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【独立運動なのかテロなのか】新疆ウイグル問題の経緯を簡単にまとめてみた

イスラム原理主義運動を背景に中国のウイグル自治区でくすぶり続ける独立運動について簡単にまとめてみました。

更新日: 2016年08月03日

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中国西部の新疆(しんきょう)ウイグル自治区では、漢族の人口増加、経済格差、差別などを背景とする独立運動が頻発しており、中国政府は中央アジアのイスラム原理主義運動が同自治区に波及することを強く警戒している。

中国西部・新疆ウイグル自治区ウルムチ市の鉄道駅を警備する警察官

新疆ウイグル自治区では、1990年代以来深刻な暴動が多発し、中国政府はこれらをテロ行為とみなし、その後もウイグル族の独立運動を全国的に捜索し、逮捕している。

新疆ウイグル自治区

2001年9月11日のアメリカにおける同時多発テロ以降、新疆ウイグル自治区でも取り締まりが強化され、2002年8月、アメリカも新疆ウイグル自治区ないで活動するテログループを公式に認識している。

2008年春以降、北京五輪を標的にしたと思われる独立運動が活発化し、五輪開幕直前にはカシュガルで国境警備の武装警察が襲撃された。

北京五輪の聖火リレー。警備チームと警察によって非常線が張られている。

2009年7月、広東省で起きたウイグル人殴打事件に反発して、ウルムチなどでウイグル族による大規模な暴動が発生し多数の死傷者が出た。

2013年10月28日には天安門前で車が突っ込み炎上、5人が死亡し多数が負傷する事件が発生、その後ウイグル族とみられる8人が逮捕され、その他多数が拘束された。

2013年11月6日、今度は山西省党委員会前で爆破事件が発生し、多くの死傷者が出た。この事件の容疑者は逮捕、死刑となったが、これとウイグル族との関係は不明である。

2014年3月、雲南省の省都、昆明駅で30人以上が死亡し140人以上が重軽傷を負う無差別殺傷事件が発生、その場で犯人の4人が射殺、別の4人も逮捕され、同年9月に3人に死刑、1人に無期懲役が言い渡されたが、いずれもウイグル族とみられる。

さらに2014年4月30日、ウルムチ駅で爆破事件が発生し3人が死亡、80人近くが重軽傷を負った。5月22日にもウルムチ市内で爆破事件が発生、死者39人、重軽傷者も90人を超えた。9月21日にも同自治区内で爆破事件があり、多数の死傷者が出た。

また2014年9月23日、ウルムチ市中級人民法院はウイグル族学者のイリハム・トフティに対し無期懲役の判決を言い渡した。

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