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ベネッセ進研ゼミの苦境!デジタル時代で紙媒体が流行らず会員流出

ベネッセは、上場以来初の営業赤字に陥りました。営業赤字に陥った事で2014年社長に就任していた原田氏が退任する事になりました。主力である進研ゼミがITとの競争によって不振に陥っています。

更新日: 2016年08月17日

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misukiruさん

◆ベネッセの業績悪化

ベネッセホールディングス(HD)が1日発表した2016年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比2%減の1056億円、営業損益が7億1800万円の赤字

新しい学期が始まる4月時点の会員数。2016年4月は243万人と前年同期と比べて1割ほど減少し、足元の業績悪化を招いた。

会員流出はいまだ止まっていない。4~6月の累計会員数も前年同期に比べて11%減少してしまった。

◆中国における事業が好調

国内教育事業が苦戦する一方で、中国で児童向け通信講座「楽智小天地」(こどもちゃれんじ)などを展開する海外事業が急激に拡大している。

楽智小天地の会員数は直近で100万人を超え、日本のこどもちゃれんじの会員数74万人を上回っている。日本とは異なり、ダイレクトメールではなくショップを拠点に新規会員を獲得

◆良く分からない投資案件

有価証券報告書に、小規模ではあるが理由がよくわからない投資案件が散見されるようになり、その都度説明を求めたが、クリアにはならなかった。

◆投資家が見限るベネッセ

創業家、社長、副社長という、「福」から始まる3名のキーパーソンの指導力・ガバナンス体制・先見性等が、投資対象としての基準に達していないという結論に至った。

ホールディングス体制の問題点はグループの傘下の事業会社に権限委譲をしてしまうことで、経営のグリップが効かなくなってくることにある。

ホールディングス側としても、権限委譲して一方面を任せた人物の報告を全面的に信じるしかないというバイアスがかかる。

◆広告のDMに費用をかけて・・・

36億円――。ベネッセが発表した4~6月期のDM(ダイレクトメール)の費用だ。前年同期は24億円だったのに、1.5倍の金額に膨らんだ。

いわば、ベネッセにとっては、手慣れた顧客開拓の手段といえる半面、効果が薄れてきた旧来手法。

手あかのついたマーケティング戦略に頼るようではいつまでたっても浮上のきっかけを見つけられない。

ベネッセは「通期ではDM費用を前期よりも減らす」としているが、来年4月に向けてDMに代わる会員獲得策をひねり出せるのか。

◆外部から呼んだ原田社長の失敗

ベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長は5月11日、2016年3月期の決算説明会で、6月25日付で退任することを決意した背景を説明。涙をこらえる場面もあった

2016年3月期の決算説明会の冒頭、原田氏は2017年3月期を含めて3期連続の減収減益になる見通しとなったことの責任を取り、「経営者としてケジメを付ける」と説明。

今期の業績見通しは、(新学期が始まった)4月末の進研ゼミの会員数で決まる。3期連続の減収減益が明白になり、トップとしてどう振る舞うべきかを熟考して決めた」と原田氏は説明

*辞め時だけは素晴らしいと言えます。

会員数が減少し続けているのは、原田氏が言うように個人情報漏洩事件の影響が大きい。だが、その一方で、原田氏が主導してきた改革の成果が十分に上がっていないからでもある。

◆ベネッセを原田社長が退任

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