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浄土真宗のお彼岸について お墓参りをする日じゃない?

浄土真宗のお彼岸の迎え方について。お彼岸といえばお墓参りや先祖供養を思い浮かべる方が多いと思いますが、浄土真宗では他宗派とは少し意味合いが違ってきます。お彼岸に用意するものや考え方について紹介します。もちろんお墓参りやお仏壇の掃除はするにこしたことはありません(笑)

更新日: 2018年03月21日

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日本独特の仏教行事お彼岸とは

インドにも中国にもなく、日本で始められた仏教行事の代表的なものに、春秋2回のお彼岸(ひがん)があります。

「お彼岸とは、いったいどんな日なの」こう聞かれると、正確には答えられないものです。お彼岸で思いうかべるのは、お墓参りぐらい、というのが現実なのかもしれません。

まずお彼岸っていつからいつまでのこと?

彼岸には春分の日の春彼岸と秋分の日の秋彼岸があり、それぞれを中日として、前後の3日を合わせた7日間これが「お彼岸」と呼ばれる期間となります。また、お彼岸の始まる日のこと を「彼岸入り・彼岸の入り」といい、お彼岸が終わる日のことを 「彼岸明け・彼岸の明け」といいます。

お彼岸の意味由来

ちょうど太陽が真西に沈む時期となり、お浄土が西の彼方にあるという西方浄土という考え方を元に先祖を祀る仏教行事になったとも考えられています。

「彼岸」とは季節を表す言葉ではなく、「お浄土」を表す仏教用語です。私たちの住む現実の世界「此岸」から、阿弥陀さまの極楽浄土「彼岸」へ到る道を尋ねていくことが本来の意味であります。

日本における資料としては「日本後紀」に、西暦806年の春分の日に経典を読ませたという記録があるのが最初です。以来、彼岸に仏教行事を行うようになってきました。

 真宗では蓮如上人が五十九歳の時、吉崎で彼岸会を勤められた時の「お文」(おふみ)が伝えられています。その「お文」では、春秋の彼岸は「暑からず寒からず、仏法修行のよき時節」だといわれています。

元来、昼夜の長短も等しく、暑くもなく寒くもない春秋の一番よい時期に、お坊さんが特に力を入れて修行をする期間のことで、後にそれが広がって、この時期には一般の方々も特に信仰を深める時期となりました。

そして、次第にご先祖様に感謝する日になり、現在のようにお供え物をしたりお墓参りをすようになりました。

浄土真宗のお彼岸は何をしたらいいのか

・お仏壇やお墓のお掃除をしましょう
・お仏壇に打敷を掛け阿弥陀さまに手を合わせ、心静かにお念仏しましょう
・お寺の彼岸会にお参りし仏様の話(法話)を聞きましょう
・お墓にお参りされたときは、追善供養という目的ではなく亡き方を偲ばせていただき、私達が還る場所である彼岸(お浄土)のことに思いをめぐらせましょう

この時期になるとテレビのニュースでも見られますように、お墓参りを最初に思い起こす人が多いのではないでしょうか。

浄土真宗では、親鸞聖人が、「お念仏をいただくことによってお浄土に到る」と示してくださっていますから、そのお念仏のお心(意味)を味わうことがとても大事なことですし、先に往生されたご先祖も、あとに残る私たちも等しく救ってくださる阿弥陀如来のお徳を讃えることも忘れてはなりません。

お彼岸には、ただ墓参りやお内仏のおかざりだけに終わらず、進んでお寺の法座に足を運び聞法に勤(いそ)しんでいただきたいものです

他の宗派と違うところ先祖供養やお墓参りがメインではないこと

お彼岸になると、本山〔西本願寺〕をはじめ全国のお寺で“彼岸会(ひがんえ)”が勤まります。

お墓参りも大切ですが、お寺のお彼岸法要に参拝し、お参りの方々と一緒に手を合わせお勤めをして、お念仏のお話、お浄土のお話、阿弥陀さまのお話を聞かせていただくことが大切なのです。

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