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ヨガとは何か?

ヨガは、古代インド発祥の宗教的行法で、心身鍛錬によって「悟りを開く」ことを目的とします。自身をコントロールするためには、丹田に重心を落とし腹式呼吸する必要があり、ヨガのポーズは、どんな姿勢をしていても、丹田に重心を落とし、腹式呼吸ができるようになるための訓練として始まったものなのです。

更新日: 2017年08月04日

lletee127さん

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目次

ヨガとは何か?
ヨガの起源と歴史
ラージャ・ヨーガとハタ・ヨーガ
ヨガの語源
日本でのヨガの歴史

ヨガの経典・ヨーガ・スートラとは何か?
ヨーガ・スートラは8支則からなる

3、アーサナ(1):座法
座法:結跏趺坐(けっかふざ)と半跏趺坐(はんかふざ)

3、アーサナ(2):ポーズ(静的ポーズ)
① くつろぎのポーズ
② 猫のポーズ ← 神経の安息を促し、背・腹・腰・足の線を美しくひきしめる効果があります。
③ コブラのポーズ ← 美しいプロポーションを作るには、これが最適です。
④ ねじりのポーズ ← 神経痛・腰痛・背骨の痛み・便秘・食欲不振などに効果があります。
⑤ 魚のポーズ ← 喘息・気管支炎・風邪・便秘・太りすぎなどに効果があります。
⑥ 鋤(すき)のポーズ ← 背中と腰のぜい肉をとるので、美容効果満点です。
⑦ 弓のポーズ ← 不感症・不能を治療します。太りすぎ・生理不順・バストアップにも効きます。
⑧ 肩立ちのポーズ ← 肌のつやを良くして若さを保ち、性的能力を増進させます。
⑨ アーチのポーズ ← バストアップとヒップアップ。ウェストを引き締めます。
⑩ 頭立ちのポーズ ← いわゆる3点倒立。記憶力を増進させるので、学生には最適です。

3、アーサナ(3):矯正体操(動的ポーズ)
矯正体操とは
矯正体操の一例

4、プラーナーヤーマ(調息)

↓ ここからは心のコントロール!! 最終ページの5ページ目から
5、プラティヤーハーラ(制感)
6、ダーラナー(集中)
7、ディヤーナ(無心)
8、サマーディ(三昧:さんまい)

※役に立ちそうなサイトの紹介

ヨガとは何か?

ヨガは、古代インドに発祥した伝統的な宗教的行法で、心身を鍛錬によって制御し、精神を統一して「悟りを開く」ことを究極の目的とするものです。

本来のヨガはインドの諸宗教と深く結びついていて、バラモン教、ヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教の修行法でもあったのです。

では、「悟りを開く」とはどういう状態を意味するのでしょうか?

それは、常に自分が今なにをするべきかを‘知る’ことができ、そしてそれを‘行う’ことができる状態のことです。

‘知行合一’すなわち‘知る’‘行う’を両方できなければ駄目で、自分が今どうすることが正しい道に沿うことかを知っていても、それを行うことができなければ、意味がないということです。

悟りを開くためには、自分自身をコントロールできる能力を身につけなければいけないわけですが、そのためには‘姿勢’‘呼吸’‘食事’をコントロールする必要がある、と説かれています。

ヨガでは、自分の心をコントロールするためには、丹田(たんでん:へその少し下に位置する、体を動かすときの中心点のこと)に重心を落とし、腹式呼吸をする必要がある、と言っています。

アーサナと呼ばれるヨガのポーズは、どんな姿勢をしていても、丹田に重心を落とし、腹式呼吸ができるようになるための訓練として始まったものなのです。

それが後々になって、健康や美容に良い効果を及ぼすことがわかってきたのです。

ヨガの起源

ヨガの起源は確かではありませんが、おおよそ4000年~5000年前にインド、インダス文明で誕生したといわれております。

世界遺産に登録されているインダス文明最大級の都市遺跡「モヘンジョ・ダロ」には、陶器製の様々なポースをとる小さな像や坐法を組んで瞑想する神像やなどが発見されています。

その為、その頃からヨガのようなことが行われていたのではないかと推測されます。

ヨガの歴史

2世紀~4世紀ごろ、その実践方法がヨガの経典と言われる「ヨーガ・スートラ」としてまとめられ、解脱(げだつ)への実践方法として体系づけられました。

解脱とは、仏教の解釈では、煩悩による繋縛から解き放たれて、全ての執着を離れることで、迷いの苦悩の世界から抜け出し、悟りを開くことを意味します。

「ヨーガ・スートラ」の編纂者はパタンジャリとされますが、彼のことはよくわかっていません。

ラージャ・ヨーガ

この「「ヨーガ・スートラ」がまとめられた頃から、12世紀頃までが、古典ヨーガ(ラージャ・ヨーガ)の時代です。

ラージャ・ヨーガの特徴は、静的であるということ、心・精神に関わるものであるということ、瞑想(めいそう)に重点を置いているということです。

ラージャ・ヨーガでは、瞑想に重点を置いているため、行われるポーズは、結跏趺坐(けっかふざ)、半跏趺坐(はんかふざ)、安楽座(あんらくざ)、正座といった、さまざまな座法です。

