の小集団(アメーバ)に組織する。アメーバごとに「時間当たり採算=(売り上げ-経費)÷労働時間」を算出し、時間当たり採算の最大化を図る。時間当たり採算の目標値を月次、年次で策定。労働時間短縮や売り上げ増加策を実行に移して目標達成を目指す。

アメーバ経営の3つの特徴は以下の通りです。

1.非常に小さな組織で独立採算(役割・責任の明確化)
2.収支決算は「時間当り採算」
3.タイムリーで正確な経営情報

アメーバ経営はリーダー育成を中核的な目的として、経営実践の場としての「アメーバ組織」、簡易管理会計システムである「時間当たり採算」、判断基準となる「京セラフィロソフィ」を有機的に結合させた経営技法である。京セラの関連会社を通じて外販されており、300社を超える企業が導入している。

 アメーバ経営の最大の特徴は、企業組織を“アメーバ”と呼ばれる独立採算の小集団に分けることにある。アメーバは数名から50名程度――平均すると10名ぐらいのチームとして構成される。京セラの場合、組織構造として事業本部-事業部-部-課-係-班の階層を持つが、そのどれもがアメーバになり得る。

アメーバ経営の哲学

「アメーバ経営」に欠かすことが3つの考え方になる。

■会社組織を「アメーバ」と呼ばれる小集団組織に分ける
■徹底した部門別採算制度をとり、社員一人ひとりが採算を考えて経営に参加する「全員参加経営」
■細分化し採算管理を徹底することで環境の変化にも即対応できる

稲盛和夫は、アメーバ経営について著書で次のように述べています。

・「アメーバ経営」とは、確固たる経営哲学と精緻な部門別採算管理をベースとした経営手法である。
・企業を長期的に発展させるには、正しい「経営哲学」を全社員と共有することが必要である。
・「アメーバ」と呼ばれる小集団に分け、社内からリーダーを選び、その経営を任せることで経営者意識を育成することができる。
・「アメーバ経営」では、各リーダーが中心となって計画を立て、全員の知恵と努力により目標を達成していくことで、社員1人ひとりが主役となり、自主的に経営に参加する「全員参加経営」を実現できる。

事例

いま、この「病院版アメーバ経営」が注目を浴びている。

アメーバ経営は、主に中小の製造業や上場企業などが導入する経営手法だが、数年前からは医療機関にも「稲盛信者」が登場し始めた。30施設以上がすでに導入済みという。甲賀病院長の冨永芳徳が経緯を語る。

動画解説

口コミ情報

アメーバ経営とは、社員一人一人が自分のアメーバの目標を十分に把握し、それぞれの持場・立場でその目標を達成するために懸命な努力を重ね、その中で自己実現ができることをめざした、全員参加の経営システムなのである。 j.mp/1gujIQ7

「上司に言われたからやる」という考え方では本当にやりがいを持って、積極的な仕事をできるとは思えない。主体的にやれる環境を。例、アメーバ経営。採算が毎月発表される。努力の成果が実績としてすぐわかる。どうすれば向上するか、自らの持ち場や立場で考えるようになり、やりがいをもって取組める

アメーバ経営の製造部門では、標準原価方式のように原価のみを追求するのではなく、自らの創意工夫により製品の付加価値を生み出すことに主眼が置かれている。(稲盛和夫)

自らのアメーバを守り、発展させることが前提だが、同時に、会社全体のことを優先するという利他の心を持たなければアメーバ経営を成功させることはできないのである。(稲盛和夫)

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