1. まとめトップ

2歳世代最初の重賞 函館2歳ステークス レース情報

2歳世代最初の重賞なだけに比較材料となる対戦が少なく、函館以外の競馬場で勝ち上がった馬や、経験豊富な道営所属馬、ダート勝ち馬の参戦もあって、難解な一戦です。

更新日: 2019年07月16日

1 お気に入り 15328 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

egawomsieteさん

今年は北海道から3頭の登録

レッドヴェイパー(牝2、栗東・安田隆行厩舎)は競争除外となった影響も何のその、仕切り直しとなった新馬戦を好時計で優勝。デビュー前から調教で速い時計を出せており、実戦でもしっかり走れた。重賞のここも期待を持てるだろう。

 タイセイビジョン(牡2、栗東・西村真幸厩舎)の新馬戦は阪神芝1400m。ノーステッキで後続を突き放し、最後は2着に0.4秒差をつける完勝だった。まだまだ気性面の課題はあるが、能力は高くここでも好走を期待したい。鞍上はC.ルメール騎手。

その他、新馬戦・未勝利戦といずれも1分9秒台で走っているケープコッド(牝2、美浦・高柳瑞樹厩舎)、新馬戦を逃げ切ったスマートカーリー(牝2、栗東・須貝尚介厩舎)、門別で圧勝続きのカレンブラックヒル産駒・アザワク(牝2、北海道・角川秀樹厩舎)、半姉に同レース勝ち馬のブランボヌールがいるビアンフェ(牡2、栗東・中竹和也厩舎)などもタイトル奪取を狙う。発走は15時25分。

・世代初の重賞ウイナーとなるのはどの馬か/レースの見どころ

ナンヨーイザヨイ(牡2、栗東・松永幹夫厩舎)は新馬戦をレコードと0秒2差の1分9秒4で快勝。3・4着馬も既に勝ち上がっており、開幕週ということを考慮しても強い内容だったと言っていいだろう。ここも勝って、父エイシンフラッシュに初の重賞タイトルを届けられるか。

アスターペガサス(牡2、栗東・中竹和也厩舎)は新馬戦を2.1/2馬身差でV。母アールヒートライトニングはダート7ハロンのGI勝ち馬で、その母譲りのスピードをここでも生かしたい。鞍上は新馬戦に続き小崎綾也騎手。JRA通算100勝に続き、重賞初制覇も達成できるか注目したい。

 その他、近親に活躍馬多数のスズカカナロア(牡2、栗東・橋田満厩舎)、連闘で臨むパドトロワ産駒ジゴロ(牡2、栗東・鮫島一歩厩舎)、福島ダートで圧勝してきたホールドユアハンド(牡2、美浦・田中博康厩舎)、新種牡馬ジャスタウェイの産駒ラブミーファイン(牝2、栗東・田所秀孝厩舎)なども重賞初制覇を狙う。発走は15時25分。

■カシアス2歳“1番星”浜中は函館重賞初V

終わってみれば、堂々1番人気に応える快勝劇。空前の混戦といわれた函館2歳Sを浜中が完璧騎乗で射止めた。内枠の先行馬を行かせ、5番手外の絶好位。ラチ沿いで懸命に粘るウインジェルベーラを図ったように頭差で差し切った。

 JRA重賞40勝の浜中は函館重賞初V。函館に本格的に滞在して2年目の結実に「あまり意識してなかったけど、うれしいですね。函館は食べ物もおいしいので」と笑顔がはじけた。

 シミュレート通りの“差し”だった。鞍上は「マイルまで持つ馬。行かせば行けるけど、逃げる競馬はしたくなった」と戦略を説明した。逃げて頭差で差された新馬戦(2着)の惜敗を糧に、続く未勝利戦はズバッと差した。「前2頭は楽なペースだな…と思ったけど、しっかりと捉えたあたりが能力。どんな競馬もできる。奥のある馬」と称賛の言葉を並べた。