ハタ・ヨーガ

12世紀~13世紀になって、ハタ・ヨーガと呼ばれるヨガが現れます。

ハタ・ヨーガの特徴は、動的であるということ、生理的・身体的な修養を軸とすること、多くの種類の体位(ポーズ)を行うことです。

‘アーサナ’という言葉はもともと、ラージャ・ヨーガの時代には結跏趺坐や安楽座といった、さまざまな座法を意味するものでしたが、ハタ・ヨーガの時代になると、現在の日本でもある程度知られている、さまざまな体位(ポーズ)を意味するものとなりました。

ラージャ・ヨーガとハタ・ヨーガ

現在、ヨガと呼ばれるものの多くは、人間の心理に重きを置く静的なラージャ・ヨーガの流れではありません。

今、世界的に流行しているヨガは、動的で、生理的・身体的な修養を軸とするハタ・ヨーガの流れを汲むものである、と言えます。

しかし現在でも、ヨガは大きく分けて‘ラージャ・ヨーガ’と‘ハタ・ヨーガ’の二つになる、という見方が主流です。

ラージャ・ヨーガでは、哲学的に真理を求める「知育」と宗教的に悟りを求める「徳育」を述べていて、ハタ・ヨーガでは、スポーツや武道のように「体育」について述べている、ということです。

ヨガの語源

ヨーガとは「軛(くびき)をつける」という意味のサンスクリット語(古代インド語)です。

軛とは、荷台を引く牛馬の頸の後ろにかける横木のこと。

「ヨーガ」には、その軛を装着する、つまり牛馬と荷台を結合する、結びつけるという意味があり、そこから転じて精神統一、心を一点に集中させるという意味があります。

何と何を「結びつける」のか?

ヨガの語源が意味する「結びつける」は何と何を結びつけることを言っているのか、については、いろいろな説があります。

心と体をバランスよく結びつけることを意味している、という説も有名です。

宇宙原理「ブラフマン」と個体原理「アートマン」を結びつけることを意味している、という説も有名です。

↑ 「タイッティリーヤ・ウパニシャッド」(ヨガという語が見出される最も古い書物)には、ブラフマンとアートマンの説明が述べられています。
ブラフマンとは、宇宙を支配する原理のことです。
ブラフマンは、外界に存在する全ての物と全ての活動の背後にあって、究極で不変の現実です。
ブラフマンは宇宙の源であり、全ての存在に浸透している、という見方をされています。

一方、アートマンとは、個体を支配する原理のことです。
アートマンは、私という一個人の中にある個体原理で、私をこのように生かしている「霊魂」であり、私をこのような私にしている「自我」、もしくは「人格」です。

この宇宙原理「ブラフマン」と個体原理「アートマン」が本質において同一であると、「タイッティリーヤ・ウパニシャッド」で述べられています。
梵(ぼん)すなわち「ブラフマン」と、我(が)すなわち「アートマン」が同一であることを瞑想の中でありありと直観し、永遠の至福に到達しようとするのが梵我一如(ぼんがいちにょ)の思想です。

もう一つの有力な説は、‘相反する二力’を結びつける、というものです。

ヨガでは、この世には‘両極の法則’というものがある、という見方をしています。

いわゆる中国の古代思想である‘陰陽’の思想を取り入れたものです。

自然法則というのは、相反する二力が協力しあっている姿であり、その一つがプラスの働きであり、他の一つがマイナスの働きである、という見方です。(マイナスの働き、といっても、ネガティブな意味は含みません。)

例えば、生産する力と消耗する力、建設する力と破壊する力とであり、興奮する力と抑制する力、などです。
このように、相反する二力が存在することで、バランスを保っています。

この相反する二力の両方に、バランス維持のために意識的に、かつ積極的に協力する行動こそがヨガである、という考え方です。

日本でのヨガの歴史

仏教の修行法としてのヨガ

ヨガがはじめて日本に伝わったのは平安時代の初期ですね。
大同元年(806年)頃と考えられており、空海が唐より瑜伽(ゆが)の知識を得て帰国したのです。
瑜伽(ゆが)とは、感覚器官が自らに結びつくことによって心を制御する精神集中法や、自己を絶対者に結びつけることによって瞑想的合一をはかる修行法のことですが、これがヨガであったわけです。

その後、瑜伽(ゆが)は真言宗や天台宗の修行法として発展しましたが、現在巷で流行している健康法としてのヨガとは、一線を画していると思います。

↑ 仏教の修行法としてのヨガは、ラージャ・ヨーガの流れをくんでいる、と言えますね。

近現代になって、日本人として初めてヨガの教えを説き始めたのは、1919年に天風会を創設し、心身統一法を広めた中村天風(なかむらてんぷう:1876年~1968年)という人物です。

中村天風氏は「yoga」を「ヨガ」と表現しています。

その後、1950年代以降、日本にヨガブームを起こしたのが沖正弘(おきまさひろ:1921年~1985年)という人物です。

沖正弘氏も「yoga」を「ヨガ」と表現しています。

1970年代以降、「ヨーガ」という言葉を広めたのが佐保田鶴治(さほだつるじ:1899年~1986年)という人物です。

佐保田氏は、サンスクリット語で書かれているヨガの原典を日本語訳しており、「yoga」は「ヨーガ」と発音するのが正しいと語っており、彼の文献では「ヨーガ」と記しています。

日本での「yoga」の呼び方は、学んだ流派や指導者によって、「ヨガ」「ヨーガ」と分かれている、ということも言えます。

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