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話題沸騰 ラップバトルとは何か

高校生ラップ選手権や、フリースタイルダンジョンで話題騒然のラップバトル(MCバトル)!急にはやり出したものの会場が何で盛り上がっているかわからない、ライミングだのフローだの言われてもよくわからないという初心者向けの解説です。

更新日: 2016年08月03日

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そもそもMCバトルとは?

MCバトルとはわかりやすく言えばラップを使った口喧嘩です。
DJがかけるトラック(音楽)に合わせ、交互にラップをしていくことのみが基本的なルールです。
発祥はアメリカでその歴史は30年以上です。2002年に上映されたアメリカの有名ラッパー、エミネムが主演した8Mileを見ていただくとヒップホップカルチャーにおけるMCバトルの雰囲気が感じ取れるかと思います。

ルールは?勝ち負けは何で決めるの?

MCバトルの勝敗に明確なルールはありません。
基本はアーティスト同士で行うカルチャーの一種なので観た人間によって評価が分かれることも多くあります。
では勝敗はどうやって決めるのか?これは2バージョンあって、審査員がいる場合と会場にいるオーディエンスによって決定される場合があります。オーディンエンスによって決める場合には司会がどちらがよかったか会場に声を求め、声が大きかった方が勝ちです。
高校生ラップ選手権やフリースタイルダンジョンは前者のスタイルですね。

有名MCバトルのひとつ戦極MC BATTALEはオーディエンスの声によって決まります。

勝敗のポイントは?

勝敗のポイントはいくつかありますが代表的な物をご紹介します。

フロウ
フロウとは歌いまわしのことです。つまり音楽としていかにカッコいいか、独創性があるかという部分です。ラップだと下手をするとただ喋っているだけでも出来てしまいますが、HIPHOPはあくまで音楽です。

ライム
ライムとは韻のことです。ラップの基本ルールは韻を踏むことです。韻を踏まずに喋ること、歌うことは基本的にはラップとは認められません。長文で韻を踏む、独創的な韻を踏むとオーディエンスからは感嘆と評価を受けることが出来ます。

即興性
どれだけ独創的な歌いまわし、長文での押韻をしても家でじっくり考えてきたものであれば、MCバトルでは評価されません。単にカッコいいラップを聴きたいのであれば作品を聴いた方が良いわけですから。その場その場に適応したラップをするからこそバトルが盛り上がり評価されるわけです。

それでは下の動画で具体的に見ていきましょう。

名勝負と名高いフリースタイルダンジョンのR指定 vs DOTAMA戦

まずはライミングから。
その前に基本的なこととして韻を踏むというのは語尾3音以上で母音が一致する言葉を並べることです。例えば「さいふ」の母音は「あいう」なので「あいつ」、「テレビ」の母音は「ええい」なので「エレキ」などで韻を踏めるわけです。

これを前提にR指定の1バース目(1番目)

”お前が俺に負けるのも毎年の恒例行事
恒例行事だが驚天動地のスキルで当然勝利頂くのは当然こっちわかるか?”

これを母音に直すと以下になります。かなり長い文字数で韻を踏んでいることがわかると思います。

恒例行事(母音:おうえいおうい)
驚天動地(母音:おうえんおうい)
当然勝利(母音:おうえんおうい)
当然こっち(母音:おうえんおい)


続いて即興性ですが、こちらはDOTAMAの1バース目をみるとR指定に即興性がないことを指摘していることがわかります。ちなみに事前に考えてきたフレーズは「ネタ」と言われてMCバトルではディスの対象になります。

DOTAMA1バース目
”はいはい 紅白 除夜の鐘 ネタくさいネタくさい 
年末に放送されるのが分かってて言ってるこの人”

続いてR指定の2バース目ではDOTAMAの1バース目にしっかりと即興で返答しているのがわかります。

R指定2バース目
"おいおいおいおい 年末に放送されへん これ年始に放送されるんや
お前の方がテレビ側の事気にして汚いやり方ばっかやりやがってあほんだら"

基本的な勝敗のポイントは上に書いた通りですが、気のきいた引用をしたり、オーディエンスに声をかけたり、歌い出したり、審査員やオーディエンスをあっと言わせ引き込んでしまえばそのMCの勝ちです。

MCバトルのスタイルは様々です。

延長戦の1バース目でちゃんみなが歌い出し会場が湧きます。

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