父キンシャサノキセキが函館スプリントS(08年)を制した思い出舞台で、孝行息子も世代最初のJRA重賞ウイナーに。清水久師は「結果的に枠(11番)も良かったかな。最後は2着馬もしぶとかったけど、よくつかまえた」と称えた。未勝利戦V馬の制覇は02年アタゴタイショウ以来、15年ぶり。新馬勝ち組より1戦多いキャリアをプラスに転化させた。指揮官は「追い日の時は前走と同じぐらいの体重と思っていたけど、結果的に8キロ増。張りも出てグンと良くなっていた。重賞を勝つまでは考えてなかったけど(5月に)栗東にいる時から“夏向き”と思っていた」と函館2歳Sを念頭に置き、即戦力として函館に送り込んだ。

 キタサンブラックでもおなじみのトレーナーが新たに送り出したG1候補生。同師は「2000〜2400メートルとは言わないけど…。折り合えるので1600メートルまではこなせると思う。これで賞金も加算できたので…。朝日杯FSや来春のNHKマイルCを目指したい」と“マイル王”を目指して鍛え抜く。来週から地元の小倉に参戦する浜中は「世代最初の重賞を勝ててうれしい。先々が楽しみ」と輝かしい未来を約束していた。

過去10年の傾向から

☆人気 1番人気は3勝、2〜4番人気が6勝。残り1勝も6番人気と極端な穴狙いは無謀か。

 ☆脚質 JRAの芝レースを4角5番手以内から勝った馬は【9・10・9・78】と善戦。逆に未経験だった馬は【1・0・1・39】と大苦戦。先行経験は大きい。

 ☆馬体重 480キロ未満の馬が【10・9・10・94】、480キロ以上は【0・1・0・23】と明暗くっきり。大型馬は割り引きたい。

 ☆出走数 キャリア1戦馬が【9・3・9・65】で2戦以上の馬は【1・7・1・52】。新馬V直後の馬を狙いたい。

 結論 ◎ベイビーキャズ ○アリア ▲ナンヨープランタン

■友道厩舎千二重賞初参戦…即戦力デルマキセキ

写真判定の新馬戦を制したデルマキセキが、さらなる上昇をアピールだ。Wコースで5F69秒5〜1F12秒7(強め)。しっかり折り合いを付け、ハイドロフォイル(4歳500万)を3馬身追走し、最後は内からグイッと1馬身先着。騎乗した藤岡康は「新馬の時より反応がいい。我慢できて、思ったほどテンションも上がっていない」と目を細めた。見守った友道師も「いい動き。体に多少余裕があるけど、カイバをしっかり食べていること自体は凄くいいこと。このひと追いで仕上がる」と合格点。

友道厩舎といえば、昨年のダービー馬マカヒキ、09年皐月賞馬アンライバルドが代表格。クラシックを念頭に置き、1600〜2000メートルの重厚な新馬戦から使い出すのが常道。延べ294頭目のJRA重賞挑戦(重賞通算31勝)で古馬を含めて1200メートル重賞を使うのが今回初めて!!02年の厩舎開業以来、函館新馬戦を勝ったのもキセキが初めてだ。早熟&スプリント型が活躍する函館とは縁が薄かった。なぜ、キセキは函館?「まずオーナー(浅沼廣幸氏)が北海道在住。うちの厩舎が短距離重賞(1200メートル以下)を使うのは確かに初めて」と指揮官。さらに血統を考慮。

かつて同厩舎に在籍した同じスキャットダディ産駒のマディディは2歳時に2勝。「早熟で短距離型でキセキも似たタイプかも。栗東にいる時から動きも良く、函館に連れて来る前から新馬を勝ったら2歳Sと思っていた」と即戦力評価。5月中旬に栗東坂路に早々と入れて、函館王者を目指した。

新馬戦は4頭横一線の写真判定を勝ち抜いた根性が売り。藤岡康は「今夏の函館開催は時計でも抜けた馬はいない。接戦をものにした根性が生きれば」と力を込めた。トレーナーは「スピードというより、先々はダート型。雨でも降って時計がかかれば歓迎」と週末の悪天候もプラスと分析している。適性を意識し、勝利にこだわった函館参戦。函館2歳S史上、屈指の大混戦を再び根性で突破するか。

■持ち時計No・1のカシアス、叩いて反応良化

カシアスは2戦目の未勝利戦を快勝した。3番手追走から鋭く伸び、2着に3馬身半差の楽勝。1分9秒4は、函館2歳S登録馬の1200メートルの持ち時計No・1だ。

 吉田助手は「初戦(新馬戦2着)もいいスピードを見せたが、2戦目は間を割るいい勝ち方。体つきも反応も良くなっていた。中間も順調にきているし、レースを2回経験しているのは強みだと思う」と期待していた。

