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■「ドラゴンヘッド」とは?

『ドラゴンヘッド』は、望月峯太郎による日本の漫画作品。また、それを原作とした2003年の実写映画を指す。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて連載された。単行本は全10巻。

1997年、第21回講談社漫画賞一般部門受賞。累計発行部数650万部を記録。

講談社漫画賞も受賞した作品。
累計650万部も売れたという。

■あらすじ

修学旅行の帰途、突如発生した大地震により、主人公青木輝(テル)らの乗車していた新幹線は浜松付近のトンネルで脱線事故を起こしてしまう。出入り口は崩壊し、外界と完全に遮断されたトンネル内で、3人の生存者、テル、アコ、ノブオは救助の可能性に望みをかけて絶望的な状況を生きのびる術を模索する。死と表裏一体の極限状態に追い込まれた少年達の苦悩とそれに伴う狂気と暴力、災害で荒廃した世界を背景に人間の本質と「究極の恐怖」を描く。

■主な登場人物

主人公の中学生。地震発生時は生活指導の教員に叱られ、不貞腐れながらウォークマンを聞いていた。北東側に火柱が上がっているのを確認した直後に地震が発生し意識を失うが、一命を取り留める。その後アコやノブオに出会い、閉じ込められたトンネル内で生活する術や換気口を探索し、脱出口を発見したが、余震によりトンネルが崩れかけたため、発狂したノブオを置いてアコとともに脱出に成功するも外は一面荒廃していた。そこでテルはアコとともに東京へ向かうことを決意する。

テルと同級生の女子。地震発生時は熟睡していた。交通事故により両親を失っており、親戚に引き取られている模様。テルが換気口を捜索している間に寝ていた彼女は、ノブオによって体中に模様を描かれるなど悲惨な扱いを受けるが、テルとともに何とかトンネルから脱出する。ナルコレプシーと思われる描写がある。

テルと同級生の男子。元々いじめられていたせいか、挙動不審な所がある。地震発生時はトイレにいたため難を逃れる。出入り口が塞がれ、暗闇に覆われたトンネル内で次第に狂い始め、自分の体に化粧道具で模様を描き、生活指導の教員の遺体を祭り上げ、熟睡したアコに対して同じように模様を描くなど、奇怪な行動を取るようになる。そして自らを神格化し、その様子を見て憤慨したテルにも襲い掛かり負傷させる。テルやアコらとともに逃げようとするがトンネルの崩壊に巻き込まれ、その後は生死不明である。

出典p.twpl.jp

伊豆半島の病院にいた、頭に手術痕のある男。うまく喋ることはできないが、アコに対して「りゅうず(竜頭)」と発するなど、この物語の重大なヒントを教える。

陸上自衛隊中部方面隊所属の隊員。刹那的で世の中を斜めに見ている。地震発生後、所属部隊とともにヘリで富士方面へ向かっていたが、静岡付近で仁村の搭乗したヘリだけ離脱。廃墟に降り、そこでテルを発見。退屈な状況に飽きた仁村は狩りと称し、山崎とともにテルに襲い掛かり、テルを負傷させる。その後、突如発生した火災旋風に巻き込まれた。

地震当時、伊東市にいた中年女性。職業は国語の教師。津波から逃れ、内陸部にある自宅跡で息子の遺体などを捜索していた。元々は医師の娘であり、病状や治療法などについて詳しい。

作者の描きたかった「究極の恐怖」ですが、作者の描く恐怖はとても哲学的な恐怖です。
そもそも恐怖とは何か?その源は?存在意義は?人間が作り出した想像の産物が恐怖であるのならば、果たして恐怖を感じなくなった人間は人間と言えるのか?
暗闇という媒体を使って、作者は恐怖の正体を実に上手く表現しています。

修学旅行の新幹線に取り残されたテル、アコ、ノブオの3人。
極限状態の中で次第に狂っていくノブオに振り回されていく。

「恐怖」というものを徹底的に突き詰めたカタルシスなき世界。
そこから導き出される真に迫った人間の思考。
これは謎が解決されない分、しっかり描かれています。

こういったサバイバル・パニック作品はよくあるシチュエーションなんだろうけど、ただ単にハラハラドキドキさせるだけじゃなくて、深いテーマが主題となっているところが特徴的。

ドラゴンヘッドの話題が出るたびに言ってるけどあれは謎解きサバイバル漫画じゃない
究極の恐怖とは何かを探る物語

アコという女の子も最初はただパニックになっているだけだったけど、段々と精神的にも強くなっていく心理描写も上手く描かれています。

望月峰太郎は元々人間の精神的な部分をクローズアップした作品を描く作家だし ドラゴンヘッド以前には座敷女というホラー漫画も描いている事を考えると ドラゴンヘッドが恐怖を探る物語だとしても不思議じゃない

二人が徐々に、ちょっといい雰囲気になったりするけど、恋愛漫画ではないのでそこら辺はあまり描かれてはいない。
暗闇に潜む本当の恐怖とは?人間の根源的な存在意義を問う意欲作である。

災害の要因も、大地震・富士山の噴火に始まり龍脈の乱れみたいなオカルトまで 雑多としてつかみどころの無い情報をあえてちりばめていたように思える
そうする事でわざと的を絞らせないようにしたのではないかと
正体が分かってしまうと恐怖は薄れてしまう
だから災害という現象だけを克明に描写して原因をぼやかした

こういうボディーペインティングしちゃうという発想がスゴイ!
これがトラウマになったという人もいるみたい(笑)

リアルタイムで読んでた当時は俺もサバイバルモノとして捉えてたし 実際そういう興味の惹き方をしていたように思う
でもラストがあまりにも唐突で不思議な終わり方をしたからきっと何か意味があるんだろうなと思ったんだわ

それぞれの捉え方によって、解釈が違うという謎を意図的に残しているような気がします。

自然災害の脅威と、恐怖に押し潰された人間の狂気、
この2つの恐ろしさが身を震わせる迫力で描かれていて
恐怖という感情を呼び起こしてくれるパワーを感じます。

地震?火山爆発?核戦争?テロ?
恐怖心を失った人達の存在とは?
多くの謎を残しながら、不可思議なラストへと突き進んでいく、、、

恐怖の本質、究極の恐怖が人間の想像力にあると言うのはいい
ただ漫画という媒体においてあれほど紆余曲折を経た末の結論というか 主題に持ってくるにはあまりにインパクトが弱い

最後は真っ黒なページで終わったんだよな
あれは本当に素晴らしい
作者すげえと思った

あの真っ黒なページが最初の暗闇に恐怖した描写に繋がるんだよね
ラストの暗闇の向こうに読者が何を想像するのかっていう終わり方だと思う

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