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小倉2歳ステークス レース情報

過去10年で1番人気は2勝、2着3回とやや苦戦傾向なのに対し、6番人気以下の伏兵が5連対とキャリアの浅いこの時期の2歳戦特有の難しさがあります。ただ前走小倉で勝っている馬が多いのがポイントでしょうか。

更新日: 2019年08月26日

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egawomsieteさん

リアルインパクト産駒ラウダシオンの重賞制覇なるか

ラウダシオン(牡2、栗東・斉藤崇史厩舎)の阪神芝1200mの新馬戦を危なげない競馬で完勝した。その後の調整も順調で、コース替わりのここでも期待は大きい。リアルインパクト産駒初の重賞制覇、そして鞍上武豊騎手の同一重賞3連覇なるか。

 カイルアコナ(牝2、栗東・高橋義忠厩舎)は新馬戦でスピードのあるところを見せ、4馬身差快勝。直線では余力を残しつつ後続を突き放しており、使った上積みも大きそうだ。引き続き川田将雅騎手とのコンビで無傷2連勝なるか注目。

その他、フェニックス賞を優勝したマイネルグリット(牡2、栗東・吉田直弘厩舎)、同2着のゼンノジャスタ(牡2、栗東・浅見秀一厩舎)、同3着のヒメサマ(牝2、栗東・梅田智之厩舎)、愛国産馬トリプルエース(牡2、栗東・斉藤崇史厩舎)、エピファネイア産駒ヒバリ(牝2、栗東・加用正厩舎)なども重賞初制覇を狙う。発走は15時35分。

■18年出走馬情報

シングルアップ(牡2、栗東・寺島良厩舎)は新馬戦(阪神)、フェニックス賞と無傷の2連勝を飾っている。新馬戦から一息入れたフェニックス賞は馬体重プラス14キロの余裕残しだったが、難なく逃げ切っており、距離・コースともに相性は良さそう。無傷3連勝で重賞制覇を決められるか。

 ファンタジスト(牡2、栗東・梅田智之厩舎)は中京の新馬戦をV。2~4着馬もその後に勝ち上がっており、レベルの高い一戦だったと言えるだろう。調教の動きも良く、ここでも上位争いが期待できそうだ。鞍上は引き続き武豊騎手。

その他、未勝利戦でフェニックス賞を上回るタイムをマークしたルチアーナミノル(牝2、栗東・本田優厩舎)、フェニックス賞2着のチュウワフライヤー(牝2、栗東・大久保龍志厩舎)、阪神の新馬戦を勝ったジャカランダシティ(牡2、栗東・牧浦充徳厩舎)、ジャスタウェイ産駒タムロドリーム(牝2、栗東・西園正都厩舎)なども重賞初制覇を狙う。発走は15時35分。

■過去10年の傾向から

☆人気 1番人気【3・3・2・2】、2番人気【4・1・1・4】、3番人気【1・0・1・8】と人気馬のVで決まっているが5〜10番人気も1勝、2着6回、3着3回。ヒモ荒れ狙いが賢明か。10番人気以下の連対は2回。

 ☆前走 連対馬20頭中14頭が新馬、未勝利V。1勝馬は全て小倉の新馬戦から。残り6頭はフェニックス賞、ひまわり賞、中京2歳Sからの転戦組。いずれも2着以内が条件。

 ☆性別 牝馬が【6・3・4・53】と出走数を考えればやや優秀。14年は馬券圏内を独占。

 結論 ◎モズスーパーフレア ○ペイシャルアス ▲アサクサゲンキ

■音無勢元気!スーパーフレア&ゲンキ&イイコトズクシ

音無勢3頭が意欲的だ。モズスーパーフレアに松若、アサクサゲンキに武豊が騎乗し坂路で併せ馬。両馬馬なりで4F51秒6の好時計。ラスト1Fも12秒9でピタリそろえて併入。音無師は「モズは時計が出すぎたが、ほぼ持ったまま。カイバも食べるし状態はいい。前走差し返した内容は根性ある。アサクサもビシビシやったわけじゃない。まだ左に張ったり幼い面はあるが、これも能力は高い」と甲乙付け難いジャッジ。もう1頭のイイコトズクシは坂路併走で4F52秒4。「もまれ弱い面があるから、外枠でも引ければ」と課題を挙げた。

■17年出走馬情報

6週間にわたる夏の小倉開催も、いよいよ最終週。そのラストウイークを飾るのは、第37回小倉2歳ステークス(9月3日、GIII、芝1200メートル)だ。昨年の優勝馬レーヌミノルは、ご存じの通り今年の桜花賞馬に輝いた。2001年以降、タムロチェリー(阪神JF)、メイショウボーラー(フェブラリーS)、アストンマーチャン(スプリンターズS)がこのレースを勝った後にGI馬へと出世したが、クラシック馬が登場したことで改めて注目される。

