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マイケルや福山雅治とも共演。最強打楽器集団「オロドゥン」が凄い

スルド(バスドラム)を天に掲げ、誇り高く打ち鳴らす音楽集団オロドゥン(Olodum)。ブラジルが抱える貧困、薬物、犯罪、人種差別といった社会問題に対し、音楽を通じてメッセージを送り続けています。かつてマイケル・ジャクソンやポール・サイモンとも共演、さらには福山雅治との共演も話題になっています。

更新日: 2016年07月22日

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世界にその名を轟かす文化団体、オロドゥンとは?

楽器を天高く掲げ、サルヴァドール市街を練り歩くオロドゥン(Olodum)のメンバーたち。

オロドゥン(Olodum)とはブラジルのバイーア州にある国際的認知を得ているアフリカ系ブラジル人の文化団体

主にカーニバル中心に活躍し、音楽、舞踊、演劇そして芸術を通して、アフリカの文化、伝統等を受け継ぎ伝えるものとして1979年に発足された。

オロドゥンは、黒人としての誇りを主軸におき、音楽などを通して様々な文化的活動を行っています。

オロドゥンと言う名の由来は、ヨルバ語で『神位』を指す言葉、Olodumarから取ったものだ。

1979年に設立して以降、その目的を、人種差別と戦い、自尊心を持ちアフリカ系ブラジル人であることを誇りに思うことを奨励し、そして社会から孤立したすべての人たちの市民権のために戦うことに置いている。

サルヴァドール市街で演奏するオロドゥン。

カーニバルのリハーサル風景。100人以上で叩き出す圧巻のリズム!

Olodum(オロドゥン)の活動については、「貧困や麻薬などの問題を抱えるブラジルでは音楽が社会活動に 結びついてるケースが多い。ただ楽しむだけでなく、社会全体のために、未来を作る仕事でもある」と説明した。

「サンバヘギ(サンバ・レゲエ)」を生み出したグループ

オロドゥンのシンボルマーク。

マイケル・ジャクソンがオロドゥンと共演したMVでこのロゴの入ったTシャツを着ていたことで注目され、世界的に知られるようになった。

オロドゥンは、サンバ・レゲエで知られる音楽スタイルを確立し、また毎年のカーニバルに積極的に参加していることで広く評価されている。

オロドゥンは、サンバヘギ(Samba Reggae)というジャンルを生み出したグループとしても知られています。

サンバヘギとは、バイーアの著名なグループ・オロドゥンがバイーア伝統のサンバ(イレ=アイェで知られる)とバイーアでも親しまれているレゲエを組み合わせたことから産まれたと言われる音楽だ。

1980年代中頃、打楽器隊長による、アフロ-カリビアン・リズムとブラジルのサンバのリズムを混合する実験を行った。

オロドゥンの設立者であり初代打楽器隊長(メストリ)、ネギーニョ・ド・サンバ(Neguinho do Samba)。
彼の生み出したサンバヘギは、その後のブラジルの音楽に大きな影響を与えました。

彼はスルドという低音の太鼓を、4つの絡み合うパートに分割した。そして甲高いヘピーキを追加リズムとしてその上に重ねたのだ。その結果が、新しいスタイル、サンバ・ヘギ(訳注:サンバ・レゲエのこと)となり、あっという間にバイーアのカーニバルを席巻した。

サンバヘギって、こんな感じ。
スルドの人、目立ちすぎw

マイケルやポール・サイモンらとも共演

オロドゥンはかつてポール・サイモンと共演したり、マイケル・ジャクソンがサルヴァドールの中心地でオロドゥンの人たちとビデオクリップを撮ったりしてます。

オロドゥンを全面的にフィーチュアした、マイケル・ジャクソンの名曲「They Don't Care About Us」ブラジルバージョン。
マイケルはこの楽曲で人種差別、環境破壊、紛争、暴力、中傷、抑圧、犯罪など人間の負の面を直接的に批判し、怒りに近い感情に満ちた強いメッセージを放ち物議を醸した。

1996年2月10日(土)、マイケルはペロウリーニョ・スクエアで新しいビデオの撮影をしました。
この場所は昔、ブラジルがポルトガルに属していた頃にコーヒー栽培のため何千人ものアフリカ人を売買した場所なのです。

カラフルな街並みで知られるサルヴァドールのペロウリーニョ広場。
オロドゥンが活動拠点とするこの場所で、マイケル・ジャクソン「They Don't Care About Us」のビデオ撮影が行われました。

メディアの音楽ビデオへの関心により、オロドゥンは世界140ヶ国にさらされ、彼らは世界的な名声を得てブラジルで威信を高めた。

ビデオの初めにブラジルの少年が、「Michael, eles nao ligam pra gente」と言うがそれは「Michael, they don't care about us」という意味だ。

リオデジャネイロ五輪を控えた今も、ブラジルには貧困、薬物、犯罪、権力の腐敗、人種差別といった問題が遍在しています。
マイケル・ジャクソンとオロドゥンはそうした問題を音楽に乗せ、世界に訴えかけました。

元サイモン&ガーファンクル、ポール・サイモンとの共演。
この「Obvious Child」も収録されている1990年のアルバム『Rhythm of the Saints』は、ブラジルのリズムと、アメリカのフォーク/ロックミュージックとの融合を図った傑作。

南アフリカの音楽の探求のあとで、ポール・サイモンが挑戦したのは、ブラジルの打楽器群、西アフリカの音とアメリカのポップ感覚を融合させたサウンド。

サイモン&ガーファンクルを解散しソロになったポール・サイモンはアフリカ音楽に傾倒。
1986年の『Graceland』が大ヒットし、その後1990年にオロドゥンをはじめとするブラジルの現地ミュージシャンらと『Rhythm of the Saints』を制作し、自身の音楽性を広げました。

ブラジル国内でも、オロドゥンやイレ・アイェの存在がバイーア以外で知られるようになったのは'80年代後半ぐらいからで、その頃にいち早く目を付けたポール・サイモンはさすがではあります。

そしてついに、福山雅治との共演も実現

7月23日放送のNHK「SONGS」では、福山雅治がオロドゥンと共演。

今月23日(土)の 【SONGS】後半で 福山雅治氏が かの地を訪れ、なんとOLODUMとセッションするシーンがあるそう。

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