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長編アニメーション最新作「君の名は。」が、大ヒットスタートを飾った。8月26日に全国301スクリーンで封切られた同作は、27日までの2日間で観客動員約59万人、興行収入約7億7000万円(26日が約3億4800万円、27日が約4億2200万円)を記録。28日も全国で数字を伸ばしているそうで、配給の東宝は興収60億円を見込めると発表した。

しかし、意外に多いのが、この作品に対する酷評・・・

君の名は。期待外れやなー 結局何もわからずじまいだからモヤっと全開だ 予告編でちらっと見たけど、四月は君の嘘はとても期待してる!

ということで秘書と『君の名は。』観てきた。絵は綺麗だし、アニメーションは丁寧だし、ストーリーも面白い。でも、設定の詰めが甘くて矛盾とか突っ込みどころの多さとかが気になってしょうがない。ああいう話だし、そこは無理やりああするしかないのかもだけど。手放しで楽しめない嫌な大人です。

「君の名は」見たけど ズンドコベロンチョぐらい 意味わかんない

君の名は。見ました〜。綺麗な風景とピュアな恋愛模様で心が洗われたよ〜。ただ少し結末が雑だった!あと、お互いが惹かれあっていく様子がもう少し丁寧に描かれていたらもっと感情移入できたのになーって感じでした。

酷評に対する反論・・・

まず言っておくが、以下に当てはまるような人はこの映画を観るのには向いていない。

・新海誠が生理的に嫌いな人
・RADWIMPSが生理的に嫌いな人
・アニメに現実と同じ理屈を求める人(例えばガンダムを見て巨大人型ロボットは実用的ではないとか、ガルパンを見て女の子が無傷なのはおかしいとか言う人)
・ジブリと子ども向け以外のアニメはオタクのものだと信じ込んでいる人

以下、分かりにくい、省きすぎと言われた部分のストーリー解説

・いつ運命が変わったか。口噛み酒の効果。
→口噛み酒を飲んだ瞬間という人が多いみたいですが、私は紐が三葉に返された瞬間だと考えます。「かたわれどき」はこの世のものではないものと遭う時です。お互いが見えたのは片方(三葉)があの世のものだからです。そして突然見えなくなったのは死ぬ運命が変わり、三葉があの世のものではなくなり、単純に異なる時代のものになったからです。お互いこの世のもので同じ場にいるが、三年と数日の時間差があったから見えなかったのではないでしょうか。
三年前に電車の中で会い、三葉から瀧に紐を渡す~時間や生死を超えて瀧から三葉に紐が戻ってくる、この一連の紐の受け渡しが重要な儀式だったのではないでしょうか。
入れ替わりの相手が死んでから入れ替わりが起きなくなりますが、口噛み酒は相手側の時間を死ぬ前まで巻き戻して入れ替わりを可能にしたものだと思います。祖母はご神体にお供えする際、口噛み酒を三葉の大切な半分と言います。
半分→片割れ→かたわれどき

・なぜ父親は急に避難に協力したか。
→父親は三葉が時を超えた入れ替わりをしたことに気付きます。それは、過去に自分も同様の入れ替わりをしたことがあるためです。娘に掴みかかられたシーンで「お前は誰だ」と驚いていますが、こんなセリフは入れ替わりを体験したことのある人でないと言えません。祖母いわく宮水家は代々そういうことがあるそうですが、亡くなった母親の入れ替わりの相手はこの父親と推測します。妻が死んだとき父親が「救えなかった」と言っています。医者でもないのに病気で死んだ妻に対して救えなかったと言ったのは、主人公の二人同様、時を超えた入れ替わりの力を駆使し運命を変えようとしていたからです。

そして最後の村長室でのシーンで、真剣な顔の三葉のその向こうに妻や代々の宮水家が受け継いできたものを見て、妻と死別して以降拒絶してきた宮水家の神秘的な力を受け入れ、娘を信じて村人を避難させます。これには祖母一葉の存在も大きいです。映画の中で祖母と父は絶縁状態にありました。放送から村長選挙のお知らせが流れてくるだけで祖母はコンセントを抜いてしまうくらいです。なのに最後に村長室で二人が一緒にいるのはどういうことでしょう。最初三葉から彗星が落ちて皆死ぬと聞かされた時はすぐには信じなかった祖母も、ここ数日の孫の入れ替わりについてしばらく考え、絶縁状態にあったにもかかわらず、村長である三葉の父を説得しなければと動いたのではないでしょうか。

・父親が急に神職から政治家になった理由。
→上記の通り、宮水家の神秘的な力をして妻を救うことを試みたが、運命を変えることに失敗し最愛の人は死んだ。そのトラウマから、神秘的なものから決別し、その対極にある現実的で世俗的な政治の道へと進み、政治家として世の中を良くしようとした。

・なぜ瀧が入れ替わりの相手に選ばれたか。
→巫女の舞が終わった後、三葉は「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい」と絶叫します。神様はその言葉通りにしてくれました。該当者の中から瀧が選ばれたのはたまたまだと思います。

・宮水神社の伝承。
→巫女の舞は1200年前の隕石落下を後世に伝えるものです。三葉の舞が彗星本体、四葉の舞が分離し落下した破片を表現しています。

・髪を切った理由。
→会えばすぐに自分のことを気付いてくれると信じていた相手がなぜか自分のことを知らなかったから。失恋と少し近いと思います。

・瀧が大災害の被災地の地名を覚えていない。
→隕石災害では一瞬で数百人が蒸発し急に消滅しました。震災のように長々と報道が継続しなかったのかもしれません。
ところで新潟県中越地震で唯一最大震度7だった町を覚えていますか?
川口町です。