■傑出馬不在の混戦…函館千二組が一歩リードか

6週間の夏の函館シリーズは早くも最終週。JRA2歳重賞第1弾「第49回函館2歳S」がメイン。

 今夏も傑出馬不在で混戦。同舞台の函館芝1200メートルを好内容で勝ったアリア、ナンヨープランタンがリード。2戦目で時計を詰めたカシアス、ダートで勝ち上がったモルトアレグロも大物感があり、芝克服ならV争い。福島で勝ったジェッシージェニー、パッセも加わり、推理は難解を極めそうだ。

■レヴァンテライオンが2歳最初の重賞制覇

7月24日の函館11Rで行われた第48回函館2歳S(2歳オープン、GIII、芝1200メートル、16頭立て、1着賞金=3100万円)は、三浦皇成騎手騎乗の2番人気レヴァンテライオン(牡、栗東・矢作芳人厩舎)が直線半ばで抜け出し、1番人気モンドキャンノの急追を半馬身差でしのいで快勝。世代最初の重賞を制した。タイム1分9秒2(良)は2歳コースレコードで、クリスマスが持っていた従来の記録を0秒1更新した。13番人気タイムトリップがさらに1馬身1/4離れた3着。

レヴァンテライオンは、父パイオニアオブザナイル、母ゴーストリーダークネス、母の父ゴーストザッパーという血統。米国産馬で、ライオンレースホース(株)の所有馬。通算成績は2戦2勝。函館2歳Sは、矢作芳人調教師は初勝利、三浦皇成騎手は2008年フィフスペトルに次いで2勝目。

■過去10年から傾向

過去10年の結果から傾向を探る(09年は札幌開催)。

 ☆人気 1番人気は3勝だが、4着以下も5回と信頼しにくい。11番人気の2着が2回あり、伏兵の台頭も警戒したい。

 ☆性別 牝馬は【7・6・5・52】で、牡・セン馬【3・4・5・64】をV数、勝率ともに大きく上回る。13、15年は牝馬が1~3着を独占。

 ☆前走 優勝馬10頭中9頭が、デビュー戦を勝った1戦1勝の馬。(残る1頭はホッカイドウ競馬から参戦の07年ハートオブクィーン)。また、全ての勝ち馬は前走で函館・札幌を走っていた。

 結論 ◎メローブリーズ ○ドゥモワゼル ▲モンドキャンノ

■新馬Vから連闘制覇 14年アクティブと状況酷似

新馬Vから連闘で2歳重賞を制した馬は、記録の残る86年以降で04年小倉2歳S優勝馬コスモヴァレンチ、13年京王杯2歳S優勝馬カラダレジェンド、14年函館2歳S優勝馬アクティブミノルの3頭。

 アクティブミノルは函館2歳Sと同じ舞台の函館芝1200メートルからの臨戦で、ポッドジーニーと同じ。マイネルエスパス(1番人気5着)、トウショウピスト(2番人気3着)、スルターナ(3番人気10着)と上位人気を占めた馬が、全て6月の開幕2週以内のデビューと間隔が空いていたのも、今年と状況が似ている。

■レヴァンテライオン タイトルへ万全“力出せる状態”

レヴァンテライオンは新馬戦で首差2着に下したエスケークラウンが次走であっさり未勝利勝ちと、ハイレベルなデビュー戦を制しての重賞挑戦。

 藤田助手は「緩い面を残している」としながらも「先週乗ったジョッキー(三浦)が“だいぶすっきりしてきた”と言っていた。ゲートが速くて、パワーもスピードもある。力は出せる状態」と、タイトル制覇へ意欲満々だ。

■バリンジャー ステイ似で“根性ありそう”

福島で新馬勝ちしてから函館2歳Sへ矛先を向けたバリンジャーが不気味な存在。先週の函館記念Vがステイゴールド産駒(マイネルミラノ)だったことから2週連続の話題も付いて回る。

 コンパクトな馬体も父似だ。河合助手は「結構ステイゴールドに似てる、と言われます。新馬戦は狭くなった4コーナーを割ってきましたからね。根性もありそう」と期待を寄せた

1 2