 ステップレースに位置付けられているフェニックス賞の勝ち馬ゴールドクイーンは不在。同2着のレグルドールも九州産限定のひまわり賞(1着)に回ったため、力量比較の難しい顔触れとなった。素質と体調がかみ合った馬にチャンスが訪れそうだ。

今回と同じ小倉芝1200メートルの経験馬が大半を占めるだけに、持ち時計は重要なファクターとなる。その点でいくとモズスーパーフレア(栗東・音無秀孝厩舎、牝)が一歩リードしている印象だ。スムーズな先行策から1分8秒5の好タイムでデビュー勝ち。米国産馬で、父スパイツタウンからは昨年の全日本2歳優駿勝ち馬でNHKマイルC2着のリエノテソーロが出ている。むきになって走るタイプでもなく、控えても競馬はできそう。無傷のV2を飾る可能性は十分にある。

 音無厩舎は3頭出しの布陣。3戦目で4馬身差の圧勝劇を演じたアサクサゲンキ(牡)も見逃せない。こちらも米国産馬で初戦はダートを使われたものの、逃げて4着に失速。芝に転じて2、1着と好結果を残した。タイム(1分8秒8)も評価できるもので、キャリア3戦の経験を生かすことができれば、僚馬を破ることも可能だろう。今回は武豊騎手とのコンビで臨む。もう一頭の音無勢はイイコトズクシ(牡)。フェニックス賞は後手に回って5着と敗れたが、スムーズに立ち回れれば巻き返しの余地はある。

今回のメンバーでフェニックス賞最先着だったのがアイアンクロー(栗東・斉藤崇史厩舎、牡)。初戦はスローペースを好位から進出して勝ち、前走は中団からじわじわと伸びた。この時期の2歳馬にしては、レースぶりに自在性がある点が強みだ。今回は浜中俊騎手に乗り替わるが、同レース4勝は歴代単独最多勝。自身の記録をさらに伸ばすことも大いに考えられる。

 新種牡馬ノヴェリスト産駒として注目されるのがヴァイザー(栗東・高橋亮厩舎、牡)だ。6月1週目の阪神で勝ち上がった後はひと息入っているが、ここに向けて乗り込みを消化。快速馬ジューヌエコールのいとこにあたり、スピードの絶対値はかなりのものがある。父に初タイトルをプレゼントするシーンもありそうだ。

注目度という点では、やはり関東馬フローラルシトラス(美浦・武井亮厩舎、牝)が最右翼だろう。鞍上、藤田菜七子騎手にはデビュー2年目での重賞初Vがかかっている。新馬戦は果敢に逃げて4着に終わったものの、千直に舞台を移した前走は3馬身差の楽勝。父キンシャサノキセキ譲りの非凡なスピードを発揮した。父の産駒は一昨年にシュウジ、サイモンゼーレがワンツーフィニッシュを決めており、舞台適性は十分。小倉への輸送後に小柄な馬体を維持できていれば、女性騎手として初のJRA平地重賞制覇という快挙も夢ではない。

 他では、勝ちタイム以上にレースぶりの余裕を感じさせたスーサンドン(栗東・岩元市三厩舎、牡)、典型的なスピード血統で完成度が高いシトリカ(栗東・牧浦充徳厩舎、牝)、新潟1400メートル戦の勝ち方が目を引いたルリハリ(美浦・萱野浩二厩舎、牝)などにも注意を払っておきたい。

■2着に6馬身差!レーヌミノルが快勝

9月4日の小倉11Rで行われた第36回小倉2歳S(2歳オープン、GIII、芝1200メートル、15頭立て、1着賞金=3100万円)は、浜中俊騎手騎乗の1番人気レーヌミノル(牝、栗東・本田優厩舎)が無傷の2連勝。タイムは1分8秒0(良)。押して押してハナを切ったナムラアイドルの直後につけたレーヌミノルは、4コーナーで早くも先頭。直線は馬場の荒れたインをパワフルに伸びて、後続を突き放した。

6馬身差の2着には中団追走から内めを伸びたダイイチターミナル(10番人気)、さらに半馬身遅れた3着に好位を進んだカシノマスト(4番人気)が入線した。

 2着馬との6馬身差は2003年の勝ち馬メイショウボーラーがつけた5馬身差を超える小倉2歳S史上最大着差となった。

 また、関東馬の連対(2着ダイイチターミナル=美浦・高市圭二厩舎)は1986年ハセベルテックス以来30年ぶり2回目。

レーヌミノルは、父ダイワメジャー、母ダイワエンジェル、母の父タイキシャトルという血統。北海道新ひだか町・フジワラファームの生産馬で、吉岡實氏の所有馬。通算成績は2戦2勝。初重賞制覇。本田優調教師は小倉2歳Sは初優勝。浜中俊騎手は2008年デグラーティア、2010年ブラウンワイルド、2011年エピセアロームに次いで小倉2歳Sは4勝目。