→奥寺先輩とのデートで行った写真展で、飛騨(ひだ)のとなりにあった山陸(さんりく)は、津波被害を受けた三陸地方の暗喩です。ご存知の通り映画の隕石災害自体が東日本大震災の暗喩です。
→タイトル『君の名は。』なわ→縄→紐
→祖母の紐に関する説明はまんま、この物語の根幹です。
→作中の特徴的な表現に扉の閉まる、開けるがあります。横に引いて開閉する扉のレール?部分に視点を置いて戸が閉まる描写や開く描写がありますが、その時々で開くのか閉まるのかは明確な法則があります。

・なぜいろいろ忘れるのか
ご都合と言われようとも、これは「夢の中で入れ替わる」という設定の勝利だ。「入れ替わっていた時の記憶は起きるとだんだん不鮮明になる」というのは、まさに夢から覚めたときに誰もが体験すること。目が覚めると同時に夢の内容は記憶から抜け落ちて、ただ何か夢を見ていたという感覚だけが残る。逆に夢の中では現実の理屈を忘れたりもする。入れ替わりの苦労も考慮すれば、曜日のズレや糸守の名前に気付かないこともありうるだろう。休日に間違って制服に着替えた瀧(三葉)は一応伏線か。
そもそも入れ替わり自体が彗星の被害を食い止めるために1200年前から続く巫女の力によるものと思われるので、SFではなくファンタジーとして楽しむのが吉。

・なぜ町民が避難できたか
割れた彗星とボロボロの姿で再び説得にきた三葉を見て悟った父親が(恐らく山火事として)避難を呼びかけたのだろう。防災訓練と報道された理由はてっしーと三葉が起こした爆発をうやむやにするためと考えるのが自然。発覚すれば確実に捕まるし彗星落下を予測できたことについて説明できないのだから、世間には訓練だと誤魔化すしかない。そして父親自身は愛した妻を通して宮水の巫女の不思議な力に薄々気付いていたように思える。

いつ、2人は好き同士になったのか?
→そもそも三葉は、実家が由緒正しき宮水家の長女+父親が町長ということもあり、(ついでに先代の母親が偉大過ぎた事もあり)、「きちんとしてなければいけない」という云わばホンネの言えない抑圧された環境下にありました。その中で都会に住むちょいイケメンの瀧と入れ替わる事になり、相手に憧れると同時に、本音を言うしかない状況にもなれば興味を持つのも納得です。
また、瀧の方にしても、入れ替わった三葉の体で受ける周囲からの真面目なイメージと、自分が知る東京で自由奔放に、それでいてガミガミと文句をぶつけてくる三葉とのギャップに気づきます。瀧でしか知ることの出来なかった三葉の本質を知ることで、彼女自身に興味を持つことになったのだと思います。そもそも女性に対して奥手な瀧が、初めて気心知れた仲になった女性だったのではないかと思います。

・2人がなぜ恋愛に至ったか
三葉に入れ替わった瀧は、三葉の陰口を叩くギャルたちにはっきり物を言っていたり、田舎は嫌だと嘆く三葉のためにカフェを作ってあげたり、一瞬しか映らないが三葉に残したメモの中で父親や巫女の仕事にコンプレックスを抱く彼女へあんなもの気にしてんなよと励ますような言葉があったりと、かなりイケメンな性格だとわかる。対して三葉は、普段は陰口を言われてもじっと我慢しているのに、瀧へのメモでは内面をさらけ出していたり、てっしーとさやちん、瀧と奥寺先輩をくっつけようとおせっかいをやいたりする。瀧はきっと三葉のそういうギャップが気になって放っておけなくなってしまったんだろうし、逆に三葉は自分にできないことをやってくれる瀧に惹かれたんじゃないかと思う。あくまで想像だが、あの短いダイジェストで2人の距離が縮まっていく様子はきちんと描かれている。

劇中、2人が名前を交換しようというシーン
まるで、世界がそれを阻止しようとしたかのように儚く逢瀬は終了しますが、三葉が瀧の手に書いた横線は「み」と書くには明らかに長いです。
もろちん「三」の可能性もありますが、そうではないことを示すシーンが序盤にあります。
彼女が書こうとしたこと、それは恐らく瀧が三葉に残した物と同じだと想います。
それは、彼らがお互いを”会えば絶対にわかる”と想ったこと以上に、その瞬間を絶対に迎えてみせると決意した瞬間なんだと思います。
だからこそ、瀧は2人をつなぐ組紐をここで渡すのです。
この組紐は2人の絆の象徴でもあり、瀧をここまで引っ張ってきた世界との戦いのバトンです。
ここでそれを渡すことで、瀧は三葉に三葉が生きるための戦いを渡します。
それは結局三葉でなくては生き残れないと痛感したからであり、何を捨ててでも生き残ってほしいという気持ちの表れなのです。
絶対に相手を生かすために自分がどうするかより、相手を信じて託す。

もうこの作品は、災害と戦った部分だけではなく、作品全体が2人と引き離そうとする世界との戦いの物語であるとわかっていただけたと思います。

これらについては原作小説やアナザーサイド小説で詳しく書かれており、つまり監督は意図的に説明描写を省略したということ。大御所脚本家の辻真先が本作について「構成の随所に閃く省略が鮮やか」とコメントするように、説明しすぎず観客の想像力と感覚に委ねていることはむしろ賞賛すべき点だ。背景や音楽は省略部分への理解を補助する役割を担っており、雰囲気で誤魔化しているわけではない。

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Lilymimiさん

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