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16年ぶりに復活?暗号?謎に包まれた北朝鮮の「乱数放送」

かつて冷戦の時代、ひたすら意味不明な数字だけを読み上げるラジオ「乱数放送」が世界中に数多くあったことを知っていますか?実は日本の周辺でもいくつかの国が発信している放送が聞けたそうです。そして今月、北朝鮮がその乱数放送を復活させたというのです。

更新日: 2016年07月26日

looking_upさん

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スパイ向け放送の復活?

北朝鮮の対外向け国営ラジオ、平壌放送は19日までに、女性アナウンサーによる不可解な数字の読み上げを放送した。韓国や海外の工作員に指令を出すための乱数表用の暗号放送とみられる。同様の放送は2000年に中止されたが、再開した可能性がある。

再開したことを受け、韓国政府は「誠に遺憾である」との立場を明かした。

今回の放送は正規報道を終えた0時45分から57分まで続いた。女性アナウンサーは「今から27号探査隊員のための遠隔教育大学数学復習課題を知らせる」と予告した後、数字を読んでいった。「459ページ35番、913ページ55番、135ページ86番…」。あらかじめ約束した特定冊子のページと文字の位置を意味するという。これを組み合わせて指令内容を把握するということだ。

北朝鮮は過去にこの暗号放送を通じて韓国や日本など国外にいる工作員やその支援者らと連絡を取っていた経緯があり、日本でも暗号を解読する乱数表などが各地で見つかっています。このうち、1977年9月に石川県の海岸で行方不明になった久米裕さんの拉致事件でも、関係者の部屋から乱数表や暗号表が見つかりました。

しかし、近年北朝鮮はインターネットを使って工作員とやり取りしていると言われており、今回の暗号放送は単なる「心理戦」の一環だとの指摘もある。

かつてAMラジオで放送されていたもの。現在は放送されていない。今回再開された放送はおおむねこんな雰囲気。

乱数放送は大きく三つに分けられるとしながら、「一つ目は実際にスパイに指令を出すもの。二つ目は韓国の情報当局を混乱させるために虚偽の内容を放送するもの。三つ目はスパイの定期訓練のために放送するもの」と説明。その上で、「北が乱数放送を再開したのは、韓国に対する工作活動を再開したというメッセージを韓国当局に送ることで、南北間の緊張を高める狙いがあるとみられる」と指摘した。

こちらも現在放送されていない。

最近、北朝鮮は工作員に指令を出す際、「ステガノグラフィー(Stegano Graphy)」方式を使うとされる。
これは秘密のメッセージを映像やオーディオファイルにひそかに隠して伝える方法だ。
乱数放送はセキュリティー上のリスクがあるため、韓国にいるスパイに対しては使われなくなったとされる。

もはやスパイ映画。

そもそも乱数放送って何?

その昔、冷戦時代に「ナンバー・ステーション」と呼ばれていた乱数放送。モールス信号の場合もあれば、音声(局によれば日本語)での数字の読み上げの場合もあった。当時は諜報活動の最前線を垣間見たような気がして鳥肌が立った。 twitter.com/yumihariduki/s…

かつてソ連が出していたとされる乱数放送。現在は放送されていない。

乱数放送とは、数字、(アルファベット通話表を使った)文字、あるいは単語等の羅列を組み合わせた乱数(ワンタイムパッド)を用いて作成した暗号により、特定の相手に対して情報を伝達しようとする発信源不詳のラジオ放送のこと。

これは有名なロシアの「UVB-76」という放送。1973年から続いているとされる老舗。

ソビエト連邦、英国、キューバ、東ドイツなどが、それぞれの乱数放送を行っていました。その利点は、通信を解読されたりエージェントを特定されたりすることなく、エージェントと連絡を取れること。

東ドイツのものとされる乱数放送。東ドイツも消滅したため、もちろん現在は放送されていない。

冷戦時代には数多くの放送が確認され、現在もその多くが残っています。ラジオなどの無線通信を管理する政府機関に問い合わせても、納得できる答えは得られないでしょう。多くの政府は乱数放送の存在を認めておらず、公式な関与を否定しています。しかし、実際には乱数放送を通じて各国に潜伏する自国のスパイに向けて非公式に情報を送っていると考えられています。

アジアでは韓国、北朝鮮、中国、台湾、ベトナムなどの放送が確認されており、イスラエルのモサドやCIAの電波も確認されている。(実体が把握できないのですべて想定ということらしい)

イギリスが運営しているとされ、現在も放送されている「リンカーンシャー・ポーチャー」。

なお、乱数放送はその放送の特徴により、しばしばファンによってあだ名を与えられる。例えば、最もよく知られた乱数放送のひとつ「リンカーンシャー・ポーチャー」は、MI6によって運営されていると考えられており、放送開始直後と、放送の最後にその名前のフォークソングを演奏する。「マグネティック・フィールド」も同様、放送の開始直後と最後に、フランスの電子ミュージシャン、ジャン・ミシェル・ジャールの音楽を演奏する。「アテンシオン」は、送信の始めにスペイン語のフレーズ「¡Atención! ¡Atención!」を付ける。

各国の乱数放送で流れていた音楽(BGM?)。こうして聞くとなかなか不気味。
そして北朝鮮に限らず世界中で作られていたことがわかる。

各国でも謎めいた放送は多数あるが、スパイ用や軍事用に何らかの放送をしている事を認めた国はないのである。

ネットで受信すれば必ずどこかにアクセス記録が残る。しかしラジオの受信なら何も記録が残らない。誰がどこで聴いているかもわからない。さらに音声の乱数放送なら特別な器械も必要なくメッセージを受領できる。新高山登れみたいなもの。

アーティストたちの素材にも・・・

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