 ◆浜中俊騎手「強かったですね。スタートからゴールまでおりこうさんに走ってくれました。力があるのはわかっていましたし、力を信じて乗りました。早めに先頭に立ってしまったんですが、かわされることはないだろうと。将来性は十分。距離はマイルまでは持つと思いますし、GIも狙える馬です」

■過去10年の傾向から

☆人気 1番人気【2・3・2・3】、2番人気【4・1・1・4】、3番人気【2・0・1・7】と上位人気馬のVで決まっているが、5~9番人気も2着6回、3着3回。ヒモ荒れ狙いが賢明か。10番人気以下の連対は1回だけと狙いにくい。

 ☆前走 連対馬20頭中14頭が新馬、未勝利V。1勝馬は全て小倉の新馬戦から。残る6頭はフェニックス賞、ひまわり賞、中京2歳Sからの転戦組。いずれも2着以内が条件。

 ☆性別 牝馬が【6・4・4・56】と出走数を考えればやや優秀。14年は馬券圏内を独占。

 結論 ◎レーヌミノル ○クインズサリナ ▲ビーカーリー

■2頭出し西村厩舎 ビーカーリーは3連闘で重賞挑戦

2頭出しの西村厩舎はクインズサリナに負けじと先週は連闘策でビーカーリーが未勝利勝ち。直線、目の覚めるような末脚を繰り出して先に抜け出したグランドガールをギリギリ捉えた。

 3連闘で重賞に参戦。水曜まで厩舎周りの運動でほぐして木曜は角馬場で体を動かした。山田真助手は「変わりなく来ていますよ。カイバをよく食べるので先週と同じくらいの体で出られると思います」と状態の良さを伝えている。

■レーヌミノル悠々まとめ 本田師「力出せる状態」

小倉2歳Sの有力馬・レーヌミノルは開門してほどなく、CWコースに登場した。首をグッと下げ、ほどよく気合を乗せバックストレッチへ。馬なり単走で6F89秒6~1F12秒6。全体時計は平凡ながら、しまいはまとめた。

 本田師も「先週やっているし、今週は馬なりで十分。馬体重も一緒くらいで出せるんじゃないかな」と話した。長距離輸送を考慮すれば、仕上げはこれでOKだろう。

 前走小倉の新馬戦は3番手から鮮やかに抜け出し。残り1Fで仕掛けられると逃げた馬を楽々とパス。最後はスッと流していた。「レースの勝ちっぷりも良かったし期待通り。まだ2戦目だし分からない部分もあるけど、力を出せる状態にはあります」。

 このレースで良績を残す中3週というローテもベスト。中間もきっちりと乗り込まれている。小倉ラストサマーを制し、出世街道を突き進む。

■出走馬情報

クインズサリナ(栗東・西村真幸厩舎、牝)は6月12日の阪神芝1200メートル新馬戦、8月13日の小倉芝1200メートル・フェニックス賞と2連勝。前走は幼さも解消して、スキのないレースぶりを見せた。4キロ増の420キロと、小柄だけに少しでも体重が増えていた点には好感がもてる。中間は小倉に滞在。さらにパワーアップした姿で出走してくるはずだ。

鹿児島産の関東馬カシノマスト(美浦・蛯名利弘厩舎、牡)は、7月31日の九州産限定新馬戦を除外されたものの、同日に一般馬相手の新馬戦(芝1200メートル)に回って圧勝。続くフェニックス賞はクインズサリナの1馬身1/2差の2着だったが、8月27日の九州産限定戦ひまわり賞(芝1200メートル)を7馬身差で圧勝した。タイムも1分9秒1(良)と、開催5週目としては上々だ。ただ、420キロと牡馬としてはかなり小柄なだけに、連闘がどう出るか。小倉に滞在しているとはいえ、馬体のキープが大きなポイントになる。

メイソンジュニア(栗東・渡辺薫彦厩舎、牡)は8月14日の小倉芝1200メートル新馬戦を快勝。タイム1分10秒1(良)も開催半ばなら悪くなく、それ以上に勝ちっぷりに余裕があった点を評価したい。492キロの馬体も迫力があり、時計もまだまだ詰められるはずだ。管理する渡辺調教師には重賞初Vの期待がかかる。

レーヌミノル(栗東・本田優厩舎、牝)は8月7日の小倉芝1200メートル新馬戦をセンス十分のレースぶりで勝ち上がった。タイム1分9秒3(良)も上々。ここでも好勝負を見込んでいい。先週までに26勝をマークして関西リーディング5位と躍進著しい厩舎の勢いにも注目だ。

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